BOYFRIEND2
2024年の夏に日本中が熱中したあの恋愛リアリティショーの第2弾が配信される、という知らせを聞いた日から首を長くして待ち続けたボーイフレンド2が、先日遂に完結してしまった。最初の方はシーズン1のボーイズ達が恋しくなったりもしたが、だんだんと今作の彼らにも愛着が湧いてゆき、最後には深夜二時に自室で号泣するアラサー独身女性が誕生していた。
全体を通して夏の爽やかさを感じさせる甘酸っぱい恋愛模様がフォーカスされたシーズン1と比べて、今回はボーイズ達の過去や価値観、彼らが抱えている悩みや社会への思い等にも焦点が当たり、一人一人の個性がすごく際立っていたなと感じる。
回を追うごとに、この作品やボーイズ達への思いも大きくなり、身内向けに感想を発信したりもしたが、最終回を迎えて抑えきれないこの感情を放出するには、Twitterやストーリーではあまりにも文字数が足りなさすぎる、、、と思いnoteに書き起こすことにした。
ボーイズ達について
まずは私の推し、イザヤ、ヒロヤ、テホンについて
イザヤ
初回で彼が登場した瞬間は、あまりにも聡明で上品そうな雰囲気にハイスペ論理攻め系お兄さんが来た!と少し身構えてしまったが、実際は駆け引きの無い真っ直ぐさとちょっぴり天然なところを合わせ持つとても魅力的なキャラクターだった。ネット上ではイザヤをシュンと重ねて「姫」と称している人もいたが、トラウマを抱えるウィリアムが何度立ち止まっても、二人の関係が3歩進んで2歩下がっても、絶対にウィリアムの手を離さないイザヤは私にはむしろ「王子」に見えた。
そして私はイザヤの話し方がすごく好き。ボーイズたちといる時は、とても物腰柔らかく少女のような笑顔を見せながら話す姿がとてもチャーミングだった。一方でウィリアムと真剣に話すイザヤは自分のポジティブな感情は真っ直ぐに、ネガティブな感情は心の中で整理した後に余計なもの(感情的に相手を傷付ける言葉)を省いてから伝えているように感じて、多分とても賢くて仕事も出来そうな人だなと感じた。
かまくらでのイザヤの「好きな人にしかしないよ」「好き、、あ言っちゃった、まあいいや」のシーンにはシンプルに心を撃ち抜かれてしまい、微妙な顔をしているウィリアムに何でだよ、と舌打ちしてしまったほど。自分もイザヤのように、相手を好きな気持ちを可愛くあざとく真っ直ぐに伝えられるようになりたいと思う。これからはイザヤをロールモデルに恋愛したい。
ヒロヤ
ヒロヤの登場シーンの感想は「メロい」これに尽きる。メロすぎる。ヒロヤ自身も「女の子にモテる」と言っていたがそりゃそう。3Dプリンターでヒロヤを量産して欲しいレベル。
とまあ見た目の印象はそんな感じだが、彼の中身もとても好きだった。彼は物事の本質を捉えるのがすごく上手いと感じる。リュウキに言った「カミングアウトは伝えた瞬間で終わりでは無い」「ライフタイムで向き合っていく問題」という言葉は、新たな視点を与えられた感じがして面食らった。
そして「ノンケだったら人生楽だっただろうな」という発言がネット上では賛否両論だったが、私はヒロヤはとても現実的に地道に努力を積み重ねてきたタイプの人間ではないかと推測していて、その中で現実としっかり向き合いながら生きてきた人ではないかと感じる。彼が所謂"高学歴"で"ハイスペック"なのは、彼自身が当たり前のように積み重ねてきた努力が実を結んだ結果だと思っている。彼は決してノンケの人生を軽んじている訳ではなくて、彼自身が出来る努力を全てやった結果として「ゲイであること」が自分の理想とする人生にとっての障害になった瞬間を経験した事があの発言に繋がっているのではと思う。確かにヒロヤがノンケだった場合、あのスペック、冷静さ、そして繊細さがあれば彼の想像する「ノンケの当たり前」はさほど難しくないのではないか。分からないけど。なぜなら全部私の推測だから。
とにかく、私はヒロヤのことが好きです。(贔屓)
テホン
シーズン1でダイと喧嘩したシュンにかけたテホンの言葉は多くの人の心に響き、まさに私もその1人だった。
