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アメリカ世:1946年9月6日(金)

米兵が6歳男児轢殺
本土帰国者への心得
高校卒業生 断然女子が優秀
巡査教習生巣立つ 第一線へ
収容所新聞第19号

沖縄県本部町、米兵が運転するトラックが6歳男児をひき、死亡させる
(2016年6月19日付沖縄タイムス意見広告「彼女は私だったかもしれない」より)

沖縄民政府
部長会議(午前9時〜)
比嘉部長:
賃銀のみ上げて農産物価格は改正しないから経済は益々混乱して来る。
糸数部長:
那覇の帰還者が糸満に二、三百人程行ったら帰へされて来たが何等か方法を講ぜられたい。

軍民連絡会議(午後2時〜)
軍政府:
◎知事は副長官の指令に依り愛楽園を解体したが其訓戒を英訳して提出する様にせよ。
志喜屋知事:
送りますが早田氏は米軍の服装をして居るので若し其儘帰還したら日本で脱ぎ取られると。然うなると彼氏は困るから其件につき交渉して貰いたい。
一週間か十日程経つと日本人は帰へす。一週間は種痘をさせたりする。マック司令部の命により帰へすので、金銀、宝石等の携帯は出来ない。通貨は一、〇〇〇円以下になって居る。

(沖縄県公文書館より)

撤収した軍事施設の処分について
覚書 第22号 1946年9月6日
撤収した軍事施設の処分について
1. 軍政府部局全般に対する通知として、撤収した軍事施設の処分に関する方針は以下の通り定められる。
a. 所管官庁より施設が廃止される旨の通知を受けた場合、公共事業部がその管理を引き継ぐものとする。建物は解体又は撤去してはならず、また、公共事業部長の書面による許可なくして、敷地内から器材を持ち出してはならない。
b. 公共事業部の承認なく、島内のいかなる建物も解体又は撤去してはならない旨、全職員に注意を促すものとする。
c. 建物及び器材は、公共事業部以外のいかなる軍政府機関も、沖縄現地政府又は地域共同体に譲渡してはならない。
d. 1946年3月18日付、琉球列島米国海軍軍政府本部発指令第129号第25項は、引き続き有効である。
クレイグ大佐の命令による
M・A・ケアンズ
少佐、沿岸砲兵科
代理副官長

(沖縄県公文書館「対米国民政府往復文書  1946年受領文書」より)

日本本土への帰国者心得
琉球列島軍政本部
1946年9月6日
件名:日本本土への帰国者心得
宛先:沖縄群島知事
a.帰国者は区長一名、副区長二名を長とする群団を組織し区・副区長は帰国者各人の氏名に精通し、船長の指示に従い帰国者を援助し其統制するの任に当たるべし。
(以下略)

(沖縄県公文書館「対米国民政府往復文書 1946年発送文書」より)

(1946年9月6日、うるま新報)
断然、女子が優秀 戦後に芽ぐむハイスクール
巣立つ若い人たち

かつての戦禍を語るが如く焦茶いろの地肌を露出していた南部の山野
にも逞しい夏草が覆ひ繁り緑化しつつある昨今==各地区の高等学校では創意工夫のうちにかれこれ一年、意義ある第一回の卒業生を建設さ中の実社会に送り出したが戦後の混乱と不自由に育まれて逞しく巣立つ若人たちに祝福あれ、即ち首里、糸満、知念、コザ、前原、石川、宜野座、田井等、辺土名(分校)の各高校では七月二十五日より同月末にかけて一斉に卒業式を終了したが卒業生の総数四三九名のうち多いのは田井等校の一六五名少いのでコザ校の二四名だが、各校とも女子がその過半数を占めてをり総じて彼らの心境は希望に燃え立って学窓を飛び出ると云ふより更に勉学を続けて専門の智能を磨きたいと云ふ気分が濃厚だが、今の状態ではその旺盛な求知心を満足せしむべくもなく進学する上級学校は沖縄外国語学校に同文教学校の二校で、就職方面では軍政府事務員の他、米軍将校の家庭勤務に希望者が断然多い、さて卒業生総体にその成績はどうかと云へば優等生は男子よりも女子に多いとは文教部のはなしだが(かよわい女性)が進出する昨今興味ある現象ではある。
各校の卒業生は次の通り。

(「宜野湾市史 第7巻 資料編 6 上 新聞集成3・上 米軍統治前期」宜野湾市史編集委員会編、1988、国会図書館より)
https://dl.ndl.go.jp/pid/9776150/1/66


収容所新聞:1946年9月6日付沖縄新聞19号
怖しい内地のマラリア再発 帰国までに是非共治療を

新しい生き方への探究 小野山で常識講座開設
テーマは囲碁、民主々義雑感、日本経済の在り方、日本文學の特
色、恋愛論、思想の立脚点、日本の教育、西洋音楽雑感、芝居談義、農業の経験、今後の日本政治、美術雑感、日本人の体位、競馬の話、
短歌の生活

文藝部便り:精進の結晶 小禄で出版
(小禄)帰園も遠くないといふので此度小緑俳句短歌會では夫々
句集「具志・青嶺」、歌集「小島の暁光」を編集発行した。

一コマ漫画:卓球
「匂いを嗅ぐと良い球が出ると言われています」

ライカム小唄:推原一平氏、作詞山口秀夫氏
エッセイ:雀(ライカム・岩本榮一)

(「金武町史 第2巻 戦争・資料編」金武町史編さん委員会編、金武町教育委員会、2002、国会図書館より)
https://dl.ndl.go.jp/pid/9640040/1/236


(1946年9月6日、うるま新報)
巡査教習生九三名巣立つ

終戦後開校せる前原地方田場の沖縄管察学校で教習中の第三回巡査教習生九十三名は、二カ月の課程を終え、八月三日午前十時より又吉副知事、仲村警察部長、糸数那覇響察署長ら臨席の下に晴れの卒業式を挙行、即日各地区警察署に配置され治安維持のため警察の第一線に出動した。

(「沖縄警察とともに」仲村兼信編著、1983、国会図書館より)
https://dl.ndl.go.jp/pid/11970458/1/72

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