(子どもへの声かけ⑧)「空間認識能力」を育む木登りで、図形問題にも強くなる!
(ケース)木登りをしようとする子どもに
(NG声かけ)「危ないからダメよ!」
(OK声かけ)「お父さんと一緒に登ってみようか」
昨今は、子どもが外で遊べる場所が近くになかったり、外遊びが心配ということでついつい室内で遊ばせる、タブレットを与えて動画を見させてしまうといった親御さんが少なくありません。
しかし、子どもにとって、外遊びほど学びがあることはなかなかありません。そんな中でも木登りは、ぜひ機会があったらトライしてもらいたい。危険がともなうと判断すれば、「ダメ!」というのではなく、「一緒にやってみようか」というフォローをしてあげていただきたいのです。
というのも、木登りは子どもの空間認識能力の育成に効果的だからです。空間認識能力とは、空間やものごとを立体的に把握する力のことを指します。とりわけ3歳から5歳頃の幼児期に発達するとされているのです。この時期に、空間を前後左右だけでなく上下移動する遊びをすることは、とても効果的で、木登りはそれができる遊びということです。これは勉強だけではなかなか身につきません。
この能力を鍛えると、運動能力だけでなく、小学生高学年・中学生でつまずきがちの算数・数学の図形問題にも強くなります。図形問題は、見えない補助線を引くことが求められます。図形の中に隠れた三角形や合同・相似の関係を見つけることで、初めて正解に辿り着ける。補助線が引けるか引けないかで点数が大きく変わり、結果的に入試を左右するのです。
外で目一杯遊んでいたお子さんはこの空間認識能力が高く、見えない補助線を引くのも得意。これは教育の場に携わる人たちが揃って指摘していることです。
ちなみに木登り以外でも、高低差がある場所での鬼ごっこ(子どもの頃、公園の滑り台を使って鬼ごっこをした経験のある親御さんも多いことでしょう)、ブロック・積み木遊び、折り紙といった部屋遊びも、この空間認識能力を育む遊びことに効果的といわれています。
お子さんが木登りに挑戦できる機会があれば、ぜひ親御さんも一緒になって遊んでいただければと思います。
