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養殖から加工・販売まで一貫した流通で、本来の美味しさを提供(道水中谷水産株式会社)

今月は高知県と長崎県でブリ、マグロを養殖しておられる、道水中谷水産株式会社様に取り組みの状況をレポートいだきました。拘りがとても良く分かります。

養殖から加工・販売まで一貫した流通で、本来の美味しさを提供

道水中谷水産株式会社

現在弊社では、高知県2カ所、長崎県2カ所の漁場においてブリとクロマグロを中心に、マダイ、シマアジ等の魚類養殖を行っています。MEL認証は2022年に高知県の一部の漁場でブリ養殖認証、また2025年にはグループ会社の高知道水にてCoC認証を取得いたしました。MEL認証を取得した経緯としては、養殖業の持続性や飼育環境に配慮し、消費者の方々に本来のおいしさを届ける事を目的として取得を目指しました。取組の一例として、生簀の浮き素材は発泡スチロールを使用していましたが、欠けや割れによる流失を防ぐためポリエチレン製に変更し海洋汚染・廃棄物の削減に努めました。またマグロ養殖を含め、配合飼料の積極的な使用を図っています。

宿毛湾の漁場風景

現在の生産量は高知でブリ8万尾を出荷し、「黒潮ぶり」としてブランド化して販売しております。また、クロマグロについてはMEL認証ではありませんが、年間約2万2千尾を「黒潮本まぐろ」として出荷し、2021年に初めて開催された全国養殖クロマグロ品評会において最優秀賞を受賞しました。
弊社は2019年に自社グループ内でエサの調達から養殖、加工、保管、出荷までを一気通貫で進めるため、養殖魚の加工および飼料凍結・保管を行う㈱高知道水を設立しました。加工場の整備に伴い、自社で加工原料を確保するため、クロマグロに加えて2019年よりブリの養殖を開始しました。
自社管理下の加工場にて加工した後流通させることで、本来の美味しさをほぼ確実に届けられるようになりました。例えばマグロに関しては、GG(※)だと流通過程で何段階かに加工されることになり、それに伴う温度変化などで一般消費者が口にするときの品質がばらつきがちでしたが、この不安がなくなりました。また、ブリに関しては自社グループ内で加工・出荷を行うことにより生産現場へのフィードバックも速やかに行えるようになりました。
現在、飼育環境の改善を見込んで同じ宿毛湾内の近隣漁場における生産を開始していますので、こちらでもMEL認証の手続きを進めたいと考えています。

(※)GGとは
Gilled(エラ取り) and Gutted(腸取り)という意味。
マグロの鮮度を維持するために、釣り上げてから血抜きをして、エラや内蔵といった傷みやすい部位を取り除きます。この状態がGG(Gilled and Gutted)と呼ばれます。

GGの状態のマグロ
*道水中谷水産で養殖されているマグロではありません

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