そのパソコン、本当に買い替えますか?
こんにちは、「笑顔工学」の専門家、木村光範です。
「笑顔工学」についてはこちらの記事をご覧ください。
さて、普段使っているメインのWindows 11マシンがあるのですが、
この動作が、何をするにも遅くなってきていました。
特にPDFファイルをAdobe Acrobat開いたらPCが固まる、という現象があり
Adobe Acrobatが壊れたのかな・・・と思って調べてみたところ、
全然違う原因で、ちょっとしたことで解消することができました。
私は、ある程度知識があったので解決できましたが、
同じようなことになってしまって、
結果、パソコンを買い替えようかな?と思ってしまう人も
多くいるのではないかな、と思い、note記事として書いておくことしました。何かの参考になれば幸いです。
ぜひ最後までご覧ください。
まず、何が重いのかを見る
パソコンが重いと感じたら、最初にタスクマネージャーを開いてみます。
キーボードの、Ctrl+Shift+Esc を同時に押すと、タスクマネージャーを開けます。
「プロセス」の画面では、どのアプリがCPU、メモリ、ディスク、ネットワークを多く使っているかを確認できます。Microsoftも、タスクマネージャーをパソコンの資源使用状況や起動アプリを確認するための基本的な管理ツールとして案内しています。
ブラウザーのタブを大量に開いていないか。
使っていないオンライン会議アプリが動いていないか。
クラウドへの同期や更新処理が続いていないか。
まずは、何が資源を使っているのかを見ることです。
ただし、名前や役割が分からないWindowsの処理を、むやみに終了させてはいけません。
分からないものを消すのではなく、まず状況を知るために使います。
スタートアップアプリを見直す
最初に効果が出やすいのが、スタートアップアプリの見直しです。
スタートアップアプリとは、Windowsへサインインしたときに、自動的に起動するアプリのことです。
一つひとつは小さな負担でも、積み重なると、起動時間や普段の動作に影響します。
Windowsでは、
設定 → アプリ → スタートアップ
から、自動起動するアプリを確認できます。
そして、タスクマネージャーの「スタートアップ アプリ」では、それぞれのアプリが起動に与える影響も確認できます。毎回自動で起動する必要がないものは、「無効化」しておき、必要なときに自分で起動すればよいのです。
ただし、何でも無効にすればよいわけではありません。
セキュリティ、バックアップ、クラウド同期、機器の制御などに関係するアプリは、止める前に役割を確認します。
会社から支給されたパソコンの場合は、勝手に変更せず、情報システムの担当者へ確認することも大切です。
「削除」ではなく「自動起動を止める」だけなら、必要に応じて元に戻せます。
まずは、毎日使っていないもの、起動後に自分で開けばよいものから見直してみましょう。
空き容量を確認する
パソコンの保存容量が少なくなっていると、動作へ影響することがあります。
Windowsでは、
設定 → システム → ストレージ
から、何が容量を使っているかを確認できます。
「ストレージ センサー」を使えば、一時ファイルなどを整理できます。また、「一時ファイル」から削除するものを選ぶこともできます。Microsoftも、空き容量不足が性能低下につながる場合があるとして、ストレージセンサーや一時ファイルの整理を案内しています。
ただし、よく分からないファイルを一括で削除するのは危険です。
特に、「ダウンロード」フォルダーや、ごみ箱の中に必要なファイルが残っていないかは確認します。
データを減らすときも、まず見る。次に確かめる。そして削除する。
この順番が大切です。
使っていないアプリを整理する
購入時から入っているアプリや、以前使ったまま残っているソフトが、たくさん入っていることがあります。
Windowsでは、
設定 → アプリ → インストールされているアプリ
から確認し、不要なものをアンインストールできます。使わないアプリを削除することは、保存容量を空け、バックグラウンド処理を減らすことにもつながります。
ただし、名前だけを見て判断しないことです。
業務システムの部品、プリンターや周辺機器のソフト、会社のセキュリティに必要なものが含まれる場合があります。
「使った記憶がないから消す」ではなく、
「何のためのアプリかを確認し、不要だと分かってから消す」
ようにします。
一度、きちんと再起動する
パソコンを使い終えたとき、画面を閉じてスリープにするだけで、長い間再起動していない人もいます。
