【VIVANT・Fから学ぶ。“弱い自分”を消そうとするな。人生を変えたいなら、自分の中に“もう一人の強い自分”をつくれ。】
「やめておけ。」
「失敗するかもしれない。」
「自分には無理だ。」
「もう少し待った方がいい。」
何かに挑戦しようとした時、
頭の中から、
こんな声が聞こえてくることがある。
もちろん、
本当に誰かが、
話しているわけではない。
自分だ。
怖がっている、
もう一人の自分。
VIVANTに登場するFを見ていると、
私は、
人間の中に存在する、
「もう一人の自分」
について考えさせられる。
私たちは、
一つの性格だけで、
生きているわけではない。
強気な自分。
弱気な自分。
優しい自分。
冷たい自分。
挑戦したい自分。
逃げたい自分。
自信に満ちた自分。
何もかも、
投げ出したい自分。
全部、
自分だ。
だから、
弱い自分が出てきた時、
「こんな自分はダメだ。」
と否定する必要はない。
重要なのは、
どの自分に、人生の最終決定をさせるのか。
ここだと思う。
怖い。
それは、
仕方ない。
不安。
それも、
仕方ない。
でも、
怖がっている自分に、
人生のハンドルまで、
渡す必要はない。
「怖いよな。」
「分かる。」
「でも、
今回は行こう。」
そうやって、
自分自身を、
前へ連れていく。
これが、
本当の強さだ。
強い人間とは、弱い自分が存在しない人間ではない。弱い自分がいても、必要な決断を選べる人間だ。
そして、
人間には、
セルフトークがある。
自分が、
自分へ何を言っているか。
これは、
想像以上に重要だ。
失敗した。
「やっぱり、
俺はダメだ。」
と言うのか。
「何が悪かった。」
と言うのか。
緊張している。
「絶対、
失敗する。」
と言うのか。
「緊張しているということは、
それだけ本気なんだ。」
と言うのか。
苦しい。
「もう無理だ。」
と言うのか。
「今日は、
どこまでなら進める。」
と言うのか。
起きた出来事は、
同じでも、
自分へかける言葉によって、
次の行動は変わる。
だから、
人生で一番長く会話する相手である“自分自身”との話し方を、雑にするな。
他人には、
「大丈夫だよ。」
と言える。
「まだやれるよ。」
と言える。
「一回失敗したくらいで、
終わりじゃない。」
と言える。
なのに、
自分には、
「お前はダメだ。」
と言ってしまう。
それでは、
自分自身が、
自分最大の敵になる。
逆に、
自分を甘やかし続けるのも違う。
「今日は、
やらなくていい。」
「明日からでいい。」
「無理しなくていい。」
そればかりでは、
人生は変わらない。
だから、
自分の中に、
厳しいけれど、
自分を見捨てない存在をつくれ。
「怖いのは分かる。
でも行け。」
「悔しいよな。
だったら練習しろ。」
「疲れたな。
今日は休め。
でも明日は戻れ。」
「失敗したな。
逃げるな。
原因を見ろ。」
そんな、
もう一人の自分だ。
自分を責める人格ではない。自分を前へ進ませる人格を持て。
そして、
何かを決断する時、
こう考えてみてほしい。
「今の自分ではなく、
自分が理想としている人間なら、
どうするだろう。」
これだけで、
選択が変わる。
例えば、
朝、
起きたくない。
「成功した自分なら、
ここでどうする。」
仕事で、
面倒な問題が起きた。
「優秀な管理者なら、
どう対応する。」
人間関係で、
感情的になっている。
「器の大きい自分なら、
この言葉を言うだろうか。」
挑戦するか、
迷っている。
「10年後の自分が、
今の自分を見たら、
何と言うだろう。」
そう考える。
すると、
今の感情とは、
別の視点が生まれる。
これが、
強い。
人間は、
「成長したら、
行動が変わる。」
と思っている。
でも、
逆の場合もある。
先に理想の自分として行動するから、後から本当にその人間になっていく。
自信がついたら、
挑戦する。
ではない。
挑戦するから、
自信がつく。
リーダーになったら、
責任感を持つ。
ではない。
責任を引き受け続けた人間が、
リーダーになっていく。
強くなったら、
逃げなくなる。
ではない。
逃げたい日に、
一歩だけ踏み出した経験が、
人間を強くする。
だから、
今の自分の能力だけで、
未来を決めるな。
「まだ、
そんな人間じゃない。」
なら、
今日から、
