自分で決めたはずなのに、誰かの「いいよ」を待っている
この記事は、実際の内省クラスで起きたことだけで書いています。創作はありません。
「私、こうしようと思うんだけど……どう思う?」
決めたあとに、口から出るのは確認の言葉。相手が「いいと思うよ」と言ってくれるまで、自分の決定なのに、どこか宙ぶらりんのまま。
その落ち着かなさ、知っています。
ある相談者さんは、恋愛の相談のなかで、この癖の正体を言い当てていました。
「迷ってる時点で、違うんですよ多分。本当にこの人好きってなったら、もう誰かになんと言われよう、じゃないですか。確認してくださいって言ってる時点で、多分ちょっと自信もないし」
本当に「これだ」と思えているときは、誰の確認もいらない。
「確認してください」が口から出るのは、自信が細くなっているサインなんです。
別の相談者さんは、その状態を、こんな言葉にしていました。
「今、椅子取りゲームの自分の椅子がどれか分からなくて、座るのを躊躇ったり迷ったりしてる感じなんですよ。あれ私の椅子だって分かったときに、1回座ったらお尻を離すことができなくなるぐらい、これだってなるんですよ」
迷って確認したくなるのは、まだ椅子が見えていないからなんです。
では、なぜ見えなくなるのか。私は、こうお伝えしました。
「誰かにこう思われる、誰かにこう見られる、そちらの恐れの方が大きくなっていて、自分の声がそれに埋もれていて」
決められないんじゃないんです。決める声は、もう出ている。
恐れの声のほうが大きくて、埋もれて聞こえなくなっているだけ。
これは間違いでもダメでもなく、誰にでも起こります。
そして、気づきさえすれば、取っ払える。
だから、確認を取りにいきたくなったら、その手前でひとつだけ確かめてみてください。
いま言おうとしているのは、自分軸の言葉? それとも、他人軸の言葉?
誰かの「いいよ」が欲しくなるのは、他人軸の言葉を言おうとしているときなんです。
自分の椅子に座るのに、誰の許可もいらないんですよ。

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