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【エッセイ】夕焼けミネストローネ


名もない家事。

そんなワードが私のこころのなかで
弾けそうになっていた。


普段は家事を分担して両親とこなしていたが、
最近はめっきりと日中の家事は私のものになっていた。

少し前に「限界です」と申し出てから、
ちょっとずつ弟や父も担当してくれるようになった。

でもそれも彼らのタイムスケジュール上で、
私のやって欲しいタイムスケジュールとは少しズレる。

弟はまだ料理と買い物が得意じゃない。

料理はまぁいいんだけど、
買い物は「安い必要なものがわからない」「余計なものを買いそうで怖い」と及び腰で何も進まない。


というわけで自分の考える理想の一日が過ごせず、
こころが張り裂けそうななか、
今日は総合内科のクリニック通院の日だった。


「先にカフェでも決めてやろう」と早めに家を出たものの、
バスが遅れて予定通りの時間にクリニックに到着した。

それでも耐えかねていたものがあって、
お薬だけの診察を終え薬局に処方せんを預ける。

「ちょっと出かけるのでお願いします。」

「かしこまりました」と番号札をもらって薬局を出た。

さて、どうしようかな。


まずは本屋でお気に入りのボールペンを追加で買った。

そして、「私にいま必要なのはカフェインじゃない」と気づく。


「栄養のある温かいスープだ。」

近くの、イートインスペースの大きいコンビニへ。

ミネストローネと中華おこわのおにぎり、特茶。

「こちらでいただきます」と申し出て、会計する。

「温めますね。税率変わってお会計はこちらの金額になります。」

そうなのよ。イートインは税率変わるから気をつけないとね。


猫舌なので少し舌をやけどしながら、
ハフハフと赤いトマトスープを堪能する。

中華おこわはそのまま常温で、特茶は冷たい。

でもなんだか泣きそうになるほど、温まった。


席を立つとカバンに入れていたネックウォーマーを、
ズボリと被る。

薬局に寄る前に、明日から使える手袋も買い、
お薬を受け取る。

帰り道、スカイツリーがオレンジ色に染まる。


ああ、明日も頑張ろう。

でも頑張るより、無理なくやりたい。


帰ったら新しいヒーターと、名も無き家事が行き届いていた。
あったけぇな。


今年の冬は厳しいぞぉ。



#なんのはなしですか


白状するよ。
なんにもまとまらなかったんだ。


今回もご精読ありがとうございましたm(_ _)m

次回の更新は11月13日(水)に
内容を精査しつつ公開します。
できるなら、有料記事のシリーズの続編をやります。

またお会いしましょうね。
お絵描き・note支援イラストレーターのミトシでした!



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