❝看る❞という視点
うつ病などを患う人を支える事、それを❝看る❞という視点で考えてみたいと思います。

🍀思い込みを減らそう
思い込みは、誰でもしてしまうもの。 それは「〇〇でなければいけない」という自身の中の思いから来ていると言われます。
例えば、「うつのあなたは、あなたじゃない」という言葉。
相手を思い遣っての有難い言葉なんですが、取り方によっては
「うつになった今の自分を否定されている」と受け取る場合もあると思います。
例えば、本人がする行動で、あなたが奇異に感じてやめさせようとする。 何も聞かずに。 これって、どう?
落ち込姿を見たくないという気持ちもわかります。 それは時に、本人の今を否定して理想像を押し付ける事になりはしないでしょうか。
思いや行動には、何かしらの意味がある。 そう考えて、自分の思い込みを少し封印して、話を聴く事が大切なんじゃないかと思います。

🍀「すみません」を「ありがとう」に
「ありがとうに変えよう」
というのは本人向けによくいわれますが、
支える側の人にとっても重要な事だと思います。
「すみません」と「ありがとう」
言われて気持ちいいのはどっち?
言ってすっきりするのはどっち?
日々の中、
責任感からか、
その場を収めたいからなのか、
「すみません」は多くなりがち
知ってました?
「ありがとう」は、
どんな誉め言葉よりも相手を元気させるそうです。
だから今日も
ありがとう、を

🍀ワンオペを避けよう! でも…
誠実で責任感が強い人は、自分がサポートしなければ!と張り切り過ぎて、他人に任せられずにワンオペになることが多いと思います。
また、精神疾患では、家族の中のひとりの人ばかりが面倒をみることも多いと思います。
独りで看ていると、心がだんだん狭まってきます。
状況が好転しないと、責めたり、恨んだり、孤独感に苛まれたり、時には希死念慮も。 支える側が、うつになってしまう。
ワンオペを避けよう!
独りで抱え込まない!
でも、実際の処、ワンオペになってしまうのが現実でしょう。 辛いと言えずに…。
だから、本人のサポートではなく、支えるあなたをサポートする人を見つけよう。
買い物の手助けをしてくれる人とか。
一時的に子供をみてくれる人とか。
なにより、あなたの愚痴の聞き役担当。
これはマストね!
任せられない荷物は、自分で持てばいい。
でも他は、誰かでも良いんじゃない🤗

🍀自分に出来る事、出来ない事を分けよう
これは精神科看護師の心構えのうちのひとつだそうですが、サポートする人にとっても大切な事だと思います。
何かしてあげたいという気持ちは尊いけれど、困り事を抱え込んだり、限界が分からず苦しんだり。
本人が自分で出来る事、これをつい手を出して代わりにやったりする事は、回復に必要なセルフケアを阻害することにもなりかねません。
また、本人からの無理な要望に、ついこちらも無理をして応えるのも、お互いの為にはならないことが多い。
出来る事と出来ない事、これを考える事が大切なのです。
そして、出来る事出来ない事を話し合う。 そうすると、本人も自分の出来る事出来ない事を考えるようになる。 それが、自分の中の問題を解決していく糸口になるといいます。
無論、うつ病には日によって調子が上がったり下がったりしますから、それも加味してね。

🍀感情が入ってきた!どうする?
サポートしていると、感情移入が起こる時があります。
鬱な気分、悲しみ、怒り、虚無感。
結構強烈に入ってくる。
その時の反応は?
大きく二つに分かれると思います。
同じようにひどく落ち込むか。
反発して怒るか。
気が弱いから、感情移入を起こすのだろうって?
逆です。
意志の強い人ほど起こしやすい、と言われています。
自分のこころがいっぱいになっている事に、気付かない場合もあります。 妙にイライラしたり、不安になったり。
そういう時大切なのは、❝気付く事❞
流入してきた感情は、実は自分も隠し持っていた時に、感情が揺さぶられることも多いです。
ですから、できれば一時的に、少しでもいいから本人から離れて、自分の不安は何なのかを見つめ直すのも大切だと思います。 そのために、愚痴を誰かにこぼすのも🆗
入ってきたものは、吐き出そう👊

🍀心的距離は60cm
本人とサポートする人との心の距離、具体的には60cmを目安にするのがいいそうです。
これは、手を伸ばしても届かない、安全を認識できる距離。 メンタルが傷ついている状態は、触れられたくないと思うこと多いです。
自分を守る距離。
信頼関係があって、本人が受け入れられる時は、60cm以内で触れ合える。
ハグ出来る距離。
そこまで受けいられるほどでなかったり、本人の調子が良くない時、それでも離れずに居たい場合は、60cmの外側で見守るのが良いかと思います。
これを一つの目安として、お互いが安心できる距離を考えてみて。
