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(子どもへの声かけ①)ついついやってしまう「先取り」が子どもを伸ばさなくする

(ケース①)「サッカーをしました。楽しかったです」の息子の日記を改善したい!

【NG声かけ】「ボールがあなたのところにビューンって飛んできたでしょ?」
【OK声かけ】「そのときどんなものが見えたの?(聞こえたの?) 思い出してみて」

息子の日記が拙い・・・。 はたから見たら「そんなこと気にするなよ」ですが、実際、子育てをしていると、こういう細かなところまで気にかかってしまうものですね。

ケース①の例はよくある事例です。子どもはうまく言語化できませんから、このような〝1行日記〟を書いてしまいがち。子どもにとっては「サッカーをし」て「楽しかった」わけで、本音ではあるのですが、大人からしてみたら、「もっと書くことあるでしょ!」と突っ込んでしまうのです。

ただし、大人のこのような思いが間違っているかといえば、そういうわけではありません。
むしろ、子どもの「言語化」力を高めるには、日頃の子どもの言葉使いは、しっかり〝しつけ〟したほうがいい。

NG声かけの例を見てください。これは、大人が答えを教えてしまう例です。
大人が子どもにしてほしい描写をついつい先取りしてしまう。この先取りは、子育てをする際、親御さんがよくやってしまう間違いともいわれているのです。

そこでOK声かけの例を見ていただきたいのです。こちらは子どもがみずからの記憶を思い出すきっかけを与えるだけの言葉にとどまっています。これが、先取りを防ぎつつ、適切なフォローアップになっている。

すると子どもは脳をフル回転させて、今日のサッカーの試合のことを思い出します。たとえば「飛んでくるボールが、くるくる回っていた」とか、「斜め後ろから走ってくる友達の『ヘイ!』という言葉が聞こえたから、急いで横にパスを送った」とか、そういう具体的なことを思い出してくれるのです。

このように声かけ一つで、子どもが言葉・語彙を体験とセットで獲得していく。結果、日記もイキイキしたものに変わっていくということです。

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