日記「ヒートテック着てますか?」
ふと気になることがあって、クリニックに行ったら「念のためMRIとっておきましょうか、念のため!」と明るく言われ、MRIがある別のクリニックに案内された。
「角を曲がって30歩くらいで着きます」という言葉通り、すぐ到着し受付で待機。「なんでもとりあえず自動送客してるのでは…?」と見えない関係に疑念が生まれるが、30歩と言った医師の笑顔を信じることにする。
MRIは強力な磁場と電波を使用するため金属類はNG。刺青やアートメイクなども該当するようだ。
「ピアスなどしてませんか」「湿布やホッカイロを貼ってないか」などさまざまな事前確認が続く中、「ヒートテックは着ていませんか?」と聞かれ、思いがけず動揺(発熱素材だからダメらしい)。
一瞬考え込み、「着て………ます」と、M1王者「たくろう」の赤木さんのような口調で答えて笑われる。(どっちみち検査着に着替えるので問題なかった。)
ちなみに後で壁に貼ってあったNGグッズ一覧にはPASMOがあった。名指し。
「かなり大きい音がしますので!閉所恐怖症じゃないですよね!?」と直前に確認されるも、こちらは番号札しか持ってない検査着姿だし、後戻りできない状況。ここで怖気付いて脱走する勇気はむしろない。
アルマゲドン気分でカプセル型の装置に仰向けになる。経験された方はご存知だと思うが、この世のあらゆる警告音のような音に包まれること20分。
身動きできない閉鎖空間にいると、少し前にテレビで見た潜水艦タイタンの事故を思い出して勝手に怖くなった。
始まる前に気休めにヘッドフォンを貸してくれたが、スカパラ的な音楽がかすかに遠くで聴こえるだけ。逆に「幻聴?」となり、怖い。
こういう時に最適な音楽はなにか、リクエストできたらいいのにな、なんて考えていたら終了。20分のミッションを終え地球に帰還したら、なんとなくバージョンアップした感じ。
