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三陸の豊かな海とみらいをまもる(株式会社ニッスイサーモン)

銀サケの水揚げが最盛期を迎えています。4月に社名を弓ヶ浜水産(株)から(株)ニッスイサーモン変更され、事業所も境港から佐渡、大槌、陸前高田、大船渡へと拡げておられるニッスイサーモン様の鶴岡 比呂志社長に近況の報告をお願いしました。

「三陸の豊かな海とみらいをまもる」

株式会社ニッスイサーモン 代表取締役社長 鶴岡比呂志

2026年4月1日、私たちは社名を「弓ヶ浜水産」から「ニッスイサーモン」へ変更しました。ニッスイグループの国内サーモン養殖事業は、2011年東日本大震災で大きな被害を受け、慣れ親しんだ三陸(宮城県)の海を離れ、境港(鳥取県)で再スタート、その後、私たちは佐渡(新潟県)に続き、2020年には大槌(岩手県)に進出、以降、陸前高田(岩手県)、大船渡(岩手)にも拠点を拡大、再び三陸にも戻ることができました。
このたびの社名変更は、ニッスイブランドを冠した会社名として、グループとしての私たちの役割をより明確にし、国内における持続可能なサーモン供給体制の構築を一層進めていく決意を表したものになります。ニッスイグループは、養殖事業を重要な成長領域の一つとしていますが、その中でも世界的に需要が拡大しているサーモンは、養殖事業の中核を担う分野として位置づけ、事業基盤の強化に取り組んでいる所です。ニッスイグループの長期ビジョン「GOOD FOODS 2030」では、サステナビリティを主要施策に位置付けており、持続可能な養殖事業の推進に力を入れている所です。
私たちの国内サーモン養殖事業は、ニッスイグループにおける代表的な取り組みの一つであり、この事業拡大を更に加速させ、持続可能な水産業の発展と食の安定供給に貢献していきたいと考えております。

その様な中で、私たちは境港に続いて、2026年4月20日大槌の吉里吉里(きりきり)漁場においてギンザケの養殖MEL認証を取得することができました。
MEL認証は国際的に認められている日本発の水産エコラベル認証制度であり、その認証取得は、私たちが水産資源の持続性や環境に配慮して養殖をしていることを広く社会にご理解を頂くことに大きく貢献してくれるものと捉えています。
私たちが操業する大槌の吉里吉里漁場は、三陸沿岸のワカメ養殖に広く種苗を供給するワカメの種付け拠点でもあり、ウニやアワビ採捕などの採介藻漁業も盛んに行われています。私たちは、将来に渡って豊かな海を守りながら、地域の未来を担っていく責務があると考えております。その取り組みの一つとして、2024年に海業振興モデル地区に指定をされた吉里吉里漁港の「海業」の取り組みにも参加しています。その中の一つの「大槌町藻場再生活動」においては、地元の漁業者やボランティアダイバーなどと共に当社の潜水士や職員がコンブの種苗を海中に設置し、新たな藻場の造成を目指しています。藻場造成の活動は、海洋環境の保全や漁業資源の健全性にくわえて、「地域社会のみらい」にもつながっていくものになるのではないかと考えております。

(左)2026年1月29日藻場再生活動(於:吉里吉里漁港)
(右)第6回 岩手大槌サーモン祭りのポスター

大槌町では、この度の林野火災にて1,633haが焼失する大きな被害が発生をしました。当社の現地事務所は避難対象地区となり事務所への出勤は停止せざるを得ない状況になりましたが、地域の方々のご協力もあり操業には支障をきたすことなく、飼育管理を継続することができました。全国から集まった多くの消防隊や自衛隊の方々の献身的な働きにより、5月2日には無事に鎮圧宣言が発出され、日常を取り戻すことができました。
来る6月14日には「第6回岩手大槌サーモン祭り」が無事に開催をされる予定です。私たちも「境港、佐渡、岩手のサーモン食べ比べ」のブースも出展をさせて頂く予定です。お近くにお越しの方がいらっしゃいましたら、是非お立ち寄りを頂ければと思っております。
志をともにするMEL会員の皆様と共に、わが国水産業の「みらい」を一緒につくっていきたいと思っております。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

(株)ニッスイサーモンが境港で養殖している境港サーモン


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