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[エッセイ] 言えるようになるまで。

私は腎臓が弱い。と勝手に思っている。


脚だけむくんでいるし、ぶっといし、小さい頃から膀胱炎にもしょっちゅうなっているし、
風邪引いた時に医者に腎盂腎炎かも?と言われたこともある。


全て大事には至っていないが、自分でも腎臓は大事にしなくちゃな、 と常に思っている。


そんなことを踏まえて、
やはり私の代名詞「恥ずかしがり屋」があったため腎臓が弱くなったのかも (勝手に思っているだけ)という話である。


小学校低学年の頃は、子ども特有なのか?
トイレを我慢するのが当たり前だった。


私だけではなく、
ほとんどの子どもたちが我慢したことがあるはずだ。


これは、先生や大人が話している途中で、
自分のことを言ってはいけないと勝手に思っていたり、
どうやって「間」を読んで言っていいか分からないから、
子供の頃はほとんどの子がトイレを我慢していたに違いない。


間を読まない一部男子たちは普通に授業中にトイレに駆け込んでいたが、
女子はほとんど我慢していて、
突然泣き出したかと思えば、漏らしていて椅子や床がびっしょりになる子もいた。
そんな中、私はめちゃくちゃ手や踵などで抑えて(笑)数時間我慢することもあった。


それはなぜか。


恥ずかしいからに決まっている!
だって発表と同じではないか!


「先生トイレに行きたいです」
「休憩時間になぜ行かなかったのですか」
「すみません。。。」
「行ってきなさい」

この流れの後にやっとトイレだ。


そんな余裕はないし、その会話もかなり恥ずかしい。


しかも通常発表しない私が手を挙げるもんだから、
何をいうのか全員興味津々でみんなガン見だ。


その内容が…トイレ。
こんな恥ずかしいことはない。一生の恥だ。


よって我慢するのである。


むろん手を挙げるなんてもっとできないのだから。


そんなのを何十回と繰り返していた低学年のみっちゃん。
いつしかオシッコする時に激痛が走る。


恥ずかしがり屋といえど、お母さんにすぐ報告。
どんな会話かは忘れたけど、近所のおばちゃんがメチャクチャまずいお茶をたくさん作ってくれて、
「これを飲めば治るから」とずっと一日中飲まされていた。


今思えば、利尿作用のあるお茶だと思うんだけど、
飲むともよおすからトイレに行く。
そしてメチャクチャ痛い。


出せば菌がでて治る。っていう感じなのだろうか?
嗚呼。薬飲ませてあげて😭
あの時の菌は絶対に流れてはいない。



おばちゃんもタイムリーだったのかな?多分2ℓぐらい飲んだ。


昭和のお母さんたちはなかなか病院には行かないのである。
※うちの近所だけかも。


我が家も薬といえば、パブロンとキンカンとオロナインだった。
この3つで全てを直すのだ。


そう…なぜかきちんと治るのだ。
不思議な時代だ昭和。

昭和あるある


大人になってなかなかトイレに行けない仕事についたことがある。
それでも大人だから仕事に入る前にはトイレに行く。
経験するって大事。
会議の前や映画館の前には、
お腹空いてなくても食べてお腹を鳴らさないようにするのと同じことなのだ。


それでも騙し騙し膀胱炎にはならないで過ごしていたのだが…。


数年ぶりに彼氏ができた時のこと。


緊張と楽しさと嬉しさと色々な感情が混ざり合い、
小学生の頃のように、どの会話と会話の間に「失礼」と言ってトイレに行けばいいのか分からなかった。


イヤ、そんなトイレ時間さえも勿体無いと思い我慢していたのである。

あなたも経験ありますね😏ニヤリ


真冬の激寒の夜。お鍋に誘ってくれた彼。
嬉しくて、肉体労働の仕事の後に仕事場でシャワーまで浴びて駆けつける。


香水をバシャバシャつけて
ヒラヒラのミニスカート&薄着で。


恋愛体質になっている時の女はだいたい痛い。
特に大人。


厚手のコートに中真夏。
すぐ風邪ひく。
信号無視して彼の元へ走る。

やってるやってる🤣良い子は真似しないように⚠️


これは膀胱炎にならせてください!って言っているようなものだった。


食べている間、ずっとお腹痛くてどんどんパンパンになってくる。
トイレ行ってもなんか変でハテナだったけど、どうにか楽しいデートは終わり。


次の日から急性膀胱炎で苦しい数日間が待っていた。


数日で4キロ近く落ちて、これはやばいと思いその日から
好きな人の前でも「トイレ行ってくる」って言えるようになる。


遅すぎる。
なんとも初々しい?大人だが、
私の腎臓が弱いかも?は、この流れから勝手な思い込みで繋がっている。


足がぶっといのもこのせいだ!と信じて疑わない。
何度も言うが、もちろん医学的な根拠はない。
でも私の中では、この膀胱炎と腎臓悪いかも?はずっと繋がっている。


そしていつも思い出す。
おばちゃん、あの時のまずいお茶ちょうだいーーーー。




あの頃は、「トイレに行きたい」の一言が言えなかった。
今は言える。


たったそれだけのことだけど、
それは恥ずかしがり屋だった私にとって、何十年もかけて身につけた変化だった。


人は、ある日突然変わるんじゃない。
気づかないくらい小さな変化を、何十年も積み重ねて変わっていく。
当たり前だけど、今の私は昔の私でできている。




今回のテーマは、
「膀胱炎の話」じゃない。
「恥ずかしさ」
と、「生き方の癖」を書きました。


あなたには、どの一言で「昭和」の空気感が立ち上がりますか?


見出し絵は、
いつもの教室、いつもの椅子で我慢している私を描きました。
いつもこんな感じで我慢でした。


中絵は、
まずいお茶をすぐに持ってきてくれた
笑顔のおばちゃんと、
まずいと思いながら健気に飲み続ける私を描きました。


文章の邪魔をせず、
絵の邪魔もしない。


そんな作品や物語を、
少しずつ描いていけたらと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
また次回も会えたら嬉しいです(*´꒳`*)


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