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フルリモート経理に応募してみた

こんにちは、いとです。
「無理しない働き方」を目指しているオンライン事務員です。

つい3週間ほど前、私は近所の事務パートに応募していた。まぁ、落ちたのだけど。

そして今度は、フルリモートの経理パートに応募してみた。


今の仕事を辞めたいわけではない。
相変わらず求人サイトを徘徊していたら、たまたま見つけた。

完全在宅。
パート勤務。
経理。

募集要項を読んでみる。
日常経理〜経理補助寄りに見えた。

「これ、いけるかも」

そして、そのまま応募した。
こういうときだけ行動が早い。
もちろん、まだ応募しただけである。
面接に呼ばれるかも分からないし、普通に書類で落ちる可能性もある。

なのに私の頭の中では、すでに働き始めたあとのことを考えている。


求人票を見る限り、繁忙時期に偏りがある働き方のようだ。

少し余裕のある時期もありそうだ。
そうしたら簿記2級の勉強でも再開しようかな。
去年買ったテキスト、そのままになってるし。
まだ面接にも呼ばれていないのに、そんなことを考え始めている。

でも今回、求人を見ながら気づいた。
去年の私なら、たぶんこの求人には応募しなかったと思う。

「経理経験者向けかぁ。私には無理だな」

そう思って、そっと閉じていたはずだ。
去年の私は、とにかく「未経験OK」「完全在宅」という言葉に弱かった。「家で働ける」というだけで、かなり魅力的に見えた。

今のオンライン事務の仕事を見つけたときも、そうだった。
未経験から始められて、完全在宅。
当時の私には、かなり理想的な求人に見えた。

今の仕事を始めてもうすぐ1年になる。
この1年で、請求書を発行したり、入金を確認したり、経費を処理したり、売上を管理したり。
複数の企業の事務を同時に担当することにも、すっかり慣れた。

今では求人票を見ながら、
「これは日常経理寄りかな」
「このあたりなら今の経験が使えそう」
「これはちょっと無理そうだな」
…と、仕事内容を少し具体的に想像できるようになった。

そして今回、募集要項を読みながら思った。
去年は射程圏外だった求人が、いつの間にか射程圏内に入っているような気がした。

簿記も3級のままだし、決算をひとりで締められるわけでもない。

ただ、1年前には「経験がないから無理」と思っていた仕事にも、少なくとも応募してみようと思えるくらいにはなっていた。


ただし、ここでひとつ思い出したことがある。

以前、「未経験から経理に興味ありませんか?」と声をかけてもらったことがあった。

私から応募したわけではない。
「少し話をしませんか?」ということで、話すことになった。

ところが実際に話してみると、簿記2級を取る予定があるか、今はどんな仕事をしているのか、と聞かれた。

請求書の発行や入金確認などをしていると答えると、最終的には「今の経験では、うちの業務は少し難しいかもしれません」というような話に。

応募もしていないのに。
なぜか落ちた気分になった。

そのとき初めて、ひとことで「経理」と言っても、会社によって求めているレベルは全然違うんだなと思った。

請求や入金確認も経理実務として見る会社もあれば、月次決算の経験まで求める会社もある。

だから今回も、私の中では「今の経験で応募できそう」と思ったけれど、相手が思う「経理」と私が思う「経理」が同じとは限らない。


今の仕事が嫌になったわけでもない。
むしろ、かなり快適だ。

家で働けるし、休みも取りやすい。
家庭の予定にも合わせやすい。
仕事にも慣れてきた。

最初の頃に比べれば、ずいぶん楽に回せるようになったと思う。だから、今すぐここから逃げたいとかそういうわけではない。

ただ、快適だからこそ、最近は「このままでいいのかな」と少し思うようになった。

「このままでいいのかな」の再来だ。

娘が体調を崩したときに対応できるよう、かなり余白を残した働き方を選んだ。
ところが、思っていたより娘は元気である。
もちろんこれから小学生になれば、どうなるか分からない。

それでも今のところは、想像していたほど頻繁に仕事を休むこともない。私自身も仕事に慣れて、以前より余裕が出てきた。

じゃあ、もう少し働けるのでは?

そう思う一方で、今の仕事で担当を増やして、責任も増やして、ただ稼働時間だけを伸ばしていく方向にはあまり惹かれない。
それは、なんか違う。

もし今より少し働くなら、別の経験を積んでみたいのだ。

もう少し経理寄りの仕事をしてみるとか。
業務委託ではなく、雇用される働き方をもう一度試してみるとか。

同じ時間を使うなら、少し違うものを積んでみたい。最近は、そんなことを考えるようになった。


良くも悪くも、少し経験値を積んだのだと思う。

今の仕事も、去年は「こんな働き方があるんだ…!」と理想の働き方のように思えた。

そして今回、また新しい求人に応募した。
もし受かったら、新しいルートを少し覗いてみたい。落ちたら、今の仕事をそのまましばらく続ける。

どちらに転んでも、今すぐ何かを捨てるわけではない。

一度会社員を辞めて、別の働き方をしてみたら、仕事を選び直す心理的なハードルもずいぶん下がった。

気になるなら応募してみる。
違ったらやめておく。

そんなふうに考えられるようになったことも、この1年で変わったことなのかもしれない。

去年の私は、「家で働けるか」を見ていた。
今の私は、「そこで何を積めるか」を見るようになった。

……と、なんだか成長したようにまとめているけど、まだ応募しただけである。


つづく。


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