【読書感想】究極のミニマリスト、稲垣えみ子著2作を読んで
こんにちは。ドイツのミュンヘン在住miraです。
現在日本に一時帰国中です。
お越しいただきありがとうございます♪
日本でせっせと図書館通いをしています。
(並行して本屋にもちょくちょく行ってますが、購入本はとりあえずドイツに持ち帰って積読してからゆっくり順番に読む予定。)
図書館の本は返却期限があるので程よくモチベーションアップになってより読書が捗りますね。
そんなわけで今日はまた読んだ本のご紹介。
「アフロの稲垣さん」こと稲垣えみ子さんのご著書を2冊読み終えました。
稲垣えみ子さんは朝日新聞社を50歳で退職してからほぼ一切の「電気」まで手放し慎ましくも幸せな生活をされているフリージャーナリストです。私は稲垣さんこそ究極のミニマリストだな、と思っています。ご本人はミニマリストです!と公言されてはいませんが。
稲垣さんの本はどれもユーモラスでクスッと笑える読みやすい文体なのに、内容は実に深い。読後にいつも色々考えさせられます。
1冊目に読んだのは「家事か地獄か」。
これがほんとうのお金に頼らない生き方。デフレ・インフレ・不況災害・老後もなんのその。人生100年時代のまさかの出口戦略。
この本、タイトルからは生活術的なものを想像してたんですが、そうでなくてもっと本質的なことをついた深い本でした。
なるほど!と腹落ちする内容がたくさんあったし、何より「あー、私って何もできないなぁ、資格もないし大した仕事もできないなぁ」なんてともすれば自己肯定感下がりがちな「普通」の主婦が読んだら、いやいや私って実はめっちゃすごいんじゃん!ってものすごく自信がわいてくると思います。私がそうだったので(笑)
自分で自分の面倒をみられてこそ、人生を幸せに生きられるってことを教えてくれる本でした。
自分だけでなく、家族の分の家事も一手に引き受けているならもう貴方は幸せにならずに何になる?ってことですよ。
家事は自分を整え、人生を整える。
家事が全てのキーワードだという視点は、普通に暮らしてたら生まれないよね。いや〜すごいわ。これぞ究極ミニマリストこその着眼点じゃないでしょうか。
2冊目は「老後とピアノ」。
朝日新聞を50歳で退職。ずっとやりたかったピアノに挑戦!他人の評価は、どうでもいい。ただ「今」を楽しんで生きる。人生後半戦を朗らかに生きるエッセイ集。
こちらは稲垣さんのピアノ練習奮闘記。
随所に出てくる比喩表現が秀逸すぎて、こちらもめちゃくちゃ面白かったです。
例えば、ピアノの練習が進んでペダルを使い始めた時。
なんか音が勝手に伸びる・・・・・・手綱の緩んだ馬みたいに勝手に走っていく我が音。それにビビって動揺し、すぐに足を離したくなる。ところがペダルを外すと馬はキュッと急停止するのであった。さっきまであんなにビョーンと伸びていた音が、いきなりぷつっと不機嫌そうに途絶えるのである。しかしまた踏むとビョーンと走っていき…つまり、踏んでも恥ずかしい。外しても恥ずかしい。ペダル、恐るべし!
こんな感じで声出して笑っちゃうような表現が盛りだくさんでした。
でも、やっぱりちゃんと本質も突いてくるんです。
大人になってからの習い事から「いかに人生を楽しむか」であったり、はたまた「老後との関連性」に至るまで。こんなに深掘りしながら習い事してる人そうそういないでしょう。
私は大人の習い事として、今ずっとやりたかった着物の着付け(自装)を習っていますから、稲垣さんにとってのピアノを私にとっての着物に置き換えつつ読んでました。
歳取ってからのお金にもならない習い事。つまり単なる趣味なんですけど、若い頃のように高みを目指して習うのではなく、とにかく「今を楽しむ」ため。うんうん。まさに私にとっての着物もそうなんですよ。
そりゃあ「上手に弾ける(=上手に着れる)ようになったら嬉しい」けれど、「なにも一流ピアニスト(一流着付け師)を目指しているわけではない」。
もっと気楽な気持ちで楽しんで取り組めるのが大人の習い事の醍醐味ですね。
余談ですが、ピアノは私も4歳〜中学入学前まで習っていたから、また弾いてみたいな〜っという気持ちもこの本を読んでいたらムクムクわいてきました。もしも今後子ども達の誰かがピアノをやりたいと言い出したら、私もしれっと一緒に練習しようかな(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう♪Tschüss!
以前にも一度稲垣さんの本はご紹介しました。
良ければこちらもどうぞ。
ミニマリストのようなスッキリした暮らし憧れます…!
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