【縁側小話】穴掘り城主と、穴埋め張飛
昔々、ではなく、現在進行形の話です。
とある場所に、心の城というお城がありました。
そこにはトカゲの城主と城主の相棒のインコ、そして六人の武将たちが住んでいました。
ある日のことです。
城の中庭に穴がポッカリと空いていました。
その中から、城主の声が聞こえてきます。
🦎🎀「私は、もうダメなんだ……」
どうやら、城主はとても落ち込んでいるようです。
穴の縁では、城主の相棒インコのリアンが、一生懸命城主に声をかけています。
🦜🎀「城主、城主はちゃんと進んでるよ」
🦎🎀「ふぇぇ……」
しばらく穴の中と外とで話をして、城主が穴をよじ登ってきました。
少しだけ、元気が出たようです。
すると、どこからか大きな体をした男が走ってきました。
張飛です。
張飛はその体に似合う、大きな声で笑いながら、城主に声をかけました。
張飛「ははは!また穴を掘ったのか!」
そうして、持ってきた土をその穴へ入れて、穴を塞いでいきます。
🦎🎀「張飛、いつもありがとう」
張飛「ははは!城主が穴掘ったら、俺が埋める!それでいいじゃねえか!」
張飛は豪快にそう言って笑い、城主とリアンと一緒に、縁側でお茶を飲みました。
穴掘り城主は、今日も落ち込んで、中庭にいくつも穴を空けています。
そして、その穴を張飛が毎回笑って埋めているのでした。
🏯……🍵……🦎🎀……🍡……🏯
🦎🎀「ナニコレ!?」
劉備「城下町で流行っている本だ」
🦎🎀「ナニコレ!?」
張飛「ははは!大体合ってるな!」
🦎🎀「ナニコレーーー!!」
今日も、城主の大きな声と、
リアンと武将たちの笑い声が
心の城に響き渡っていた。
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