使っていないアプリやブラウザーのタブを閉じても改善しない場合は、一度再起動してみます。
再起動によって、途中のまま残っていた処理が整理され、Windowsの更新が完了することもあります。Microsoftも、不要なアプリやブラウザーのタブを閉じ、それでも改善しなければ再起動することを、基本的な性能改善策として案内しています。
「何カ月も再起動していなかった」
ということは、意外とあります。
難しい設定を変更する前に、まず再起動してみる。
これも基本です。
Windows Updateを確認する
Windowsや機器のドライバーが古いままだと、動作が不安定になる場合があります。
設定 → Windows Update
を開き、更新が残っていないかを確認します。
必要に応じて「詳細オプション」の「オプションの更新プログラム」に、機器の動作改善につながるドライバーが表示されることもあります。Microsoftも、Windows Updateやオプションのドライバー更新を性能改善の手順として案内しています。
更新後には再起動が必要になる場合があります。
仕事の直前ではなく、時間に余裕があるときに行いましょう。
急に重くなったなら、セキュリティも確認する
昨日まで普通だったのに、急に遅くなった。
広告や見慣れない画面が出る。
通信量やディスク使用率が不自然に増えている。
そのような場合は、マルウェアの影響も疑います。
Windows セキュリティの、
ウイルスと脅威の防止 → クイック スキャン
から確認できます。Windows セキュリティでは、クイックスキャン、フルスキャン、指定した場所だけのスキャンなどを実行できます。
ここで注意したいのは、
「セキュリティソフトが重そうだから止める」
と安易に考えないことです。
リアルタイム保護を止めると、開いたファイルやダウンロードしたファイルが検査されない時間が生まれ、パソコンが危険にさらされる可能性があります。速さのために、安全を手放してはいけません。
Windows 11のビルトインのセキュリティ保護でも充分ですので、こちらは切らないでおくと良いでしょう。
Windows自身に健康状態を確認してもらう
原因がよく分からないときは、Windows セキュリティの、
デバイスのパフォーマンスと正常性
を確認する方法もあります。
ここでは、保存容量、バッテリー、アプリやソフトウェアなどについて、問題や推奨される対応を確認できます。
自分で原因を決めつける前に、Windowsが把握している状態を見てみる。
これも現状分析の一つです。
それでも遅いなら、買い替えや増強を考える
ここまで行っても、必要な仕事に対して明らかに性能が足りないのであれば、買い替えや部品の増強を考える段階です。
タスクマネージャーを見ると、普段使うアプリだけでメモリがほぼ使い切られている。
何もしていないのにディスク使用率が高い状態が続く。
必要なソフトを動かすだけで、毎回長く待たされる。
そのような場合は、メモリの増設や保存装置の見直しで改善するのか、新しいパソコンへ替えるべきなのかを、専門家に相談するとよいでしょう。
大切なのは、
遅いからすぐ買う
でも、
もったいないから何年でも使う
でもありません。
必要な仕事と現在の性能を見比べ、最も合理的な方法を選ぶことです。
まとめ
今回、私は、使っていないアプリをスタートアップから全部外すことで
快適な環境が戻ってきました。
パソコンが重いとき、買い替える前にできることがあります。
スタートアップアプリを見直す。
タスクマネージャーで、何が資源を使っているかを見る。
保存容量を空ける。
使っていないアプリを整理する。
再起動する。
Windows Updateとセキュリティを確認する。
一つひとつは、とても基本的なことです。
しかし、基本が整っていなければ、高性能なパソコンへ買い替えても、しばらくすると同じ状態になるかもしれません。
これは、会社のDXにも似ています。
新しいシステムを買う前に、今の仕事を確認する。
大きな投資をする前に、どこで詰まっているかを見る。
最新の道具へ飛びつく前に、基本を整える。
大きな投資をする前に、まず現状を見て、どこで処理が詰まっているのかを確かめることが大切です。
パソコンも会社も、まず現状を見るところから改善が始まります。
買い替えるという結論を出す前に、今日、スタートアップアプリを一度見直してみてはいかがでしょうか。
意外と、まだ働けるパソコンかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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