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空が切り替えスイッチだった〜HSPの私が空に救われた話

感受性が強すぎて、今日も疲れ果てた。
職場の空気に押し潰されそうで、もう無理かと思った。
でも帰り道、空が私を救ってくれた。そんな話。


今日は、正直もうだめだった。

朝からずっと気を張りっぱなしで、
まだ慣れない職場でどう立ち回ればいいか分からず、
他の派遣の人と自分を比べてしまう自分がいた。

あの人は社員さんに軽やかにタイミングよく質問して、気を遣いながらも飄々としている。私は……頭では「仕事は作業として割り切る」「感情は入れない」と決めているのに、周りの空気にすぐ引っ張られて、思った通りにできない。

「できてないじゃん、自分…」と責める気持ちも出てくる。

切り替えようとトイレに行ったり、アロマを嗅いだり、深呼吸しても、
手を洗っても、「大丈夫、大丈夫」って自分に言い聞かせても、
気持ちはなかなか落ち着かない。

表面的に平気なフリはしているけれど、内心はずっとザワザワしていて、
もう仕事に行きたくないなって思った。


帰りの電車。
モヤモヤを抱えたまま窓の外をぼんやり見ていたら、
突然、目に飛び込んできた景色。

「うわー赤!!。オレンジじゃなくて、赤。」

川の上の橋のあたりで、じんわり空の下の方が真っ赤に染まって、
もうすぐ沈む、真っ暗になるほんの少し前の夕方の空。

「あーー!めっちゃいい! 写真撮りたい!」

さっきまでの疲れも、焦りも、モヤモヤも突然全部消えたように感じた。
一瞬で心がそっちに持っていかれた。


私が欲しかった「切り替え」って、こういうことなんだ。

頑張って前向きになることでも、アイテムでもなく、
ポジティブな言葉を唱えることでもなくて、
ただ、きれいだなって思える瞬間。

それだけ。
写真は撮れなかったけれど、目に焼き付いた赤は、あのグラデは、
確実に私を助けてくれた。今日いちばん鮮明な記憶。

普通の人にとっては「ただの夕日」かもしれない。
でも私にとっては、大事な大事な切り替えスイッチ

アロマも、深呼吸も大事な切り替えスイッチアイテムだけど、それよりもきっとモヤモヤ衝撃の方が今日は強すぎて時間がかかっちゃっただけなんだと思う。衝撃を超える大きな切り替えスイッチ。

きっといくつか切り替えスイッチを持っておくのが大事なのかも。

そんなことに気づいて電車の中なのに嬉しくて感動で、
なんかよくわからないけど泣きそうになった自分。

嫌いじゃない。


HSPだから、感受性が強くて、周りに振り回されやすくて、
疲れる日もある。

でも、同じ感受性のおかげで、こうして一瞬の美しさに気づける。

今日もしんどかったけど、月の光や空の赤に救われたから、
まぁ、いっか。

そんな一日。

夕焼けは撮れなかったけど 月をお裾分け 

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