応援ナース50日目~台風が教えてくれた「病院の本当の防災力」~
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台風接近の台風接近の中で始まった勤務
昨日は台風が接近する中での日勤勤務でした。
朝から風が非常に強く、普段なら歩いて1分ほどの病院までの道のりですが、帰宅時の状況を考えて車で出勤しました。
停電で見えた病院設備の課題
勤務中には、台風の影響と思われる停電が一度発生しました。
その時に強く感じたことがあります。
それは、電動ベッドは停電すると動かせなくなるという現実です。
非常用電源につながっている病室であれば問題ありませんが、そうではない病室ではベッドの高さや背上げの操作ができなくなります。
以前私が勤務していた病院では、停電時でも手動で操作できるハンドルが備え付けられている電動ベッドがありました。しかし、現在勤務している病院で使用されているベッドには、そのような仕組みはありませんでした。
地域医療を支える病院だからこそ必要な支援
もちろん、大規模な大学病院や急性期病院では、建設当初から病室まで非常用電源が整備されている施設も多くあります。
しかし、地域の慢性期病院では、そのような設備投資が十分に行えない現実があります。
患者さんの安全を守るという視点で考えれば、こうした設備こそ公的な支援が必要なのではないかと感じました。
慢性期病院は地域にとって欠かすことのできない存在です。
しかし、急性期病院とは異なり、経営面では決して余裕があるとは言えません。
だからこそ、非常用電源や停電対策といった命を守る設備については、国や自治体が積極的に支援していくことが大切ではないでしょうか。
今回、台風による停電を経験したことで、普段は見えない地域医療の課題を肌で感じることができました。
勤務を終え、車でトレーラーハウスへ戻り夕食を食べていると、19時ちょうどに私の住んでいる寮も停電となりました。
そして日付が変わった現在も、暴風と豪雨は続いています。
トレーラーハウスは風で揺れ、自然の力の大きさを体で感じています。
停電は13時間以上続き、同時に断水にもなりました。
今使えるのはプロパンガスだけです。
朝はガスでお湯を沸かし、カップラーメンを食べました。
普段なら当たり前に使える電気や水が、どれほど大切なものなのかを改めて実感しています。
今回の台風は、私に「災害に強い病院とは何か」「地域医療を守るために本当に必要なものは何か」を考えさせてくれました。
応援ナースとして宮古島に来なければ、きっと気づかなかったことです。
この島で働き、生活しているからこそ見えてくる景色があります。
これからも一つひとつの経験を大切にしながら、地域医療について学び続けていきたいと思います。
