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chintaka
幼馴染はじめました
このショートショートは田原にかさんの募集の作品です
いつの間にか梅雨が明け、さわやかな風が吹く夕暮れだった。
「おい!美智子」といきなり声をかけられた。
高校は離れたけれど、同級生の正人だった。
「慣れたか?学校!」
美智子は中学校の時の黒歴史を知る彼を避けたかった。
仮病を使って好きな先生におんぶされていたのだ。
だから、高校の友達はみな他校の人にした。
「土曜日にサッカーの試合があるんだけど見に来ん?」
「その日ね、友達の家に猫をもらいに行くんよ」
「そうか。じゃあまた誘うから」
帰るのかと思ったら、自転車を並走させて付いてきた。
紺色の2本線が入るセーラー服が気になるようだ。
正人は確かに幼稚園も同じ星組さんで
小学校も2年間梅組だった。
中学は3年6組で一緒になった。
でも、今日まで特別な接触はなかったはずだ。
「それなのに、どうしたの?」
急に幼馴染ごっこでもはじめるつもり。
そんなことが数回あった。
大人になって、同窓会で理由を聞いてみた。
相手は誰でもよかった。
あの制服を着た女生徒と並んでみたかったそうだ。
田原にかさん
2か月にもならない新人ですが、
なにとぞよろしくお願いいたします<(_ _)>
見出しのイラストはdrunk3405様からお借りしました
ありがとうございます
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