ポイントではなく「みらいコイン」にした理由

最初は、お小遣いを円建てでそのまま貯める仕組みにしていました。「今日がんばったら10円」というシンプルな設計です。





でも、途中でどうしても違和感が拭えなくなりました。子どもが画面を見て喜んでいるのが、「頑張ったこと」に対してなのか、「お金が増えたこと」に対してなのか、区別がつかなくなってきたのです。

お金そのものが目的になってしまうのは、私が本当にやりたいことではありませんでした。大事なのは、コツコツ考える力を積み立てていくこと。お金はあくまで、その積み重ねを見える形にするための手段でしかありません。

そこで、円建てのポイントをやめて「みらいコイン」という名前に変えることにしました。「みらいの自分のために積み立てている」という感覚を、名前の時点で持ってもらいたかったからです。

たとえば、うちの子は「みらいコインが300枚たまったら、家族で公園にピクニックに行きたい」という願いを立てました。300円貯めるためではなく、300枚のコインの向こうにある「家族で外に出かける時間」のために、毎日机に向かうようになったのです。

コインの絵柄も、ただの記号にしないよう工夫しました。表には花をあしらい、裏には家族それぞれの色をイメージしたスワール模様を入れています。子どもが「これは自分が積み立てた証なんだ」と実感できるように、というのが狙いです。

貯めることがゴールではなく、その先にある願いにつながっていく。そのための存在として、みらいコインはこれからも育てていきたいと思っています。

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