〜私の屍を越えてゆけ〜 なぜ私のYouTubeは伸びなかったのか? 私が踏み抜いた地雷源
YouTubeを始めてみようかな、始めてみたけどなかなか思ったほど伸びないな、と感じている方々にお届けします。世の中には、こうすればうまくいく、これをすれば数週間で登録者1000人!という成功談や成功の秘訣をまとめた記事は多数ありますが、あえて、私はこうやって失敗した、という経験を皆さんに共有したいと思います。
偉い人が昔こう言いました。
人の振り見て我が振り直せ
ぜひ私の失敗を糧にして、皆さんの華々しいYouTuberライフがスタートすることを心よりお祈りしています。
序章:「負けに不思議の負けなし」
「負けに不思議の負けなし、勝ちに不思議の勝ちあり」
プロ野球の名将・野村克也監督が遺したこの言葉は、YouTubeという戦場において、残酷なまでに真理を突いています。成功には運の要素が絡みますが、失敗には必ずと言っていいほど「踏むべくして踏んだ地雷」が存在します。
画面の向こうで笑っているキラキラしたYouTuberたちは、全プレイヤーの上位0.1%に過ぎません。その足元には、名前も知られず、誰にも看取られずに更新を止めた無数の「屍」が積み上がっています。
その屍の一人になりかけた私から、これからYoutubeという大海原へと出発する皆さまへ贈る「失敗の解剖学」です。私が綴るのは、成功の秘訣ではありません。「どうすれば確実に、再起不能なほど失敗できるか」という地雷原の地図です。
第1章:100人の壁を舐めている者が、100万人を語る滑稽さ
1. 「0.1%」という異常値に目を焼かれるな
YouTubeの世界に足を踏み入れる人の多くは、視力が狂っています。
私たちが日々目にし、憧れ、分析の対象にするトップYouTuberたち。彼らは全プレイヤーの中で、文字通り上位0.1%に君臨する「選ばれし強者」です。
彼らの動画がおすすめに流れてくるのは、彼らが「勝者」だからです。しかし、その華々しい画面の裏側には、何万、何十万という「誰にも知られずに消えていったアカウント」の屍が山積みになっています。
初心者が犯す最大の過ちは、この0.1%の光だけを見て、自分のスタート地点を見誤ることです。
「あのYouTuberも最初は素人だったんだから、自分もいけるはずだ」
その言葉自体は間違いではありません。しかし、彼らがその地位に辿り着くまでに踏み越えてきた「屍の数」と「血の滲むような試行錯誤」を、私たちは都合よく無視してしまいます。
2. 「100人」を舐める者が、100人に殺される
YouTubeを始めて数週間。再生数は一桁、登録者数は身内を除けば片手で数えるほど。
そんな時、多くの人(過去の私)はこう吐き捨てます。
「なんだ、たったの100回(100人)か。モチベーションが続かないな」
この「たったの」という感覚こそが、YouTubeという修羅の道における致命的な毒です。
想像してみてください。あなたは今、小さな公民館の舞台に立っています。目の前のパイプ椅子には、100人の人間が座り、あなたをじっと見つめています。
……これ、相当なプレッシャーではありませんか?
100人の人間を前にして、10分間飽きさせずに話を続ける。それは本来、凄まじいエネルギーと技術が必要なはずです。
それなのに、画面越しの数字になった瞬間、私たちは「100」という数字をゴミのように扱います。10,000人、1,000人、いや100人を舐めている人間は、その一人ひとりの「人生の貴重な時間」を奪っているという自覚がありません。
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