「常に口が半開き」である私が、口元の綺麗な人に猛烈な嫉妬と羨ましさを抱く理由
「どうして自分の口元は、こんなに整っていないんだろう」
鏡を見るたび、あるいはふとショーウィンドウに映る自分の横顔を見るたびに、胸がキュッと締め付けられるような感覚になります。
小さい頃からずっと「口呼吸」でした。無意識のうちに口が半開きになっていて、気づいた時には周囲から「口開いてるよ」と指摘される毎日。いくら気をつけようと思っても、長年の癖と骨格の問題もあり、無意識になるとすぐに口が開いてしまいます。
さらに、いわゆる「出っ歯(上顎前突)」でもあるため、口をしっかり閉じようとすると顎の梅干しジワのような力みが入り、不自然な表情になってしまう。そして何よりつらいのが、口呼吸からくる「口臭」への不安です。
口元が綺麗で、上品に閉じられている人を見るたび、心底羨ましくて、時に猛烈な嫉妬すら覚えてしまう自分がいます。
今回は、誰にも言えずにずっと一人で抱えてきた「口元の悩み」について、正直な気持ちを書いてみようと思います。
1. 無意識の「口半開き」と「出っ歯」が奪う自信
小さい頃の写真は、振り返ってみるとどれも口が少し開いています。
子供の癖だと思われて見過ごされがちですが、大人になった今でもその影響は色濃く残っています。
出っ歯であることで、物理的に唇が閉じにくい。
閉じるためには意思を持って「キュッ」と力を入れなければならず、リラックスした状態だと自然と口が半開きになってしまうのです。
会話をしている時、ふと相手の視線が自分の口元に落ちる瞬間があります。
「あ、今、口元見られたな」
「変な形だと思われたかな」
そう思った瞬間、頭が真っ白になり、話したかったことの半分も話せなくなってしまう。
笑顔を見せるのすら怖くなり、写真を撮る時はいつも口元を手で隠すか、ぎこちない引きつった笑顔になってしまいます。口元のコンプレックスは、私の自信やコミュニケーション能力を少しずつ削り取っていきました。
2. 常に付きまとう「口臭」への恐怖
口呼吸のもう一つの大きな弊害が、口の中の乾燥と、それに伴う「口臭」の問題です。
口が開いていることで口腔内が乾き、唾液による自浄作用が低下する。その結果、どうしても口臭が発生しやすくなってしまいます。
「自分は今、匂っているんじゃないか」
この恐怖は、日常生活のあらゆる場面で私を追い詰めます。
人と話す時は、無意識に少し距離を取ってしまう。
電車で隣に人が座ると、息をひそめてしまう。
ミント系のガムやタブレット、口臭予防スプレーは手放せず、何回も歯を磨いても「本当に大丈夫か」という不安が消えることはありません。
口呼吸、出っ歯、そして口臭。
この3つが絡み合い、自分の口元に対する恐怖心は年々大きくなっていきました。
3. 口元が整っている人への、切ないほどの羨ましさ
世の中には、意識しなくてもすっと綺麗に口が閉じ、横顔のライン(Eライン)が美しい人がたくさんいます。
楽しそうに思い切り笑う人。
横顔が美しく、会話中に口元を一切気にせず堂々としている人。
そんな人を見るたび、「もし自分があの口元だったら、どんなに人生が違っていただろう」と考えてしまいます。
服を綺麗に着こなすことや、メイクを頑張ることも素敵ですが、口元という「顔の土台・印象」が整っていることの価値は、何物にも代えがたいと感じます。お金で買えるなら今すぐ買いたいとすら思ってしまうほど、その整った口元が心底羨ましいのです。
4. コンプレックスと向き合い、これからどうするか
この悩みを抱えたまま生きるのは本当に辛いです。
しかし、ただ羨んでいるだけでも現状は変わりません。
最近では、大人になってから歯列矯正を始める人や、MFT(筋機能療法)と呼ばれる口の周りの筋肉のトレーニングをする人も増えていると知りました。
長年の癖や骨格を変えるのは簡単ではないし、費用や時間もかかります。それでも、「自分の口元を好きになりたい」「人と心から笑って話せるようになりたい」という思いは捨てきれません。
まずは、口呼吸を改善するための意識やテープなどのケア、そして専門の歯科医への相談など、できることから少しずつ踏み出してみようと思っています。
おわりに
口元の悩みは、人にはなかなか打ち明けづらいものです。
「気にしすぎだよ」「誰も見てないよ」と言われても、当事者にとっては毎日の生活すべてに関わる深刻な問題です。
もし私と同じように、口呼吸や出っ歯、口臭、そして整った口元への羨ましさに苛まれている人がいたら、「一人じゃないよ」と伝えたいです。
この苦しみが少しでも和らぐ日が来ることを願いながら、一歩ずつ前に進んでいきたいと思います。
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