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【短編】熱帯夜のお茶会

熱帯夜なんて眠れっこない。
エアコンつけても眠れっこない。
布団を掛けたり外したり丸めたり。
寝返りを打ったりまっすぐに仰向けになったり。
そんな私に、

「そうだよ。眠れっこないよ」

天井からそんな声と招待状が降ってきた。

【熱帯夜から逃げ出すお茶会の招待状】

もう眠れる暑さではありません。
逃げましょう。逃避しかありません。
私達のお茶会へどうぞ。
この招待状を胸の上で両手で握って目を閉じて。
さあ、数えましょう。
黒猫が一匹、白兎が一匹
黒猫が二匹、白兎が二匹
黒猫が三匹、白兎が三匹
黒猫が四匹、白兎が四匹
…その調子で百まで!
お茶とお菓子を用意して待ってますよ

黒猫と白兎より


黒猫と白兎の熱帯夜逃避のお茶会

「百まで…(;´・ω・)」
とても難しそうな指令だったが、招待状に描かれた素敵な絵に心を奪われ、一生懸命数えた。
でも私は頭が悪いのだ。
「黒猫が八匹、白兎が七匹…あっ(;´・ω・)」
すぐ間違える。
「黒猫が八十八匹…白猫が…白猫が…(=_=)」
寝てしまう。

もう一週間挑戦を続けている。
まだその素敵なお茶会に辿り着けていない。
さきに熱帯夜が終わってしまうかもしれない。
いや、熱帯夜は終わってほしい。
でも…でも…
黒猫が十一匹、白兎が十一匹…白兎が…あっ(;´・ω・)💦

(了)


*小牧幸助さんの企画に参加します


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