(子どもへの声かけ⑦)子どもの自己肯定感を高める「お手伝い」のルール!
(ケース)少し熱が出た子どもが日課の「お手伝い」を放棄
(NG声かけ)「今日のお風呂掃除はお母さんがやるね」
(OK声かけ)「でも、あなたがお風呂を洗わないと家族がお風呂に入れないよ」
家庭の中で子どもに「お手伝い」をさせる。これは日本中の家庭教育で、よく行われていることです。
子どもにお手伝いをさせることは、非認知能力の向上にも効果的です。家庭で役割を与えられることは、存在を認められること。つまり、子どもの自己肯定感を高めることにつながるのです。もちろん、役割を果たす責任感を育成することもできます。
さらに、手伝いの行為は、手足を動かすことであれば手先・体を器用にすることにもプラスに働きます。加えて、「どうやればもっと素早くできるか」「どうやればより上手くできるか」といった段取り・方法を考える力も育まれます。
ヤングケアラーの問題もありますが、子どもに過度な負担にならないお手伝いをさせることは、子どもの将来を考えてもとてもいいのです。
そんなお手伝いですが、子どもが少し調子を崩すと、すぐに「今日はお父さん(お母さん)が代わりにやるからいいよ」といったフォローをする親御さんがいます。
しかし、こういったフォローを気やすくしてしまうのは考えものです。なぜなら、子どもにとって与えられた役割を取られることを指すため。結果、お手伝いは自分がいなくても代用可能なもの、という認識になり、「自分は大したことをやっていなかった」という認識にもつながりかねません。これでは自己肯定感が高まりませんし、責任感も育めません。
そこで、平熱よりも少し高い、外で遊び疲れて眠い、といった程度であれば、手伝ってくれないと家族が具体的に困るんだ、ということを伝えてみる。
そうすることで、子どもは自分の家庭での役割がかけがえのないものであるという認識になり、その役目を果たした自分自身を肯定的に捉えられるようになります。もちろん、責任感も強くなります。
大病を患ったり、高熱が出ている、大怪我をしているといった際は、療養が必要ですから、休ませてあげるべきです。しかし、そうでもないのに、気やすく子どもの役割を奪うことは、結果的に子どもにとってマイナスになってしまうのです。
