初夏のはじまりに
ここ最近、外が暑すぎるなぁと思う日が増えてきました。
まだ夏本番ではないはずなのに、日差しが肌にまとわりつくような暑さですね。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
日中歩いていると、どこからか風鈴の音が聞こえるようになりました。
ガラスが触れ合う、あの澄んだ響き。
ほんの一瞬だけ、風が肌をすり抜けたような気がして、
思わず立ち止まってしまいます。
どうして風鈴の音って、こんなにも"涼しさ"を連れてくるんでしょう。
実は、あの音に涼しさを感じるのは、日本人ならではの感覚なんだそうです。海外では「きれいな音」ではあっても、「涼しい音」とは結びつかないんですって。
風鈴について
風鈴のルーツは、ずっと昔の中国にあった「風鐸(ふうたく)」という
青銅の鐘。
風が吹くたびに揺れて鳴り、
"風が通ったことを知らせる"ための道具。
目には見えない風を、音でそっと可視化するなんて、
昔の人の感性ってすごく繊細ですよね。
日本に伝わってからは、寺院の軒先で魔除けとして使われ、
江戸時代になるとガラスの風鈴が広まりました。
実はこの頃、風鈴は"高級品"だったそうです。
今のように気軽に買えるものではなかったんですね。
少しずつ、夏が見えてきました。
夕方の色も、風の匂いも、ほんの少しずつ変わっていく季節。
夏といえば、皆さんは何を思い浮かべるでしょう。
ちなみに、本日は6月1日「衣替えの日」。
平安時代の宮中では、旧暦の4月1日に夏服へ切り替える“更衣”という行事がありました。
今の6月1日の衣替えは、その習慣が時代とともに形を変えて残ったものなんですって。
今の私たちの衣替えが、
千年以上前の習慣の名残だと思うと、ちょっと面白いですよね。
こういう小さな習慣が、今も静かに続いているって、
なんだかいいなと思います。
本日もありがとうございました。
また次回もお会いできること、楽しみにしております。
