カメラの設定の話
カメラの設定について、すごくこだわりがあるとか、知識があるとか、そういったことは実はありません。
撮りたいものや表現したいことで変わります。
このあたりを少しお話ししようと思います。
設定名などは僕が使っているCANON EOS R6をベースにしています。
※あくまでも自分の撮り方です。そして、勉強の余地はまだまだ無限にあります。
1.最初は、使いながら覚えた
カメラを買ったときオートで撮ったり、なんとなくよさそうな設定をよくわからないままいじっていました。
露出って何だ?f値って?焦点距離って?のように基本的なことを調べながら、あまり理解できずよくわからないまま使っているうちにだんだん分かってきた、という感覚でした。
夜景や星を撮るときの「基本的とされる設定」もありますが、そういうときはまずはその通りに試してみて、そこから自分の撮り方に合わせていきました。
結局、誰かに教わったりしたこともなく、撮りながら覚えていきました。
インターネットと経験が師匠です😊
今ではモードなどのあまり動かさない設定と、ホワイトバランスなどのようにその場で動かす設定があります。
ホワイトバランスや構図などを変えて何十枚も撮ったりします。
カメラ持って出かけよう!というときは、帰ってきて何百枚、1000枚を超えることもザラです。
(もう少し腕が良ければそんなに撮らなくてもいいのかもしれませんが、数打ちゃ当たる?当たらない?ということで)
2.基本的な設定
撮影モード等の基本的な設定については、最初のほうによくわからず使っていたときからの慣れもあると思うのですが、だいたいこんな感じです。
◆モード
Av 絞り優先
絞りやISOを設定したら自動的にシャッタースピードを決めてくれます。運動会や鳥はTvシャッター優先も使いますが、基本はAvです。
風景や構造物などの動かないものを撮ることが多いので、シャッタースピードよりも露出やISOのほうを大事にしたいです。
◆シャッター方式
メカシャッター
ピアノ発表会等は電子シャッター
メカシャッターは撮っていて撮った感じがして気持ちいいんです😆
ピアノ発表会はメカシャッターだとシャッター音が周りの録音マイクに乗ってしまいますが、その一方で運動会のような激しい動きがないので、音のしない電子シャッターが適しています。
◆フォーカス関係
親指AF
ワンショットAF
親指AFは、なんか玄人っぽいなと思って始めました🤣
でも実際に慣れてくると、ピントを保ったまま画角を動かす置きピンや、ピントを合わせたまま待つ(車が通り過ぎるとか、電車が来るとか)のがやりやすい気がしてます。
もう半押しには戻れません😊
ワンショットAFはピントを都度合わせる方式ですが、運動会や鳥を撮るときにはサーボAFを使うこともあります。
ピントを合わせたものが動いてもそれを追ってピントを合わせ続けてくれるので便利です。
でも、万が一他の被写体にピントが合ってしまったときのサーボAFは地獄です。撮り逃しちゃいけない徒競走、もう二度とうちの子にピントが合いません🤣
(もちろん、一度外して、頑張って合わせ直します)
◆記録画質
RAW+JPG(L)
RAWで撮るか、RAWを残すか残さないか色々な議論があるところですが、今までは全部RAWも保存しています。
JPGでもホワイトバランスやちょっとしたレベル補正くらいには全然耐えられるので、作り込まない(それこそ自分の子供の運動会とか)はJPGだけでもいいかな、と思っています。
ちなみに、EOS R6ではJPGはだいたい3〜6MB、RAW(CR3)はだいたい10〜15MBくらいです。
これら以外の設定は、ほとんど触りません。
ピクチャースタイルとか、カメラ内での色味の補正なんかも触りません。
現像のときに多少いじることができるし、それよりも何をどう撮るかのほうがずっと大切だと思っているからです。
3.露出
露出は数値で決めるというより、ファインダーを覗きながらその場の空気や自分の気持ちに合うところに合わせています。
森の中で光が柔らかい日や、どんより、静けさといった雰囲気で撮りたいときは、少し暗め(-0.3〜-1.0EV程度)にすると落ち着いた雰囲気になります。

