「まといの友」始めました
メンバーシップ「まといの友」を始めました。
はじめまして。奈良県下北山村で活動している学生団体「まとい」です。慶應義塾大学、一橋大学、東京大学などの学部生・院生が所属しています。
2019年に団体を設立して以来、僕たちは村の自然と人々に魅せられ、空き家改修や地域プロモーションに関わってきました。現在は、村の委託を受け、文部科学省の制度を利用した「地域未来塾」を運営しています。
地域未来塾は現在、中学3年生3人、2年生4人の生徒が参加してくれています。(村の中学3年生は全部で3人、2年生は5人です。)
プロジェクト開始以来、僕たちの活動は試行錯誤の連続でした。育ってきた環境の全く異なる子どもたちと関わるのですから。最初の方は手探りで、初年度は受験対策、その次の年度も学校の問題集の復習を一緒に行うくらいでした。そして今年で3年目。何となく彼ら/彼女らとの関わり方を掴めてきました。
毎年夏、その年の中学2年生と顔合わせをします。
自己紹介して、近くの空き地で一緒にサッカーをして、役場の方がもってきてくれた、ぐおんぐおん鳴る機械でかき氷を作って。それから少し勉強する。
今年の夏は、地区のお祭りにタコ焼き屋の出店もしました。
ある生徒が僕たちのために熊野の花火大会の観覧場所を確保してくれて、「マジかよ!」とかなんとか騒ぎながら付いて行ったこともありました。
保護者の方々との懇親会では、子育ての難しさや楽しさを、ビール注ぎあいながらゆらゆら聞いたりします。

子どもたちやその保護者の方以外にも、役場の方にはお世話になりっぱなしですし、訪問中、林業の現場を見学して、民俗資料館に務める学芸員の方に文化継承の現状を聞いて、秋にはジャバラ(柑橘類の果物)を収穫して…と、とにかく知的・身体的な刺激を受けまくりです。
このような活動のなかで、僕たちの「地域未来塾」も段々変わってきました。ただ復習を一緒にやっていたときには、メンバー内でのミーティングも「いい感じです」一辺倒だったのが、例えば「授業の雑談をいかに興味深くするか」を議論できるようになりました。さらに、物理学を学ぶ学生が理科を、英文学を学ぶ学生が英語を教えるなど、未だ専門性はなくとも、「学問に魅せられている」メンバーを戦略的に集め、学生自身の「ワクワク」を子供たちに伝えられる雰囲気になってきました。

しかしその一方で、学習支援を通じて下北山村という環境の難しさも分かってきました。例えば、中学3年生の夏の段階で、二桁×一桁の計算(13×3など)にわざわざ筆算を使っている生徒がいたりします。その結果、問題の解き方は分かるのに全然時間が足りなくて点数が伸びない、なんてことが数学だけでなく、各教科それぞれにあるのです。
また、1学年2~5人しかいないため、学校全体として卓球部と美術部の二つの部活しかありません。授業ではなく、興味の赴くまま、例えばプログラミングをしたり、電子工作をする機会が、そもそも与えられていないのです。
さらに、村に本屋がなく、図書館も車がないと行けないため、読書習慣が付きにくいという現実もあります。
確かに難しいところはありますが、その分、やれることもたくさんあります。何より下北の子どもたちは、周囲に圧倒的な自然をもち、役場の方含め周りの大人とも距離が近い。そして僕達も段々面白いことができる体制になってきました。
そう、「あと一歩」でもっと色んなことができるのです。
しかし既存の補助金だけでは、その「あと一歩」の資金が足りません。
僕たちが次なる一歩として目指したいのは、
子供たちと僕たちとが、未来、面白い集団になっていること
そのために、以下の三点に追加の資金がどうしても欲しいのです。
勉強
「学問の面白さに魅せられる瞬間」を同時多発的に発生させまくりたい。誕生日に理科図鑑が送られてきたり、国語の授業で次から次へと新しい本を読み進められるだけで、全く違う未来が見えてくるはずです。ある教科に特別に興味がある生徒がいれば、お金を出して専門の院生を呼んで、オンラインで講演会をしたりできるかもしれません。遊び
夏の訪問で、野菜の栽培をしている村民さんとお話したとき、「最近鹿が村に降りてきて、作物を荒らすようになった」「鹿対策の赤外線センサーを付けたのだが、通りかかる車や人にも反応して役に立たない」といった切実な声を耳にしました。その話の場に居合わせたメンバーは、まだ工学部1年生だったので、聞いていることしかできませんでしたが、あと彼が2・3年学び続けて、やや頑張れば解決できそうな課題です(だと経済学部の僕は勝手に思っています、違うかもです)。身近に解決できるかもしれない課題が転がっているのは、教育上、素晴らしいことです。子どもたちに数回、電子工作講座をやった後、彼らと一緒に実用的な装置を創ってみるなどしたら、絶対に面白い!!
僕たちの未だ完成に程遠い専門性と、生徒が持つ現場感覚とを組み合わせれば、お互いにとって最高にエキサイティングな体験になり得ます。受験
生徒達が自分の興味関心と将来像とを踏まえて、行きたい高校/高専ができたのであれば、それなりの学力をつけた状態で合格できるよう支援したい。村からの補助金は、しっかり授業数を組んで受験対策を行おうとすると足りないのが現状です。足りない分は生徒が独力で頑張るか、親御さんから資金提供してもらうしかない。ただ、そもそも学年の人数が少ないが故に、経済合理性の観点で民間の塾が参入しにくい場所柄です。まとい側に資金があれば、幾分か、いざ受験対策をしっかりやりたいとなったときに、親御さんの負担を減らせると思います。村の予算を気にせず、ある程度自由に授業が組めるようにもなります。
この「あと一歩」の資金援助をいただくことで、子どもたちは新しい選択肢を見つけ、実現を目指せるようになります。僕たち大学生も、自分の専門を深め、より面白い方へ生成変化できるはずです。
メンバーシップ「まといの友」入会、どうか宜しくお願いします<(_ _)>
月500円。
20人入会頂ければ、月1万円、年12万円になります。地域未来塾の生徒は4~8人、1人年間2万円程度です。中学時代の2万円。キラキラとホカホカを思い出します。ワクワクする。
相当な量の本が買えます。
何かやりたいことが見つかったとき、すぐ実行に移せます。
受験対策に使おうと思えば、個人授業だとしても(時給1200円なので)16時間分になります。これで、下北山村現地での高校受験直前の講習が行えます。
ぜひ皆さまのお力をお貸しください。
↓こちらのリンクから「まといの友」への入会お願いします。
[特典]
メンバーシップ限定記事を月1回以上更新致します。現在の学生団体まといの活動報告から、生徒たちの様子、メンバーが今考えていることなどを配信予定です。この限定記事もまた、僕達が下北山村と関わったことで新たに生み出された”付加価値”として認めていただけるよう、頑張ります!
(文責:城石航太朗)
