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神のデス・ギフト第7話〜うんこと銃と高層ビル ― LAで試された社畜サラリーマンの判断力!オフィス街とビーチ恐怖試練の実話!

これは、神から贈られた“死にかけるほどのギフト”の開封記録。 地獄を笑い、整えを始めた男の実話。in LA ロングビーチ篇

第一話はこちら


・100階建の超高層ビルに囲まれるオフィス街に行ってみたかった。アメリカンだろ?

俺は今日は1人でアメリカの街の中を散策することに決めていた。
今日はアメリカ4日目。アメリカにも英語にも慣れてきた。

600ドルを日本から持参し、まだ400ドルある。余裕余裕!

今まで出会った人から街の中の歩き方をちゃんと学んだからだ。
人からやり方を盗むということは、社畜だった俺には簡単な作業だった。

大きなビルに囲まれる広場があった。
そこにはお決まりのスターバックスコーヒーがあった。

相変わらずアメリカだ。

英語で買うことも慣れてきたところで2枚目風を装ってアメリカの店員に注文した。

心「余裕でしょう。アメリカンサイズはスモールで頼めばいいしね」

俺「テイクアウト、スモールアイスカフェマキアート、プリーズ」

心「どうだ。完璧な英語。CNNデビュー秒読みではないか!」

完璧だった。

俺は喉が渇ききり、ドロっとした甘い飲み物が飲みたいのだ。待ち焦がれた。

すると店員が誰かのコーヒーを持ってきた。

心「おいおい、待っている客は俺だけだろう?」

手渡されたのはLLサイズのブラックアイスコーヒー!

心「……え、これバケツ?」「アメリカンってそういう意味だったのか?」

俺「やれやれ、心の中のTOEICリスニングテストは満点だったんだけどな。本場で伝わらはいきゃ意味ないか汗」

俺は、睨む気も起きずバケツに入った苦いコーヒーを渡された。
さすがアメリカは期待を外さない。
俺を追い詰めるには十分な素質がある。

心「どうやって1人で苦いコーヒー飲むんだ!」

コーヒーショップで真逆のブラックコーヒー特大が出た俺の驚き

仕方なくベンチに座り飲み始める。
一気飲みしても20%も減らない。腹が冷えてくる。

暇つぶしに隣に座っているアメリカ人のビジネスマンに話しかけた。

俺「ロングビーチって美しい?どうやっていくの?」

男「とても美しよ。特に海風が最高さ!ただ、いく鉄道はブルーラインといい、ヒスパニック街のど真ん中を1時間乗っていく。途中で乗ってくる人には要注意だよ。」

俺は、行った先の風景と風、そして香りや視覚を想像し発酵が始まるのを感じた。

やや電車は不安だったがなんとかなるだろう。
これが甘かった。タクシーで行くべきだったのかもしれない。

そんな会話をしていてコーヒーを無理やり80%飲んでいた時、久々に神の手に余るプレゼントが渡された。

腹「ピーゴロゴロ、ギュルギュル」

その通りうんこをしかもかなり緩いうんこがスタートラインで準備万端になっていた。

オナラをしたら具が爆発しそうな状態だ。

そそくさとビジネスマンにグッバイして、俺は周りを見回した。

心「おい神よ、俺に与えるのは夢と希望だけにしてくれ」

俺「いや待て、なんでよりによって100階建てのビル群で腹壊すんだよ?」

心「そうだろ?普通観光客って“写真撮影スポット探す”のに、俺は“便所探し”だからな」

トイレなどない。100%高層ビジネスビル群。
俺は腹痛で息ができず歩けず、冷静な判断ができなかった。
超前屈みの内股だ。変なやつだった。

逆流して口から出たほうが対処しやすいだろう、などと考えるほどだ。

うんこをするか、うんこをもらすか、捕まるか。

心「うんこをして捕まるのが1番綺麗だ!」

狂った脳がそれを選んだ。
俺は、うんこで命を守った。 

社畜時代の“判断力”が、まさかアメリカで役に立つとは思わなかった。 
旅は、俺の過去を整え直してくる。
俺は、見渡す限りもっとも古そうなビルを見つける。
おそらくセキュリティもゆるかろう?

