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数字を見るのが怖い一人社長へ。どんぶり勘定は、あなただけじゃありません

月末に通帳を見て、「あれ、思ったよりお金が減ってる」と驚いたことはありませんか?

サブスクの更新、忘れていた税金、ちょっとした外注費……思い出せないくらい細かい出費が積み重なって、気づいた時には「思わぬお金」がごっそり出ていっている。

独立したばかりの一人社長と話していると、驚くほど高い頻度で出てくる話です。

「実は、通帳の残高くらいしか見ていなくて」
「経費、レシートはためてるけど、月次でいくら使ってるか把握してない」

本人たちは決まって、少し気まずそうに言います。でも、これ、特別サボっているわけじゃないんです。

「完全に把握できている」のは、たった30%


2022年に株式会社SoLaboが行った調査(中小企業経営者・個人事業主104社対象)によると、月次の経費を「完全に把握できている」と答えた経営者は、わずか30%。「なんとなくわかっている」という回答が、6割近くを占めていました。

サンプル数は大きくない調査ですが、体感ともかなり近い数字です。数字をきっちり把握できている方が、実は少数派なんです。

なぜ、数字から目を逸らしたくなるのか


独立したばかりの頃は、とにかく目の前の仕事をこなすだけで精一杯です。経理は後回しになりがちで、気づけば「なんとなく足りてる気がする」の感覚だけで走り続けることになる。

それだけでなく、もう一つ理由があると思っています。数字を見るのが、単純に怖いからです。

見て、もし赤字が分かってしまったら。見て、もし自分の頑張りが数字に見合っていないと分かってしまったら。——そう考えると、見ないでいる方が、一時的には気が楽なんですよね。

これは意志の弱さの問題というより、不安から目を逸らして一時的に気持ちを軽くする、人間の自然な反応だと言われています。数字を見ないことは、根本的な解決にはならないけれど、その場しのぎの安心にはなる。だから、多くの人がやってしまう。

見ないままだと、何が起きるか


厄介なのは、見ない期間が長引くほど、見るハードルが上がっていくことです。

「先月から見てない」が「今年に入ってから見てない」になり、いざ見ようと思った時には、確認する量が膨れ上がっていて、余計に手が出しにくくなる。

そして一番のリスクは、気づいた時には手遅れに近い状態になっていることです。資金繰りが厳しくなってから慌てて数字を見ても、打てる手は限られてしまいます。

いきなり完璧を目指さなくていい


「毎月きっちり帳簿をつけましょう」と言うのは簡単ですが、それができないから今この状態なわけです。まずは、もっと小さいところから始めれば十分です。

通帳の残高を、週に1回だけ見る。 これだけです。

分析も、対策も、まだいりません。ただ見る。それだけを、まず1ヶ月続けてみてください。見ることに慣れてくると、次第に「先月と比べてどうか」が気になり始めます。そこまで来たら、もう怖さは半分になっています。

おわりに


どんぶり勘定は、あなたの性格の問題でも、経営者としての資質の問題でもありません。数字が怖くて目を逸らすのは、多くの人がやっていることです。

ただ、見ないままでいる時間が長いほど、後で困る可能性が上がるのも事実です。まずは「見るだけ」から、小さく始めてみませんか。

数字管理、正直得意ですか?苦手ですか?よかったらコメントで教えてください。

もし「自分のどんぶり勘定、そろそろ整理したい」と思ったら、よかったら一度、壁打ちに使ってください。

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