少しだけ演じればいい。
理想の自分を。
これは、
偽物になることではない。
未来の自分を、今日へ前借りすることだ。
そして、
Fという存在から考えたいのは、
決断だ。
人生では、
どれだけ考えても、
正解が分からない瞬間がある。
転職するか。
残るか。
告白するか。
諦めるか。
起業するか。
安定を取るか。
挑戦するか。
待つか。
100%、
正解だと分かってから、
動きたい。
でも、
人生は、
そんなに親切ではない。
情報が、
60%しかない状態で、
決めなければならないこともある。
そこで、
永遠に悩んでいると、
「決めなかった。」
という決断を、
してしまう。
決断しないことも、一つの決断だ。
そして、
時間だけが、
過ぎていく。
だから、
ある程度まで、
考えたら、
決めろ。
そして、
決めた後に、
その選択を正解へ近づける。
この考え方を、
持ってほしい。
「正解を選ぶ。」
だけではない。
「自分が選んだ道を、正解にしていく。」
この力を、
持て。
成功する人間だって、
未来が見えているわけではない。
怖い。
迷う。
失敗する。
でも、
決める。
そして、
修正する。
間違えたら、
戻る。
違う方法を、
試す。
それだけだ。
そして、
自分の中に、
強い自分を持っている人間は、
孤独にも強くなる。
誰かに、
「大丈夫。」
と言ってもらえなくても、
自分で、
自分へ言える。
誰かに、
「お前ならできる。」
と言われなくても、
自分が、
自分へ言える。
誰にも、
理解されない時でも、
「俺は、
なぜこれをやるのか。」
を思い出せる。
これは、
人生において、
ものすごく大きな力になる。
なぜなら、
人生では、
いつも誰かが、
隣にいてくれるとは限らないからだ。
最後の決断は、
自分でしなければならない。
最後の一歩も、
自分で踏み出さなければならない。
だから、人生で最も頼れる味方を、自分の中に育てておけ。
ただし、
強い自分とは、
感情を殺すことではない。
悲しいなら、
悲しめばいい。
怖いなら、
怖がっていい。
泣きたいなら、
泣けばいい。
人間だから、
当然だ。
でも、
感情と、
決断を分けろ。
「怖い。」
だから、
やらない。
ではない。
「怖い。
でも、
やる価値はある。」
なら、
進め。
「悔しい。」
だから、
相手を攻撃する。
ではない。
「悔しい。
だから、
自分を磨く。」
へ変えろ。
感情は、行動を決める王様ではない。使い方を選べるエネルギーだ。
怒りを、
努力へ。
嫉妬を、
目標へ。
悔しさを、
練習へ。
孤独を、
思考へ。
不安を、
準備へ。
恐怖を、
集中へ。
変換できる人間は、
強い。
そして、
もし、
人生で大きな壁にぶつかった時は、
自分へ聞け。
「今の俺には、
無理かもしれない。」
その後だ。
「じゃあ、できる俺なら何をする?」
そこから、
考えろ。
勉強する。
鍛える。
人に聞く。
準備する。
助けを求める。
一度休む。
やり方を変える。
もう一度、
挑戦する。
「できない。」
で思考を止めるな。
「できる自分なら、
何をしている。」
へ変えろ。
すると、
未来の自分へ繋がる、
最初の行動が見えてくる。
最後に。
人間は、
自分の中に、
何人もの自分を持っている。
逃げたい自分。
戦いたい自分。
怠けたい自分。
成功したい自分。
愛されたい自分。
一人になりたい自分。
全部、
自分だ。
だから、
弱い自分を、
殺す必要なんてない。
むしろ、
弱い自分がいるから、
強さには意味がある。
怖くない人間が、
進むことより、
怖い人間が、
それでも一歩進む方が、
勇気なのだから。
だから、
弱い自分が、
「無理だ。」
と言った時、
もう一人の自分を、
出せ。
そして、
こう言え。
「分かった。
怖いよな。」
「でも、
ここは俺が決める。」
その瞬間から、
人生の主導権は、
恐怖から、
あなた自身へ戻ってくる。
弱い自分を消そうとするな。
弱い自分まで連れて行けるほど、強い自分を育てろ。
誰かが、
あなたを救ってくれる日を、
待つな。
誰かが、
自信を与えてくれる日を、
待つな。
自分の中に、
自分を立たせる存在をつくれ。
そして、
人生最大の味方を、
自分自身にしろ。
最後の最後に、自分へ「行け」と言える人間は、自分が想像していたより遠くまで行ける。
