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【エピソード82:定時直前の電話ラッシュ!訪問診療を陰で支える現場のリアル。】


月初めはレセプト作成で忙しいのですが、作業が順調に進み、
「今日はもしかして、定時でスッキリ上がれるかも……!」


そんな淡い期待を抱いていた夕方。

あと少しで業務終了というタイミングで、
電話が立て続けに鳴り響き始めました。

……結局、そこから怒涛の電話対応に追われ、残業確定。

訪問診療の現場では、
「計画通りの1日」で終わることの方が珍しいのだと、
改めて痛感させられた夕暮れ。



訪問診療と薬局を繋ぐ、知られざる「疑義照会」


一般的な外来受診であれば、
患者さん自身が処方箋を持って調剤薬局へ向かいます。


ですが、通院が困難な患者さんが利用する訪問診療では、
薬局の薬剤師さんがご自宅までお薬を届け、
服薬管理まで行ってくださることがほとんどです。


クリニックから処方箋を薬局へFAXし、
それを受けて薬剤師さんが調剤する。

一見シンプルな流れに見えますが、
ここには「疑義照会」という大切な確認作業が存在します。

「患者さんの処方日数を調整した方がいいのではないか」
「現在のお薬との飲み合わせや重複はないか」


現場の薬剤師さんからの丁寧なチェックと確認の連絡。

患者さんの安全を守るためには絶対に欠かせない連携ですが、
これが夕方の時間帯に集中することも少なくありません。


予期せぬ連絡の波と、向き合う覚悟


今日はその薬局からの疑義照会に加え、
患者さんのご家族からの「体調が崩れてしまって……」と
いう切実な連絡が、奇跡的なタイミングで重なって押し寄せたのでした。

  • 医師への確認と指示の受領

  • 薬局への正確な変更伝達

  • 不安がるご家族への丁寧な状況ヒアリングと寄り添い

電話口でひとつひとつ冷静に対応しながら、
頭の中では「今日の夕飯どうしよう」
「レセプトのキリが良いところでよかった……」なんて思いが交差します。

医療の現場で向き合っているのは「生きている人間」であり、「その人の日常」です。

だからこそ、
予定通りにいかないバタバタは常に隣り合わせにあります。


多職種の「繋がり」が患者さんの命を守る

定時で帰れなかった疲労感はもちろんあります。

けれど、夕方に必死で電話を繋ぎ、
医師・薬剤師・ご家族・そして私たちが言葉を交わしたからこそ、
今夜も患者さんが安心して自宅で薬を飲み、眠りにつくことができる。


薬局という外部の専門家との熱い「繋がり」と、
ご家族との信頼関係があるからこそ成り立っている訪問診療。

「今日もみんなで患者さんの日常を守り切った!」と
自分を労いながら、遅くなった帰り道を歩いた夜でした。


今日も自分自身のステートを大切に。ビューティフルステイトで。

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