あの「テホン大先生」が帰ってきたということで、ワクワクしながら見ていたのだが、おや?何だか様子がおかしい。先生、怖いです。ジョウブとの初コーヒートラックを見た後の感覚が何かに似ていると感じる。アレだ、就活の時の手応えの無い圧迫面接だ。恋愛モードのテホンはまた違う顔を見せるんだなとちょっと衝撃を受けた。一方で、ボーイズたちと話しているテホンはやっぱり私の知っている温かく、一歩引いたところからみんなの背中を押してくれる人で、その二面性故にジョウブとの展開が全く予想できなかった。
そんな中で私がやっぱりテホンだ、、、!となったのは、テホンが対自分ではなく他のボーイズ達とのジョウブの関係性や、ジョウブのお母さんを通して、密かにジョウブの魅力を感じていたこと。人って恋愛すると、自分の目の前の相手の事でいっぱいになって、つい自分と相手の2人きりの世界を作ってしまいがちだけど、第三者を介して相手の性質を見るという視点にはテホンらしさが詰まっていて、やっぱり好き〜〜!!!となった。
相変わらずジョウブとのデートは初回よりは少し砕けた圧迫面接だったけれど、テホンが求めていたのは"憧れの人の近くにいられる喜び"ではなく、これから二人で人生を歩んでいくための"対等な愛"だったんだなと思う。きっとテホンはもっと早い段階で恋の相手としてのジョウブの魅力を知っていたし、テホンから「好きだ」と伝えることもできたけど、「憧れの人」から「パートナー」に変わる為の壁はジョウブに乗り越えて来て欲しかったんだろうなあ。
最後の「なんで涙が出るんだろう」という言葉は「月が綺麗ですね」に代わる愛の大告白だと思った。テホンが幸せそうで、私も本当に幸せです。これからも"放っておけない"不器用で愛おしいジョウブとお幸せに。
そして他のメンバーについて
ウィリアム
正直、苦手なタイプだった。相当遊んできたプレイボーイの雰囲気を醸し出しながら、大事な決断にはなかなか踏み切らない。何ならイザヤとグリーンルームを出る瞬間まで、せめて「一緒にグリーンルームを出よう」ぐらいはウィリアムが言えよ!大事なとこキメろよ!と思っていたぐらいだが、最終回にイザヤとカムバックしたウィリアムの表情がとても柔らかく感じて、幸せな時間を過ごしているんだなと思って少し安心した。
ウィリアムが「もう眠い」「もういいかな」と話し合いを投げ出そうとしたら詰めてくるイザヤ、面白すぎる。それを冗談として話すウィリアムが今までで1番好きだった。ずっと二人で話し合いしててください。
ボミ
最初、マジで恋愛不慣れ感が滲み出ていて大丈夫か?と思ったが、本当に等身大で素直なボミの姿がフーウェイに刺さって良かった。ボミのことを「策士」だと思う派もいるっぽいが、ボミの勝因は「飾らず、素の自分でぶつかったこと」だと思う。自分の心に湧いた感情をそのまま言葉に出来るのはボミの純粋さありきだと思うのでそのままでいて欲しい。
そしてちょいちょいランドリールームがボミママのスナックと化していて最高だった。
フーウェイ
彼との恋愛は本当に難しそう。中盤までのハッキリしない感じは私まで不安になったが、ボミへの気持ちが明確になった瞬間にしっかり言葉と行動で伝える姿を見て、多分彼自身心の中ではすごく色々考えているんだけど、それがハッキリまとまるまでは言葉や行動に出さないタイプなんだろうなと思った。でも相手からしてみればフーウェイの心の内までは分からないので、なんと言っても脈絡が無い(それがフーウェイの魅力でもある)。ボミが記念日毎に花の本数やら意味やらを念入りに調べて渡すタイプだとしたら、フーウェイはなんでもない日に突然バカデカイ花束を渡して来るタイプ。きっと多くの人は戸惑うけど、それがフーウェイの愛だと思う。ボミ、攻略頑張れ、そしていつかフーウェイのトリセツを出してください。
あとはフーウェイの「愛」についての解釈がすごく好きだった。グリーンルームは静まり返っていたけど。
カズユキ
