アメリカ世:1946年7月26日(金)
北谷で強姦・殺人
闇物資問題
米陸軍の初代八重山軍政長官着任
収容所新聞第13号
北谷で強姦・殺人
北谷で洗濯中の34歳女性が行方不明になる。8月1日に住民立ち入り禁止区域で、口にぼろ切れが詰め込まれた死体が発見され、米兵による反抗と推測。
(12/23/2024、沖縄タイムス「奪われ続ける尊厳と命性暴力事件一覧」より)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1495540
沖縄民政府
部長会議(午前9時〜)
志喜屋知事:
宜野座警察署の報告。
食堂部として何々部のトラックが闇買出に行って居ると。
◎懲罰委員会を設けたいが。
護得久部長:
通貨膨張のため闇をするが、通貨縮小も出来るが而し後には物々交換になって通貨の意味をなさないから物の制限をして後懲罰委員を設けたい。
志喜屋知事:
部員に素行悪い時は直ちに知事に報告(文書を以て)する様に願ひたい。
商務部は早速(盗みの件)報告すること。
知念地区でM・Pと補助M・Pで物資所持につき調査した所区長と売店関係の人々が多分に持って居たとの報告があった。
志喜屋知事:
宜野座に居る読谷山、那覇及久志村に居る伊江島の住民が食糧不足を来して居るとのことであるが之に対する方法はないでせうか。
仲村部長:
国頭方面は生産物があるから之等の配給食糧を苦しい所に廻はしたら如何。
志喜屋知事:
之を実行しますか。
全委員:
異議なし。実行したい。


軍民連絡会議(午後2時〜)
軍政府:
十日や二週間内に日本から帰還す。
受入れの準備は出来て居るや。
テントは二、三日中に出来る。
鍋の用意は民政府で準備せよ。
又吉部長:
大体出来て居る。

(沖縄県公文書館より)
【八重山の部】ラブレス中尉の後任に初代陸軍々政府八重山駐在軍政官としてハート・グローフ少尉着任
(沖縄県公文書館「行政記録」より)
(7/26/1946、うるま新報より)
来月早々輸送開始 疎開者愈愈ホームイン
月三万五千の受入陣容整う。
一日千秋の思ひで待ち兼ねて居た疎開者の帰還は既報の七月が一ヶ月後れて愈々八月一日より開始されることとなり、軍政本部では日本総司令部の指示に依り七月十九日左記指令を民政府へ発した。
<総司令部通報に依れば日本より琉球への送還が一ヶ月三五〇〇〇人の割合を以て一九四六年八月一日より開始せらる。
<次の沖縄人職員を受入キャムプ事業のために準備し一九四六年七月二八日より仕事を開始するやう準備すべし。
(以下略)

(「宜野湾市史 第7巻 資料編 6 上 新聞集成3・上 米軍統治前期」宜野湾市史編集委員会編、1988、国会図書館より)
https://dl.ndl.go.jp/pid/9776150/1/63
(1946年7月26日、宮古タイムスより)
八重山在住孤児救済金寄託
一、金四六十円(ママ)九五銭 久松校職員児童一同
一、一六五円二五銭 宮古署職員一同
一、金百円也 畝岡サワノ
一、金一六五円五十銭 宮古郵便局員一同
一、金六七円四五銭 下地校職員一同
一、金十九円也 宮古刑務所所員一同
尚救済義捐金募集は近く締切るので申込み又新たに拠出される向は早目に寄託されたしと。

(「平良市史 第5巻 (資料編 3 戦後新聞集成)」平良市史編さん委員会編、平良市、1976、国会図書館より)
https://dl.ndl.go.jp/pid/9770038/1/306
収容所新聞:1946年7月26日付沖縄新聞13号
なぜ農地改革が必要なのか
農民の四分の三を占める小作農乃至自小作農は収穫の五割にも達する全く
封建時代そのままの高率小作料を支払ってゐる。
租税もまた商工業に準じ高率であるため耕作農民は巨額の高利貸的負債を背負ってゐる。
從って農業の利益は耕作農民の手には入らず農業小耕作農民の生活は向上を阻止されて
來た。
農民の低い生活水準は工業に安價な発働力を供給するが同時に工業製品の國内消費市場を著しく狭めることになり日本経済経特殊的な半封建的性格を生み出すことになる。
(中略)
「日本農民を数世紀に及ぶ封建抑圧のもとに置いて來た経済的束縛は破壊」され「日本の土地を耕すものが彼等の労働の果実を享受する平等な機会をもつことを保証」(十二月九日付マ司令部覚書)され、日本の民主化への道が開かれるのであってこの意味に於て農地改革案の成行きは重大な関心を惹くものである
憲法改正草案要綱
從來その意志も権利も瞬躙されて來た國民は憲法を知る必要を感じなかったが「主権は國民に在る」。その原理に立つ新憲法は「我々自身のもの」でなければならない。
戦争の旅棄
第九:國の主権の発動として行ふ戦争及武力に依る威嚇は武力の行使を他國との間の紛争の解決の具とすることは永久に之を放棄すること。陸海軍其の他戦力の保持は之を許さず國の交戦権は之を認めざること。
國民の権利及義務
第十:國民は凡ての基本的人権の享有を妨げられることなきものとし此の憲法の保障する國民の基本的人権は永遠に亘る不可侵の権利として現在及將來の國民に関與せらるべきこと。
嘉手納収容所で映画「ハリウッドの朝食」上映
軟球野球について(嘉手納主将・林礒五郎氏談)
今我々の使っているソフトボールは(中略)兎に各硬球やスポンヂ・ボールになれた人には至って扱ひ難い球で職業野球の名手松木氏でさへも「この球は手になぢまなければ投げこなせない」と洩らして居られた位である。


(「金武町史 第2巻 戦争・資料編」金武町史編さん委員会編、金武町教育委員会、2002、国会図書館より)
https://dl.ndl.go.jp/pid/9640040/1/224
【参考】松木謙治郎(まつき・けんじろう、1909〜1986)
プロ野球選手。大阪タイガース(現阪神)選手・監督。

アメリカ世:1946年5月4日(捕虜収容所で沖縄新聞創刊)
音楽映画「ハリウッドの朝食」(Breakfast in Hollywood、1946)

