【小話】勢い余って片眉が消えた日
小さい頃って、
お母さんのメイクに憧れませんでしたか?
私はとにかく、
お母さんの真似をしたがる子でした。
母が化粧をしていれば
自分もやってみたい。
母が何かしていれば、
自分も真似したい。
そんな「お母さんの真似っ子」は、
何年経っても変わりませんでした。
まさかその結果、
片眉が消えることになるとは、、
中学生になると、
周りではこっそりメイクをしたり、
髪を巻いたりする子が増えてきました。
でも私は、いわゆる真面目ちゃん。
校則違反は絶対にしたくないタイプだったので、
メイクや髪の毛には一切手を出しませんでした。
とはいえ、やっぱりこの頃って、
「綺麗になりたい」
と思い始めるお年頃。
そんな私が一番気にしていたのが、
眉毛でした。
父に似たのか、
とにかく眉毛の主張が強い。
もう少しすっきりした眉毛になりたい。
そう思った私は、
ある日、母のポーチをこっそり物色。
すると、眉毛を整えるためのカミソリを発見しました。
「母も使っているしきっと綺麗になれる!」
完全にそう思いました。
そして私は、
眉剃りの達人の気分で
何も参考にせず、
母のやり方を思い出しながら
眉毛を整え始めました。
ところが。
素人がプロのような手つきでできるほど、
眉毛の世界は甘くありません。
ものすごい勢いで、
左眉の毛がごっそり消えたんです。
「…………え?」
本当に一瞬でした。
さっきまでそこにあった、
あんなに立派な眉毛が。
更地、、、
何度鏡を見ても、、、更地。
しかし、
私がどれだけ焦っても
眉毛は急には生えてきてくれません。
絶望です。。。。
幸い、
眉頭付近だけは少し残っていました。
とはいえ、
残りの眉の長さはおじゃる丸くらい。
これはまずい。
どうにかしてバレないようにしなければ。
そこで私は、
伸ばしていた前髪を切って
眉毛が見えないように重たくしました。
そして母の眉ペンシルを借りて、
毎朝こそこそと眉毛を描く。
とにかくバレたくない。
特に私は運動部。
先輩に片眉事件がバレたら人生が終わる。
そう思っていたので、
前髪は絶対に崩せません。
ケープも大量投入。
もはやヘアセットというより、
眉毛を守るための防衛戦。
風が吹くたびに、
「やめて!」
という気持ちでした笑
しかし。
そんな努力もむなしく、
事件から2日目、母にバレました。
そりゃバレます。
毎日見ている母には、当然バレます。
そして母は、
泣きながらの大爆笑。
娘が本気で絶望している横で、
涙を流して笑っていました。
私はそれどころじゃなかったのに。
それからしばらくは、
母に眉毛を描いてもらっていました。
自分でやると、
海苔を貼っているような眉毛になるので。
そして数週間、いや数ヶ月。
待ちに待った眉毛が
少しずつ戻ってきました。
もう二度と調子に乗るまい。
この事件以来、
私は眉毛の大切さを人一倍感じています。
眉毛は本当に顔の印象をかなり左右する。
そして何より、
一度消すと、すぐには戻ってこない。
当たり前ですが、身をもって学びました。。。
だから今の私から、
当時の自分にひとこと言うなら、
「眉毛は、そんな勢いで剃るな。」
ですね笑
美容って、綺麗になるためにやるものなのに、
焦ると大事故になることもある。
あの日の私は、まさにその代表例でした。
ということで次回は、
「もう片眉を消さない。私なりの眉毛の整え方」
について書いてみようと思います。
眉毛のお手入れは慎重に。
勢いは、いらないっ!!!!!
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