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「ふつうだと思いこんでいた140字が、私に出逢い直しをくれた日」

4年ほど前からスタエフの140字小説の番組に作品を取り上げていただいています。


こちらの番組です。

毎回お題が発表されるので
それにそって140字小説を書いていきます。

今回のお題は
「出逢いと別れ」
「出逢い」のみでも「別れ」のみでもOKという条件でした。

私は両方を選びました。

作品を作るときは
作ろうとするのではなく
条件を頭に一度入れておき
そのまま時を待てば
大概頭の中に動画が流れるので
それを観察して文字に起こしています。

今回もその手順に任せて書きました。
私の中ではいつものように書いたけれど
なんとなく皆さんも同じような風景を書いていそうだな…

つまり特に印象的ではなく
極めて普通の作品
そんなふうに思っていました。

ところが番組が始まってみて
たくさんの驚きがありました。

まずは作品をホストよるくま。さんが私の名を伏せたまま作品を朗読します。

そしてリスナーさんに
誰の作品か想像してもらう時間
をへて


私が上がり
もう一人のホストのミクタギさんと
三人でのトークが始まります。

リスナーさんもコメントで感じたことを色々書き込んでくださる。
こんな流れで進んでいきます。

私は少しだけ緊張しながら
この作品を作ったときの心境をお話しましした。

そうしたら意外なほど皆さんがいろんな反応を見せてくださった。

自分では

普通の作品

だと思いこんでいたものが
いろんな人の感情を動かしている

とても不思議で
とても嬉しい出来事でした。

これは
私が140字小説が上手です、という話ではありません。

作品というのは
ただ書いてリリースして終わりではなく
読む方あって完成し
読んでくださった方の反応で
深みを増してゆく。

ただ書いただけで自分の手元において置いたとしたら、
こんなに豊かな気持ちに触れることは出来なかったでしょう。

ふつう

そう思っても
思い切って発表してみてよかったです。
新たな私自身との出会いがありました。



人生は
数え切れないくらいの自分と
出逢い再会しながら続いていくのだと思います。

全員の自分と出会ったとき
私はどんな気持ちになるのだろう?

そんな事をおもいながら
筆を置きたいと思います。

皆さんの日々が
暖かなものに満たされますように。

ふじた めぐる


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