ロビーのトイレに突入して出し切ってやる。
そのビルに入り、もうここでダメなら終わりだという強迫観念がくる気持ちを蓋をするようにしトイレを探す。

古いが歴史がある。弁護士のような出立の人が多く歩いている。
一回から5階までは吹き抜けになっていた。
日本のビルの倍はある。

なんとなくインクの香りが感じられる空気だった。
古いというより歴史を感じる建物だった。

風景で気を紛らわせながら見回すこと720度(2回見回した)それは有った。

心「あったー」

重い鉄の扉の中にトイレがあり俺は無事うんこをすることができた。
爆発まで3秒前のダイハードだった。

心「しかし、俺のレベルと判断はアメリカにきて上がっているな。」

かえって自信を付けて俺はブルーラインへ乗るためにターミナル駅に向かうことにした。

あなたは、旅先で“判断力”が試されたことありますか? 
俺は、腹で命を守った。 そんな経験があれば、ぜひメッセージで教えてください。

腹を抑えてやっとのことでビジネスビルに入った俺

・ロングビーチへの電車は怖かった


電車には難なく乗れた。
電車は地面レベルの線路ではなく高さ50メートルはある高い部分を永遠と1時間は知るものだった。

ダウンタウンを出て15分ごろから眼下に広がる景色は俺の知っているアメリカのギャングの街だった。

荒れ果てていた。
喧嘩もしていた。
有色人種の人しかいない。
アメリカの古い仕来りが作った空間だった。

家はお世辞にも良いとは言えず、とても古い。スラムとはいかないが、とても観光客がある国はおすすめはできない。限りなく100%何かかが起こるだろう。

俺は、やっぱりアメリカだな。と思って風景を見ていた。
そんな中、そんな危険エリアの中心地の駅に停車した。

心「まさか、そんな変な人入ってくるわけないよあ」

余裕をかましていた俺は、オオカミに食われる前ののどかなウサギの様な存在だった。

一人の男が入ってきた。
服はボロボロ、身長190cmはあるがガリガリ。髪はボロボロのロン毛。
目は焦点が合っていない。

一瞬でヤバいやつ認定をした。

心「うわ、来たな。ハリウッド映画なら俺、最初にやられるアジア枠だぞ」

なんとそいつは、客一人一人に話しかけてくるではないか!

心「うぉー!なんだあいつ!俺のところ来んじゃねーぞ!!」

どんどん近づいてくる。何を話しているか分からな!

いよいよ俺の後ろの席の客に絡み始めた。

英語だかスペイン語だか何を話しているのかわからないが、被害者が拒否している会話をしているのは雰囲気でわかる。

よく見ると、モデルガン(まさか本物のピストルな訳ないよな)をもって話しかけている。

心「いやいやいや、L.A.の電車って“指定席:死にたい人専用”なのか?」

俺「頼む…俺を見ても“アジアのATM”と思わないでくれ」

俺は急ぎ、バックからイヤホンを耳に入れた。
状況を確認するため無音でイヤホンをつけたのだ。

さぁ、俺の順番になった。


何という事だろう!


そいつは、俺の隣に座りやがった。

心「なんだこいつ。殺す気だろ!アジア舐めんなよ」

俺の顔をまじまじと見ているが、俺は音楽に夢中で風景を満喫している風を演じまくっている。

俺の顔の前に顔を入れてくるんだぞ!痺れたよ。

何分経ったか分からないが色々話しかけてくる。

心「この無視がいつまで続くか?襟を捕まえられたらどうしよう。あのピストル何なんだよ!」

無言と集中。20分。
あいつは三つ目の駅で降りて行った。

俺「金持って電車に乗るシステムには従順なやつなんじゃん、もっと頑張れよ。」

ほっとしたころ、車窓からの眺めは恐怖のスラムっぽい風景ではなく、高層高級ホテルが乱立するエリアに近づいてきた。

ブルーラインでヤバそうな人が俺に近づいてくる

・ロサンゼルス最高の高給リゾートロングビーチでのんびりを満喫し、危機一髪


どうやらロサンゼルスの高級リゾート地ロングビーチの様だ。

15分前と15分後の世界格差が凄すぎて、境目の部分が心配になってしまったのは俺だけだろうか?