正直途中まで、本当に何がしたいのか分からなかった。ずっと過去の恋愛の整理をしていて、誰とも恋愛をする気もなさそうで。でも、確かに考えてみれば辛い結末を迎えた恋を振り返る事って中々勇気が要る事だと思う、彼のように人生の半分近くを一緒に過ごしたパートナーを失った場合は特に。最初はグリーンルームで新たな恋をしようと志して、でもその空間でボーイズ達の恋愛観や過去の恋愛に触れて、その全てに昔の恋人を重ねながら、やっと蓋をしていた思い出の箱を開ける覚悟ができる。カズユキがグリーンルームを出る時、正直スッキリはしなかったが、最終回で復縁の報告を聞いた時、なぜか自分でもビックリするほど嬉しかった。恐らく自分の中での大正解中の大正解な展開だったからだと思う。カズユキと15年も共に歩んだパートナーなんて絶対素敵な人なんだろうな、お幸せに。
ジョウブ
中盤までずっと報われず、彼の不器用な感じも相まってこっちまで辛くなってしまった。キッチンでしゃがみこんでホロリと涙を流す姿と、その後部屋に戻っていく背中がいつもより小さく見えて、自分の失恋のようにとても切なかった。
テホンという「推し」が登場し、意気込んだものの撃沈。でも分かる、ずっと憧れの存在だった推しを目の前にして何話していいか分かんないよな。アイドルとの30秒のヨントンですら最後の5秒ぐらい気まずいんだから、そりゃそうだよな。
あの伝説の"太もも枕"のシーン、ジョウブの「ここに頭乗せていい?」というあまり聞いたことのない確認に対して、テホンが「聞き方笑」って愛おしそうに笑うシーンがすごく好きだった。
テホンは不器用なあなたでも放っておけないし、愛おしいんだよ。だから照れくさくなっても笑って誤魔化さずに、真剣に話してね。もう目の前にいるのはあなたが"背中を追いかけていた推し"じゃなくて、"あなたの事が大好きなテホン"だよ。これからも明るく、時々テホンの圧迫面接()に鍛えられながら幸せに過ごして欲しい。
リュウキ
途中参加かつ大人しめだったので、馴染めるか心配だったが、何だかんだスっと溶け込んでいてアラサーお姉さんは安心した。
そしてもうずっと可愛い。とにかく可愛い。カズユキとの会話で発した「顔じゃない、、、筋肉なんです」には関西人としてズッコケずにはいられなかった。ヒロヤとトモアキの喧嘩に気付かず手羽先頬張ってたのも可愛い。なんか最後パグ抱いて帰ってたのも可愛い。ピーマン苦手だけど頑張って挑戦していたのも可愛い(オフショット)。
全然泣かなかったリュウキが、トモアキが両親に宛てた手紙で泣いていたのもグッときた。可愛い可愛いリュウキがマッチョのチャラい男に遊ばれること以外で辛い思いするのは嫌だから、お父さん受け入れてくれますように。
トモアキ
最初と人変わった?ってぐらいとんでもない変貌ぶりを見せてくれたトモアキ。私は彼の、"努力によって後天的に身につけた自信"の脆さが見え隠れするところがすごく人間らしくて大好きだった。器用なタイプではないし、あんなに面白い(本当に面白かったのでトモアキスペシャル回が欲しいレベル)けどきっと根っから明るいタイプでも無いんだろうなと思うけれど、自分の弱さと向き合い続けるところにすごく心を動かされた。上手くいかない時も逃げずに自分の心を開く努力を続けたから、あんなに皆に好かれるムードメーカーのような存在になれたと思う。
次回はぜひ、おしゃれ魔女トモアキの恋愛が見たいなと思います。
ボーイフレンド2は強さの物語
ボーイフレンド1が「優しさ」の物語だとすれば、今作は「強さ」の物語だったように思う。
自分の思いを真っ直ぐに伝え続ける強さ、相手を信じる強さ、過去と向き合う強さ、本当の自分をさらけ出す強さ、"恋愛リアリティショー"でありながら、そこに映っていたのはただの恋愛模様ではなく、ボーイズ達が色々な「強さ」を手に入れる物語だった。それは時に強い愛のエネルギーによるものであり、時には熱い友情によるものであり、もしくは元々各々が持っていた「強さ」が2ヶ月間の心の動きを通じて芽吹き、花を咲かせただけかもしれない。
自分の全てをさらけ出す勇気を持って彼らの人生の素敵な物語を見せてくれたボーイズ達に感謝しているし、出演した全ボーイズ達に幸あれ、と心から願っています。
