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(子どもへの声かけ④)「正解」ではなく「別解」を求める子が〝あと伸び〟する

(ケース④)模範解答と違うやり方をしている子どもに

【NG声かけ】「教えた通りにやってみようか」
【OK声かけ】「面白いやり方をしているね」

 子どもが勉強をしている際、模範回答とは違う方法で解いているということをよく目にしますよね。これはお子さんを持つ親御さんだけでなく、先生や塾講師もよく経験することです。
 模範解答は、たしかに〝コスパ・タイパよく〟解ける方法であることが多い。ですから、違うやり方で解いている子に、「教えた通りにやってみようか」とか「こういうやり方のほうが簡単に解けるよ」と親心でアドバイスをしてしまう人がとても多いのです。

 しかし、子どもと接する機会が多く、彼らを理解している人は、こういうアプローチを取りません。なぜなら、別解を探す子どもは〝あと伸び〟する、ということが自分の経験則でわかっているからです。

 どちらかというと、真面目というよりは「お調子者」「ひょうきんな子」とされる子に多いかもしれません。もしくは、はたからでは「天邪鬼」と見えることもあるでしょう。 
 しかし、この「別解」を探してやる!という根気は、その子が大人になったとき、強烈な武器になるのです。

 大人になって社会に出れば誰しもわかりますが、この世の中に正解が決まっていることなど、ほぼありません。ある人が「この方法で成功したよ」と明かしていて、それを真似したところで、万人が成功するわけではないのです。
 社会の荒波に揉まれていくというのは、この正解のない世界を歩んでいくということですよね。
 別解を求める子は、何度もトライ&エラーを重ね、根気良く挑戦できる大人に成長できるのです。

 大人は、ついつい親心で子どもにコスパ・タイパのよい「正解」を教えたくなります。しかし、それとは違う「別解」を探す子どものほうが、むしろ期待していいのです。その芽を摘まないよう、おおらかに接することも大事でしょう。

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