一生、「豆千代の着物モダン」受講生★一冊の本から始まった、20年目のご縁と決意
こんにちは、まゆナベです♪
本日は、ある一冊の本から人生がガラリと変わった、私自身の物語をお話しさせてください。
ちょっと長くなりますが、よろしければ最後までお付き合いください。
それでは本日もおはじめしましょう♪
偶然出会った本で、人生が動き出した
当時の私は、恋愛も仕事も上手くいかず、壁にぶち当たっていました。
そんなある日、仕事の休憩中に立ち寄った本屋でのことです。大好きな写真集を買おうとした時、本棚にポツンと置かれていた一冊の「赤い市松模様の本」が目に飛び込んできました。
間違えて置かれていたのです。
すぐそばに同じ本の特設コーナーがあり、戻そうとした時です。
書店員のPOPには、「こんな着物、みたことない!」の文字。
衝撃を受けました。
「え??これ着物?! なんて可愛いの!!着てみたい!」
その時のトキメキと衝動は、今でも忘れられません。
私は写真集と共に、その本と「ケイコとマナブ」を買い、すぐに近所の着付け教室へ電話をかけていました。
「入会したいです!」
これが、私の着物人生の始まりでした。
夢中で駆け抜けた20年と、古書との出会い
私の目標は一つでした。
「いつか、この赤い市松本の著者と仕事がしたい」

どうすれば彼女と同じ目線で仕事ができる相手になれるだろう?
そう思いながらアンティークショップで働き、出産を機に一度着物から離れ……それでも「やっぱり着付けや着物の仕事がしたい!」と戻ってきました。
その後、昭和レトロ好きが高じて絶版古書の蒐集・研究に没頭。
祖母と過ごした昭和暮らしの経験から無意識に学んでいたことを古書を通じて思い出し、
昔の暮らしや装いの空気感を読み解く楽しさに目覚め、講座や古物店での仕事を始めるようになります。
それでもどこかで、ずっと悩んでいました。
「私は結局、何がしたいんだろう?」
二度目の「赤い市松本」が運んでくれた奇跡
そんな時、思いもよらない出来事が起きます。
私が「もっと楽に着物を楽しんでほしい!」と無心で作ったオリジナル和装小物を、なんと赤い市松本の著者ご本人が購入し、愛用してくださったのです!

跳び上がるほど嬉しく、自分のやってきたことが報われた瞬間でした。
さらにその後、自分の商いに対する信念をブログで発信したところ、それが著者に届き、商品が完売するという奇跡まで起きたのです。
憧れ続けた人に、自分の声と作ったものが届いた——。
夢のような出来事でした。
たくさんのダンボール箱が教えてくれた「私の覚悟」
その後、赤い市松本の著者から大切な古物たちを一部引き継ぐ機会に恵まれました。
目の前にあるたくさんのダンボール箱。

拝見しながら、ふと手に取ったお道具や襦袢の着心地の良さにハッとしました。
「これ全部……あの赤い市松本に載っていたものだ!」
私が20年かけて「良い!」と辿りついた着心地や価値を、
彼女は34歳の時点ですでに見極めていた。
改めて本を読み返し、憧れの人との圧倒的な差と自分の甘さに、悔しさと情けなさがこみ上げました。
「私はこれまで何をしていたんだろう。この素晴らしい古物たちを預かって、私は一体何ができるの?」
ただ高く売るなんてことはしたくない。この価値をどうやって次の世代へ引き継ぐか。真剣に向き合う時が来たのだと悟りました。
20年かけてようやく見つけた、私が創りたい「居場所」
着付け教室を開きたいのか、骨董店なのか、ネットショップなのか。
ずっと考えがまとまらずにいましたが、届いた古物たちが私の背中を押してくれました。
「これで道具は揃ったよ。あなたは何をするの?」と。
振り返れば、私がこれまで出会ってきたたくさんのお店には、それぞれの魅力と、少しの物足りなさがありました。
気軽に入れる近所の骨董屋さん、楽しくおしゃべりできる古着着物店、憧れのアンティーク着物スタイリストさんの教室、お世話になった骨董店……。 それらを思い返したとき、私が本当に創りたかったお店の姿がスコーンと頭に浮かんだのです。
「世界中の誰にでも完璧な店はない。ならば、私が創りたいのは??」
着物も骨董も、ふらりと気軽に見に行ける場所
玄人も初心者も、自分のペースで一人で楽しめる場所
着付・暮らしを学んだあと、自分で目利きして選べる「学び舎と店」
お子様が昭和のおもちゃや暮らしに触れ、楽しく学んで遊べる場所
他人に魅せるためではなく、「本当の自分」に戻るための場所
朝の掃除をご近所さんと分かち合えるような、温かい接点がある場所
想い入れのある大切なモノを、次の世代へ引き継げる場所
敷居が高すぎず、低すぎず。
ふらりと「ちょっと素敵なモノがみたいな。」を叶える店。
でも、ほんの少し、「庶民の芋臭さ」も忘れないクスッとできる面白い店。
それが私の答えでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
たった一冊の本に出会った20代の女性が、20年間その世界観を追いかけ、20年後に著者からバトンを受け取った——。
自分の感覚を信じて進み、転んでは立ち上がることを繰り返してきた中で、たくさんの素敵なご縁に恵まれました。
でも、これで終わりではありません。ここまでは「第一章」が終わり、土台が整っただけ。 ここからが、私の夢を形にする正念場の「第二章」のスタートです!

最後に、私の人生を大きく変えてくれた赤い市松本
「豆千代の着物モダン」の著者・豆千代さんに、
最大の敬意と感謝を込めて。
ここからまた、新しい一歩を踏み出します!
それでは、また♪
令和8年7月28日 友引 まゆナベ♪