葉に当たっている光が充分明るいので、
暗めに撮ると背景が落ち着いて葉が浮かび上がる。

冬の静けさ、寒さが感じられます。
曇りの日の森は逆に少し明るめにすると、湿度や空気の重さが写りやすい気がします。

暖かさと明るい霞みが感じられます。
この他、鉄塔や構造物は輪郭を出したいので、露出は抑えめにしたり、夕暮れ時は沈む直前の色を残したいので、露出を少し抑えることがあります。
その日の空気によって変わるので、自分にとってのベスト、というものは特にないです。
と言っても、こんなふうに基本的には少し露出抑えめの場合が多いです。
4.シャッタースピード
シャッタースピードは、できるだけ1/100以下に抑えます。
明るいところは苦労しませんが、夕暮れや曇天の森林、ピアノの発表会などでは、使うレンズにもよりますが、なかなか難しい場合があります。
そのときは遠慮なくISO感度を上げて、シャッタースピードを稼ぎます。最近のカメラは4000くらいまで上げても綺麗です。写真が破綻しません。
もちろん、これらは手持ちの場合です。
星空を撮るときは、セオリーどおり15〜30秒、夜景はもう少し幅があって、光が強めのときは1/50とか1/10、もう少し長く10秒〜30秒で撮ることもあります。
もちろん、三脚は必須です。


5.ホワイトバランス
ホワイトバランスは、できるだけ現場で合わせます。
後からいじりすぎると、撮ったときの空気感が薄れる気がするからです。
AWB(オートホワイトバランス)で撮ることもよくありますが、撮ってみてちょっと違うなと思ったら変えて撮ります。
森の緑や冬の景色は寒色寄り(4000〜4500K程度)にすることもあります。
夕暮れ時はむしろ色温度を上げて(5000〜6000K以上)、暖かみを残します。夕日の色が充分に暖色寄りなので、周りに写っている水や葉の色なども見ながら、上げすぎないように決めたりします。
ホワイトバランスは「正確な色」より「その場の温度感」を優先しています。ただし嘘にならない程度、ドギツくない程度にしてます。

5500K

4500K
6.設定は、正解よりその日の自分
設定に正解はないと思っています。
同じ場所でも、晴れの日と曇りの日では空気が違う。
同じ時間でも、その日の自分の気持ちが違う。
その人にとっての気持ちいい色も違う。
写真は気持ちの痕跡だと思っているので、設定もそのときの空気感や気持ちに合わせるほうが自然だと思っています。
なので、同じ被写体でも、そのときの状況や気持ちによって写りも変わるし、仕上がりも違ってくると思います。
あとから写真を見返して撮影したときと違う気持ちが沸き起こってきて、違う雰囲気に調整することもあります。
7.設定のまとめ
これまで書いたように色々と考えて設定することもありますが、ファインダーを覗きながら気持ちにハマるように撮りながら設定することが多いです。
◆シャッタースピード
普通の景色:1/100秒以下
鳥や運動会:1/1000秒以下
夜景や星空:1/10〜30秒
◆絞り
通常の景色:f2.8〜5.6(要するに開放近く)
少し景色をくっきり:f8〜16
光芒を出す場合:f13〜16
星空:f2.8(レンズによりますが開放)
◆ISOの目安
昼間(直射日光):ISO 100〜250
昼間(日陰):ISO 400〜800
夕方:ISO 500〜800
暗い場所・夜:ISO 2000〜4000、場合によっては6400まで上げることも
ISOは時間帯だけでなく、日陰か日向か、太陽と被写体の位置関係、等々によっても変わります。
機会があったら、具体的な例をもう少し掘り下げたいと思います。
8.次の記事へ
カメラに続いて、次の記事ではドローンで撮りたいと思うものや、上空から見える景色について書いてみようと思います。
