短編小説まとめ #015
こんにちは。財布野紐ゆるみと申します。
以下、これまでに書いた短編記事をまとめています。
なお前回のまとめ記事はこちらになります。
⇒ 短編小説まとめ #014
141.夕焼けと、見えない仕事
夕方の駅前で、交通整理の男性と自転車整理の男性、そして通りかかった「私」が、ある小さな出来事に立ち会うというお話です。(約1700字)
事故とも事件とも呼べないような出来事。「何も起きなかったこと」は、誰かが守ってくれたことの結果なのかもしれません。
142.善意の暴力
とあるセミナーに通っていた「私」あてに、その組織の資金の流れに関する通知が届く、というお話です。(約2850字)
善意や前向きな気持ちで関わっていた場所が、知らないところで別の意味を持っていたとき。人は、自分の立場をどのように考え直すのでしょうか。
143.真相は、靴箱の上
用務員室に届けられた一本の傘をきっかけに、男がその背景にある事情を静かに想像していくというお話です。(約1200字)
誰かの小さな行動の理由を想像したとき、少しだけ見えてくるものがあるのかもしれません。
144.完璧な青
プール付きの大きな家を手に入れた女が、そこで送っていた暮らしと、ある出来事のあとに訪れた日常を振り返るというお話です。(約2600字)
理想の形に整えられた生活が、本当に望んでいたものとは限りません。身の丈にあった幸せは、人によってそれぞれ違うのかなと感じます。
145.ポケットの中の鍵
別れた恋人から「鍵は返さなくていい」と告げられた男が、かつて通っていた部屋の前に立つというお話です。(約550字)
もう開かない扉や、戻れない場所があると気づいたとき。人は、終わりの形を受け入れることができるのでしょうか。
146.ほんの、数十センチ
山へ向かった青年が、そこで不思議な女と出会い、ほんの少しだけ非日常的な体験をするというお話です。(約1700字)
大きな奇跡ではなくても、わずかに人の気持ちを切り替えられるような出来事は、身近に転がっているものなのかなと思います。
147.言葉の手触り
締切前に筆の止まった大学生が、サークル仲間との会話や過去の授業の記憶を通じて、言葉との向き合い方を少し変えるというお話です。(約2100字)
うまくやろうとするほど遠ざかってしまうとき、あえて形を崩して触れてみることで、少しずつ見えてくるものがあったりしますよね。
148.かつて、私だったもの
口の中にあった金歯を手放すことになった女が、その行き先について静かに思い巡らすというお話です。(約1650字)
身体の一部だったものが、ある日を境にただの「素材」に変わるとき。そこに残る感覚は、きっと簡単には言葉にできないと思います。
149.ペンギンとケーキ屋さん
幼いころペンギンになることを夢見ていた女が、大人になって友人の人生や自分の働き方を振り返り、その夢の意味を問い直すというお話です。(約4100字)
昔なりたかったものと、今の自分。ギャップを埋めて、昔の夢と折り合いをつけられるきっかけは、どういったところにあるのでしょうか。
150.混ざらない作品
図書館の奥にある寄贈図書室を知った「私」が、本を寄贈しようとしてその場所を訪れるというお話です。(約1950字)
手放すことと誰かに渡すことは、似ているようで違いますよね。あなたなら、かつて大切にしていたものを、どのように扱いますか。
また、お話がたまったらまとめようと思います。
よろしくお願いします。
次回のまとめ記事はこちらになります。
⇒ 短編小説まとめ #016
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