【手紙】ZINEフェス東京、ありがとうございました。
2026年7月11日、浅草・台東館で開催された「ZINEフェス東京」に出展しました。
私のブースに立ち寄ってくださった皆さま。
本を手に取ってくださった皆さま。
購入してくださった皆さま。
そして、このような場を作ってくださった主催者の皆さま。
本当にありがとうございました。
お手紙を書く気持ちでnoteを残したいと思います。
イベントから数日経った今でも、思い出すたびにうれしい気持ちになります。
今回のZINEフェスは、私にとって「本を頒布した日」というだけではありませんでした。
「言葉はちゃんと届くんだ。」
そう実感できた一日でした。
今回持っていったのは、『UNISON SQUARE GARDENと私』というエッセイをはじめ、既刊の『へんこん』、リボンしおり、モールドールなど。
イベント前に思っていたことは、とてもシンプルでした。
「誰か一人でも手に取ってくれたらうれしい。」
「感想なんてもらえたら、もう最高。」
そのくらいです。
だから開場直後は、正直めちゃくちゃ緊張していました。
最初の一冊が売れた瞬間、最初に湧いてきた感情は「やった!」ではありませんでした。
安心。
「あぁ、本当に手に取ってくれる人がいるんだ。」
そう思えた瞬間でした。
今回、一番うれしかったことは、本を読んでくださった方の感想です。
斜め向かいの出展者さんが『UNISON SQUARE GARDENと私』を購入してくださり、感想まで届けてくださいました。
その内容が、私がこの本で伝えたかったこと、そのものだったんです。
「ちゃんと伝わった。」
そう思えた瞬間でした。
文章を書いていて、これ以上うれしいことは、なかなかありません。
たまたま立ち寄ってくださった方との出会いも忘れられません。
フジファブリックのファンの方で、試し読みをしながら「ちょっとうるっと来ちゃいました」と言ってくださいました。
そのあとに続いた言葉も、とてもうれしかったです。
「インターネットで文章を手軽に公開できる時代に、あえて本という形で届けようとしているのがすごい。」
私は、本という形で残すことに意味があると思って、この本を作りました。
だから、その想いまで受け取っていただけたことが、本当にうれしかったです。
もう一つ、ずっと忘れたくない言葉があります。
『UNISON SQUARE GARDENと私』を目掛けて来てくださった方と、好きな音楽の話をたくさんしました。
帰り際、その方がぽつりと、
「かっこいいバンドには、かっこいいファンがつくんですね。」
と言ってくださったんです。
私はUNISON SQUARE GARDENというバンドに何度も助けられてきました。
そのバンドについて書いた本を通して、そんな言葉をいただけたことが、何よりうれしかったです。
既刊の『へんこん』も、今回初めてお迎えしていただけました。
「読者のみなさんにも、使って身近な人にアンケートを通してお祝いプランを考えて実行してみてほしい、という思いで書いた本なんです。」
そう説明すると、「そのコンセプト、素敵ですね。」と言ってくださる方がいて。
既刊だから、と少し遠慮していた気持ちがあったのですが、コンセプトごと受け止めてもらえたことが、本当にうれしかったです。
立ち読みをしてくださる方もたくさんいました。
ページをめくりながら会話が始まる、あの時間も大好きでした。
かわいらしい雑貨も並べていたのですが、思っていた以上に男性の方が本をじっくり読んでくださっていたのも印象に残っています。
新しく相互フォローになってくださった出展者さんとの出会いも含めて、人とのつながりをたくさん持ち帰ることができました。
もちろん、夏のイベントなので暑かったです。
汗だくでした。
メイクも落ちました。
それも含めて、夏のイベントらしい思い出です。
今回のZINEフェスで、私が持ち帰ったものは、売上でも冊数でもありません。
「認めてもらえた。」
「伝わった。」
そんな実感でした。
文章を書いていると、ときどき思います。
この文章は誰かに届くんだろうか。
本にする意味はあるんだろうか。
そんな不安を抱えながら書くこともあります。
けれど、この一日が、その不安を少しだけ軽くしてくれました。
言葉は、ちゃんと届く。
そのことを、読者の皆さんに教えてもらいました。
だから、また書こうと思います。
また本を作ります。
次のイベントでも、どこかでお会いできたらうれしいです。
そして、本を読んでくださった皆さま。
感想、お待ちしています。
まじで。
その一言が、きっと次の一冊を書く力になります。
改めまして、ZINEフェス東京で出会ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。
私にとって、忘れられない一日になりました。
