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ひきこもりの子を育てる母。外で働いてメンタル保ってます。


パートから正社員になったとたん、子どもがダウンしました

 母親になっても外で働くのが当たり前だと思っていました。
 夫はブラック企業勤務で、助けてくれる人がいないワンオペ必須な生活。
 保育園の送迎も、急病対応も1人で乗り切りました。パート職員に対する理不尽な扱いにも耐えていました。
 子どもが成長し、さあ、これからどんどん働いていくぞと思った矢先、子どもが倒れました。
 パートから正社員になって、同じ月の出来事でした。
 毎日昼休みに急いで帰宅し、子どもの様子をみてから職場に戻りました。
 どんどん体調が悪くなる子どもと、疲弊する私。
 この働き方を続けるのは無理だと思うまで、時間はかかりませんでした。


自分が家にいても、悩みは深くなるばかり

 それまでこだわっていた仕事を手放して、毎日家で過ごしました。
 家にいると、子どもが何時に起きるのか、今日の体調はどうなのか、部屋に籠って何をしているのか、気になって仕方がありません。
 時間に余裕ができ、子どもの傍にいることはできるようになりました。
 通院の都合もつけやすくなりましたが、子どもが元気になることはなく、自分の気持ちも沈んでいくのが分かりました。


仕事を終えて帰宅して、扉を開ける瞬間が嫌いです

 仕事を辞め一年以上経過し、子どもの様子を伺う生活に限界を感じた私は、仕事を再開しました。
 外に出て解放感を得られる一方で、仕事を終えて帰宅するときは、常に気持ちが重いです。
 玄関にある子どもの靴が、朝と全く変わらない位置にあるのを見ると、ああ、また一日家にいたのだ、今日も動けなかったのだと思い知らされます。
 家に帰ると同時に、母親失格のタイムカードに打刻するような気持ちで「ただいま」を言う毎日です。


現実逃避のために、仕事に行っています

 子どもがひきこもるようになって、失ったものは多くありましたが、プラスになったこともあります。
 以前は仕事でのことで思い悩むことが頻繁にありましたが、今は全くストレスに感じません。どんなに仕事がきつくても、ひきこもりの子どもを抱えている苦しさとは比べ物になりません。
 我慢していれば、給料という対価が得られるのです。外でリフレッシュできるうえにお金まで頂くことができて、こんなにありがたいことはありません。
 仕事に対するスタンスは以前と180度変わって、安定したメンタルで毎日楽しく働くことができるようになりました。

 私は育児の辛さから逃げるために、外で働いています。
 強制的に家から離れることで、メンタルを維持できています。
 不純な動機で働いて心苦しいところですが、子どものひきこもり生活も、廻り回って世の中のためになっているのかもしれない、と、思うようにしています。


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