「 説明書なし 」
生きていることって、
よく考えたら
結構不思議だ。
なんで生まれてきたのか。
死んだらどうなるのか。
人生に意味はあるのか。
そんなことを考え始めると、
案外きりがない。
しかも困ったことに、
その答えを知っている人は
たぶんいない。
偉い人も。
頭のいい人も。
昔から
たくさん考えてきたのに、
結局よく分かっていない。
── 不思議だよね。
こんな大事なことなのに、
誰にも分からないまま
人生は始まる。
説明書もない。
正解もない。
何が正しかったのかも、
最後まで分からない。
なのに人は、
ちゃんと生きなきゃとか。
間違えちゃいけないとか。
意味のある人生にしなきゃとか。
ずいぶん頑張る。
でもさ。
そもそも説明書もないのに、
そんなの難しくない?
少しくらい
迷う日があってもいいし。
遠回りしたっていいし。
無駄なことをしたっていい。
好きなものを食べて。
好きな人と笑って。
今日はちょっと
いい日だったなって。
そんな日が増えたら、
それで十分な気もする。
── だって結局
生まれた理由も、
死んだ後のことも、
誰にも分からないままなんだから。
この謎だらけの世界なら、
たまに笑いながら生きてるくらいで、
ちょうどいいのかもね。
未来-miku-