最終益のロングビーチは大通りの真ん中の路線電車の様な駅だった。
俺は真っ先に潮の香りがするヤシの木が多くたっているエリアへ足を運んだ。

山育ちの俺にとっては海はテンションが上がる。
ロサンゼルスの海ならなおさらだ。

テラス席のバー宿も海沿いにたくさんあり俺はテンションが回復してきた。
そこでアメリカならお決まりのペプシコーラを買って飲むことにした。

浜辺の芝生の部分に移動し、ヤシの木の下に座る。
海の向こうには大型タンカーや客船が停泊している。
ここも映画の様な風景だ。

浮かれたよ。いかれた俺は、ペプシを飲みながら自分に酔いしれた。
結構日光浴したかな、とても風が気持ちよく乾燥していて暑くないし寒くない。

乾燥地方のさわやかさは行った人しかわからない五感で記憶する土産話だ。
煙草を2本程吸い終え、500mlのペプシコーラも飲み干した時、それは再びまた起きた。

腹「ピーピーゴロゴロ、ギュルギュルーーー」

心「またかよ!海を眺めながら詩でも書こうと思ったら、下痢で俳句が詠めそうだぞ?」

俺「“ヤシの下 爽やかすぎて 腹くだす”」

心「くそ!俳句選手権優勝」

これも、多分おならをしたら全てが出てしまうくらい緊急事態だった。
しかし、周りはビーチ。
一番近くて200m先の超高級ホテル群。

土に埋めようか・・・と思ったが危険だ。

出来るだけ建物に近づこうと、険しい顔で進みだした。
俺は唖然とした。

ところがオフィス街とは違って、美しい大理石のロビーのホテル達は凄然としている。
目立った人の出入りもなく、ガードマンがいる。
もう、考えていたり会話していたりしたら、そこで爆発してしまう。

またしても思考はうんこをしたいに絞られ、ガードマンがいなさそうな(目に入った建物の中で)ホテルに飛び込む。

飛び込むといっても、客と思われるように優雅に入るのだ。
ロデオドライブのビバリー・ウィルシャー・フォーシーズンズホテルよりは緊張しない。
経験は身を助ける。

フロントの前も会釈して進み、トイレに入り完璧に出し終える。
今日はこれで限界まで体力を使った。
まさか、一日2階も便の悩みで難民になるとは思わなかった。

決断の速さと度胸だけで乗り切った。
これは、アメリカに来て学んだ最高の発酵スキルの1つだ。

「旅は脳を発酵させ、腹で命を整える」

旅は、文化の衝撃で脳を発酵させる。 
でも、腹の衝撃で命を整えることもある。 
俺は、アメリカでその両方を経験した。

無事にアメリカ4日目の眠りにつくことができた。
神は俺が気を抜くとすかさず手に余るデスギフトを送ってくる。

第7章完

・次回予告


それからロサンゼルス滞在10日。住民の様に過ごし金が底をつき帰国へ。神から送られた素晴らしい10日と、帰国後初日の本当の神からの死のプレゼント。次回は気の弱い人は読まないでください。本当に辛い体験だったのですが、心の整理を目的に忠実に20年ぶりに文字におこします。

この地獄と天国のエピソードは、まだ20年分あります。(今45歳だから)
もし、あなたの記憶や体験と“俺の事実”が重なったら──続きを読みたい理由やネタをを、メッセージで教えてください。きっと重なっていると思います。
俺は、返事をする気満々です。

ロサンゼルスのロングビーチでコーラを飲んで爽やかな風を受ける俺


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