精神科訪問看護って本当に楽?給料・残業・リアル全部話す
精神科訪問看護って、
「病棟よりは楽そう」
「夜勤ないし働きやすそう」
そんなイメージを持たれることが多いと思う。
病棟である程度働いた人なら、
一度は思ったことあるんじゃないかなと思うんだけど、
看護師って責任と待遇が割に合ってないと感じる場面も多い。
精神科訪問なら、少なくとも病棟よりは
身体的な負担を抑えて長く働けそう。
実際、自分もそう思って転職した一人。
でもやってみて感じたのは、
“楽な部分もあるけど、それだけじゃない”
今回は、精神科訪問看護の
給料・残業・働き方のリアルを正直に書いていく。
■給料のリアル
結論から言うと、
めちゃくちゃ高いわけではないけど、悪くはない。
田舎暮らしの体感としては👇
・年収400〜500万くらいがボリュームゾーン
・インセンティブ次第で上下あり
病棟と比べると、
「少し上がる人もいれば、あまり変わらない人もいる」
くらいのイメージ。
東京と地方で50万〜100万くらいの差はあるけど、
大枠はそんなに変わらない。
地方だと夜勤ありでやっと400万前後、というケースも多いから、
夜勤やオンコールなしで400万に届くのは珍しく感じる人もいると思う。
ただしここは大事で、
同じ訪問看護でもステーションによって差がかなり大きい。
・インセンティブありで稼げるところ
・固定給で安定してるところ
この違いで年収は普通に100万くらい変わることもある。
だから「訪問看護=稼げる」と思って入ると、
ギャップを感じることもあると思う。
でも、
夜勤なしで給料を大きく下げたくない人には悪くない選択肢。
ちなみに管理職だと、
・役職手当込みで600〜700万前後
・規模が大きいところだと800万以上の人もいる
■残業はある?定時で帰れる?
これもよく聞かれるけど、
「一般職なら基本は帰れる」
こんな感じ。
ただし、
・訪問が押す
・記録が終わらない
・急な対応が入る
こういう日は普通にある。
ただ、病棟みたいに
毎日残業が当たり前、という環境ではないことが多い。
体感としては、
「忙しい日は残るけど、帰れる日はちゃんと帰れる」
このバランス。
あと重要なのが所長の考え方。
これによって、ステーションの働き方は
正直かなり変わる。
■身体的には楽。でも頭はかなり使う
ここはギャップ感じる人多いと思う。
精神科訪問看護は、
・点滴
・吸引
・入浴介助
みたいな身体的な負担はかなり少ない。
というか、ほぼない。
正直、病棟にいた頃より体は楽。
急にやったことのない処置に入ることもないし、
手技で強く詰められるような場面もほとんどない。
でもその代わり、
ずっと“考え続ける仕事”になる。
・どう関わるか
・この支援でいいのか
・関係性は作れているか
これを訪問ごとに考える。
1日5〜6件回ると、
夕方には頭を使いすぎてパンパンになる日もある。
■正解がない仕事
精神科訪問看護って、
同じケースでも同じ関わりが通用しない。
だから毎回、
「これでよかったのかな?」
って少し不安が残ることもある。
でもこの不安って、看護師にとっては結構大事。
特に精神科訪問看護では、
試行錯誤できる人の方が強い。
だから逆に言えば、
ちゃんと振り返れる人はこの仕事に向いてると思う。
■関係が崩れることもある
これもリアルな話。
毎週普通に話せていたのに、
・急に何も喋らなくなって距離を置かれる
・管理者にクレームが入る
・担当を外される
こういうことも普通にある。
昨日までうまくいってたのに、
急に関係が変わることもある。
精神症状として理解していても、
やっぱり関係ができていた人から
強く拒否されるとメンタルにくることはある。
■会えない日もある
訪問看護あるあるだけど、
・1時間かけて行って不在
・直前キャンセル
こういうことも日常的にある。
家の中に居そうなのに出てこなかったり、
ドアは開けてくれたけど「今日はお休みで」と言われたり。
もちろん体調が悪いこともあるから仕方ない。
予定通りにいかないのが前提の仕事。
■それでも続ける理由
じゃあなんで続けてるのか。
これはシンプルで、
少しずつ変化が見えるのが嬉しいから。
病棟って、分野によっては回復が見えにくかったり、
人の最期に関わることも多い。
その中で、精神科訪問看護は
ゆっくりだけど変化が見えやすい。
・表情が柔らかくなる
・話してくれる量が増える
・生活が整ってくる
役に立てている実感が湧きやすいのは大きいと思う。
すぐに結果が出る仕事ではないけど、
時間をかけて関わった分だけ
ちゃんと変化が見える。
ここにやりがいを感じる人は多いと思う。
■まとめ
精神科訪問看護は、
「楽そう」で選ぶとしんどくなることもある仕事。
でもその分、
・夜勤がない
・給料は悪くはない
・身体的な負担は少ない
・生活に寄り添える
こういう働きやすさもある。
いい面も大変な面も知った上で、
それでもやってみたいと思えるかどうか。
そこが一番大事だと思う。
精神科訪問看護をやってみたい人に
少しでも参考になれば嬉しい。
