(子どもへの声かけ③)「何して遊んだの?」「ドッジボール」…。〝名詞返し〟で終わる会話をどう改善させるのか
(ケース③)「学校で何をして遊んだの?」「ドッジボール」で終わってしまう親子会話の打破
【NG声かけ】「他にもなんかあるでしょ?」
【OK声かけ】「同じことをお母さんに聞いてみてくれる?」
子どもと一緒の食卓。 今日1日、我が子がどのようにして過ごしたのかは、すべての親御さんの関心事です。
そんな時、よくありがちな会話が、ケース③のようなケース。
子どもからどんなことを聞けるか楽しみにしているのに、「ドッジボール」「サッカー」というように「名詞返し」をされてしまう……。
簡潔な返しで間違っているわけではないのですが、親の期待が大きければ大きいほど、
「他にもなんかあるでしょ?」
といったNG声かけをしてしまうものです。
そんな時にぜひおすすめしたいのが、「同じことをお母さん(お父さん)に聞いてみてくれる?」という返し方。
するとどうなるでしょうか? ここでは遊びではなく、何をしていたか、を聞く形にしています。
子ども「今日は何をしていたの?」
母「今日はね。9時から15時までスーパーで働いてきたよ。今日は新作の天ぷらのお惣菜を出す日だったから、いつもよりすごく大変だったんだよね。かき揚げを揚げるのが難しくてバラバラになっちゃって最初は失敗したんだけど、何度か練習したら、うまく揚げられるようになったよ」
このような会話をすることで、子どもは「あぁ、そうか。ドッジボールをして遊んだ様子をくわしく話してみればいいのかな?」とヒントを得たら、こっちのものです。
一方、「へぇ、そうだったんだ」としか子どもから薄い反応しか返ってこなかったら、以下のように会話に持っていくのも手です。
母「じゃあ、お母さんに「上手く揚げるコツは?」って聞いて見てくれる?」
子ども「かき揚げを上手く揚げるコツはあるの?」
母「かき揚げを上手くあげるコツは、お玉の上で形を作ってから揚げること。あと揚げ始めの30秒はいじらない。こうするとバラバラにならないんだよ」
このように会話の例を見せたうえで、再度、「学校で何をしたか」を聞いてみましょう。
すると、子どもは、ドッジボールをいつ、どこで、誰としたのか。誰かにボールを当てたかの。自分がボールをいつ誰に当てられたのか。このような詳細を話してくれるようになります。
子どもは、大人の真似するのが得意だし、大好きです。
ただ上から目線で教えるのではなく、お手本を親自身が見せることで、子どもは自然と言語力の基礎を身につけていくことができるのです。
