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AI時代、税理士業界に起きていることは、他士業の未来でもある


「AIで消える職業」


少し前から、税理士はそう語られることが増えた。


実際、会計ソフトの進化やクラウド化によって、記帳や仕訳などの定型業務は急速に自動化されている。


そんな中、東洋経済の記事を読んで興味深かったのは「税理士が消える」
という単純な話ではなく、税理士業界そのものが大きな“再編”の時代に
入っている
、という点だった。


参考リンク

https://toyokeizai.net/articles/-/945316?display=b


記事によると、税理士事務所のM&A件数は、この10年で約7倍に増加して
いるという。


背景には、

・所長の高齢化

・後継者不足

・人材難

・インボイス制度などへの対応負担

・AI、クラウド会計への適応

など、複数の要因があるようだ。


特に印象的だったのは、「AIに仕事を奪われる」というより“変化への
対応力”そのものが問われている、という点である。


小規模事務所ほど、日々の業務に追われやすい。


DX化を進めたくても、IT人材を雇う余裕は限られる。


新制度への対応もしなければならない。


結果として、大手への集約やM&Aが進んでいく。


ただ、これは税理士業界だけの話なのだろうか。


私は、他士業にもかなり共通する流れがあるように感じた。


たとえば、

・社労士

・行政書士

・司法書士

・中小企業診断士

なども、

・法改正対応が多い

・書類業務の割合が高い

・小規模事務所が多い

・高齢化が進んでいる

という共通点がある。


さらに福祉分野でも、

・ケアマネ

・相談支援専門員

・地域包括支援センター

など、制度理解や書類作成が重い職種は少なくない。


AIは、定型業務をかなり高速に処理できる。


文章要約や文案作成も得意だ。


今後は、「知識を持っているだけ」の価値は少しずつ変わっていく
のかもしれない。


一方で、AIが苦手なものもある。


たとえば、

「この利用者さんの場合、どう支援するべきか」

「この経営者は、本当は何に悩んでいるのか」

「制度上は可能だが、現実にはどう動くべきか」

といった“背景”や“感情”を含んだ判断である。


専門職に求められるものは、

「知識を持っている人」

から、

「複雑な状況を整理し、人と伴走できる人」

へ変化していくのかもしれない。


だからこそ、AI時代は「資格があるかどうか」だけではなく、

・変化に適応できるか

・AIを使いこなせるか

・人との信頼関係を築けるか

が、より重要になっていくようにも感じる。


税理士業界で起きていることは、単なる一業界の話ではない。


それは、AI時代の専門職全体に起き始めている変化の“先行事例”
なのかもしれない。



本記事はnoteマネーに取り上げられました


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