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親の介護「きれいごとだけじゃ、続かなかった」


――「きれいごとだけじゃ、続かなかった」

「親の介護は、家族の愛情で乗り越えられる」
そんな言葉を、私は何度も耳にしてきました。

でも、実際にその立場になってみて思ったのは、
愛情だけでは足りない瞬間が、確実にあるということでした。

この記事は、
「親の介護」を経験した一人としての体験談であり、
できるだけ飾らない本音を書いたものです。



介護は、ある日いきなり始まった

最初は本当に些細なことでした。

・同じ話を何度もする
・薬の飲み忘れが増える
・「ちょっと手伝って」が多くなる

「年を取ったから仕方ないよね」
そう自分に言い聞かせていたのですが、
気づけば生活の中心が、少しずつ「親の都合」に寄っていきました。

ここで多くの人がつまずくと思います。

介護は“宣告”ではなく、“じわじわ始まる”
だからこそ、覚悟が追いつかない。


「いい子」でいようとした自分が、一番しんどかった

親の介護をしていると、
周囲からはよくこんな言葉をかけられます。

  • 「えらいね」

  • 「親孝行だね」

  • 「ちゃんとしてるね」

そのたびに、私は笑ってうなずいていました。

でも本音を言うと――
その「ちゃんとしてる自分」を演じるのが、一番つらかった

・イライラしてはいけない
・弱音を吐いてはいけない
・投げ出したいなんて思ってはいけない

そうやって自分を縛れば縛るほど、
心の余裕はなくなっていきました。


きれいごとじゃない本音

「もう無理」と思った日もある

正直に言います。

私は、
「もう無理」「逃げたい」と思った日が何度もあります。

夜中に呼び出される
同じ質問を10回聞かれる
感謝されないどころか、怒られる

頭では「病気のせい」「仕方ない」とわかっていても、
感情はそんなに都合よく整理できません。

この感情を口にすると、
「冷たい人」「親不孝」と思われるかもしれない。

でも、これが私の介護の本音でした。


介護で一番つらかったのは「孤独」

体力的なしんどさよりも、
精神的につらかったのは孤独でした。

誰かに話しても、返ってくるのはこんな言葉。

  • 「大変だね」

  • 「でも親だしね」

  • 「あなたしかいないんでしょ?」

悪気がないのはわかります。
でもその言葉は、
「逃げ場をふさぐ言葉」にも聞こえました。

介護は、
人に囲まれているようで、
とても孤独な作業です。


救われたのは、「完璧をやめた」こと

あるとき、ふと力が抜けました。

「全部、私がやらなくてもいい」
「できない日は、できないでいい」

そう思えた瞬間から、
少しだけ呼吸が楽になりました。

・外部サービスを使う
・人に頼る
・手抜きをする

これは「逃げ」ではなく、
続けるための選択でした。

親の介護は、短距離走ではなく、
いつ終わるかわからないマラソンです。


親の介護をしているあなたへ

もし今、この記事を読んでいるあなたが
介護の真っ最中なら、伝えたいことがあります。

  • イライラしてもいい

  • 優しくできない日があってもいい

  • 「しんどい」と思うのは、自然なこと

それは、あなたが冷たいからではありません。
ちゃんと向き合っている証拠です。


最後に|この体験談を書いた理由

この「親の介護|体験談|本音」を書いたのは、
誰かを感動させるためでも、
正解を示すためでもありません。

ただ、
「同じ気持ちの人が、一人じゃないと知ってほしい」
それだけです。

介護は、
静かで、重くて、語られにくいテーマ。

だからこそ、
こうして言葉にして残すことにも意味があると思っています。

今日も本当によくやっています。
それだけは、胸を張っていいと思います。


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