【訪看あるある】エアコンのリモコンを隠したら、杖が出てきた
8月下旬。まだまだ暑い日が続いていた。
訪問すると、その人の部屋のエアコンは、今日もついていない。
扇風機は回っている。でも、部屋の中は暑い。
「エアコン、つけましょうか」
そう言って、スイッチを入れる。
でも、私たちが帰ると、すぐに消される。
次の訪問。また、ついていない。
つける。帰る。消える。
また次に行く。つける。帰る。消える。
……完全に、いたちごっこだった。
そもそも、この人はエアコンが嫌いなんです。
そういえば、6月には厚手のセーターを着ていた。7月になっても、長袖だった。お孫さんが来て服を替えてくれて、ようやく半袖になった。
高齢の方は、暑さ寒さを感じにくいことが多い。でも、それにしても。。。
独居で、訪問するたびにエアコンはついていない。
熱中症手前の状態だったこともある。
「さすがに、この夏は心配だよね」
お孫さんと、そんな話になって。
「もう、リモコン隠しちゃおうか!」
ということになった。
隠す。探す。見つける。消す。また隠す。……。
何十年も住んでいる家だもの、そりゃ見つかるのも早い。
最終的には、リモコンを家の中から撤去。ガスメーターのあたりに隠した。
数日間、エアコンはついていた。
「よし。これで大丈夫かな」
と思っていた。
でも、そんな甘くなかった。笑
ある日、訪問するとエアコンがついていない。
しれーっと「エアコン、つけた方がいいですよ」と言ってみたら、
「エアコン嫌いなんだよ」
と。
「リモコン、見つかったんですか?」と聞くと、
「こうやってやれば、つけたり消したりできるから」
と、足踏み台に乗って、背中かき棒で、エアコンの主電源ボタンをオンオフ。古いタイプのエアコンで、スイッチが本体にあり、それを器用に棒でつついて操作していた。
足踏み台に乗るのは転倒の危険ありありでしょー。やめてー!
と心で叫びつつ、平静をよそおって
「やめましょう。危ないです」と伝えると
今度は杖を使ってオンオフするようになった。。。
またイタチごっこ。笑
最終的に、お孫さんがガムテープでスイッチ部分をガチガチに固めた。
物理的に、いじれないように。
今は、ガムテープで固められたスイッチのおかげで、エアコンはついている。
これで一安心……と言いたいところだけど。
もう夏も終わる。
このいたちごっこも、そろそろ終わりかな。
来年の夏は、どうするんだろう。
またリモコンを隠すところから始まるのかな。笑
読んでくださってありがとうございます。
スキやフォローで応援していただけると嬉しいです。
また現場のリアルを書いていきます。
