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「長男だけずるい!」不登校の兄につられた5歳次男の登園渋りと、母の限界|「気持ちに寄り添う」だけでは難しかった現実

長男の不登校、進行形の記録。

小学校2年生の長男が、1年生の3学期後半から完全に学校へ行けなくなった。

これは、そんな日々を過ごす我が家の記録です。

ただ、私の心の内を吐き出しているだけの文章だけれど、誰かひとりにでも届いたらうれしいです。


夏休みなのに、母の心は休まらない


夏休みも、あと10日。

といっても、不登校の長男がいる我が家にとっては、世間ほど「夏休みになった!」という感覚はない。

……なんて思っていたら。

今月、私をかなり悩ませたのは、長男の不登校そのものではなく、

長男につられるように始まった、5歳次男の登園渋りでした。


1学期、一度も学校へ行かなかった長男。
そんな長男を毎日見ている次男が、

「長男だけずるい。僕も行かない」

と言い始めるようになりました。

そりゃ、そうだよね。

5歳の子どもからしたら、

兄は毎日家にいる。
ゲームをしている。
YouTubeを見ている。
好きな時間に過ごしている。

それを見て、

「僕だって家にいたい!」

と思うのは、当然なのかもしれません。

だから私は、次男の気持ちもないがしろにはできないと思いました。
週に1度くらい休ませたり、
「お昼ご飯が終わったら迎えに来て」
という希望に応えて早退させたり。

そんなことを繰り返していました。


「今日は休む」が、だんだん当たり前になっていった


最初は、それで良いと思っていました。
次男の気持ちを聞いて、無理をさせない。

長男には「休むことが必要」と考えているのだから、次男にも同じように接してあげたい。
そう思っていたのです。

でも。

子どもって、ちゃんと学習するんですよね(笑)。

週に1度だったお休みが、2日、3日と増えていく。
早退も週に2回以上。

気づけば、ほぼ1日こども園で過ごすことのほうが少なくなっていました。

長男と次男が家で楽しそうにゲームをしている姿を見ると、

「これでもいいのかな」

なんて思ったりもしました。

でも、今月に入ると、ほぼ毎朝、登園渋り。

朝になると、
「行きたくない」
「休みたい」
と訴える次男。

私は毎朝、
「今日は行かせる?」
「休ませる?」
と判断を迫られるようになりました。

そして、その判断そのものが、私にとって大きなストレスになっていったのです。


「次男の気持ちに寄り添いたい」が、私自身を追い詰めていた


次男は5歳、年中児。

言葉が早く、コミュニケーションもかなり得意です。
自分の気持ちを言葉にすることもできる。

だから私は、

「今日は行ける日」

「今日は休みたい日」

を一緒に考えていけると思っていました。


でも、休む日が増えてくると、
「本当にこれでいいの?」
という気持ちも強くなっていきました。

こども園で過ごす時間も大切。
友達と遊ぶ経験もしてほしい。
集団生活の中でしか得られないものもある。

そんな思いが少しずつ積み重なって、ついには、

「行かない次男」に対する私のストレスが限界に近づいていきました。


そんなある日、見かねた夫が、

「朝の送迎、俺がしようか?」

と言ってくれました。

私はすぐにバトンタッチ。
これで少し楽になれる……。

そう思ったのも束の間。


夫が何やら電話をしている。
聞いてみると、次男が

「陰部が痛い」

と言い出したらしい。

夫は#8000に相談していました。


赤みも腫れもない。

次男には、もともと陰部を触る癖もあるので、そのとき一時的に痛かっただけなのかもしれません。

でも、最終的に私たちは、

「こども園に行かなくて済むように、理由をつけたのかな」

という結論になりました。

それが分かった瞬間。

私は、完全に気持ちが折れてしまいました。

その日は一日、寝込んでしまったほどです。


「子どもがかわいくない」と思ってしまった


次男の賢さ。
そして、ある意味では「あざとさ」。

それを目の前にして、初めて、

「この子、かわいくない」

と思ってしまいました。

自分でも、そんなことを思うなんて信じられませんでした。

ちょうど生理前で、ストレスによる気持ちの浮き沈みも重なっていたのだと思います。
でも、そのときはそんなことまで考えられない。

夫に、

「次男の対応がしんどい。かわいいと思えない。しばらく次男の世話をお願いします」

と伝えました。

……かなり来てますよね(笑)。
でも、それくらい私は追い詰められていたのだと思います。

長男の登校渋りから始まり、不登校になった長男の気持ちに寄り添う。
学校との相談。
教育支援センター。
スクールカウンセラー。
臨床心理士。
関係各所との調整。

長男の日々の様子を慎重に見守る。

そんな日々に、次男の登園渋りまで重なった。

気づかないうちに、私の心にはかなり負荷がかかっていたのだと思います。


夏休みで、いったん母も落ち着いた


その後、こども園もお盆休みに入りました。

私自身のホルモンの乱れからくる気持ちの浮き沈みも、少し落ち着いてきました。

家族でプールへ行ったり、海へ行ったり。

能登地方で開催されているポケモンのスタンプラリーに、1泊旅行で出かけたり。

暑い中の長時間移動が苦手な長男も、自分から「やりたい!」と言い出したスタンプラリーには意欲的に参加してくれました。

楽しく過ごせたことは、本当に良かった。

でも。

連休が終わると、やっぱり次男の登園渋りは最大級になりました。

そして、その朝。

私はあることに気づきました。

次男が、少しニヤニヤしながら登園拒否をしている。

「あ・・・・・」

と思いました。

次男はもう分かっていたのです。

泣いて嫌がれば、ママは休ませてくれる。


それを、いつの間にか学習していた。

私は心の中で、

「私、完全になめられてる~~!」

と思いました(笑)。

そこで、夫に再び送迎を交代してもらうことにしました。


父は強かった。私にはできなかった


夫は、どれだけ次男が暴れて泣いても、

「今日は行く」

という姿勢を変えませんでした。

玄関まで暴れる次男を抱えて連れていき、動けない次男を先生に託す。

私には、それができませんでした。
車に乗せて、園の駐車場まで行けたとしても、そこで大泣きされて、連れて帰ってくることもありました。

どこまで次男の気持ちに寄り添えばいいのか。

どこからは背中を押したらいいのか。

もう、私には分からなくなっていたのです。

そんな気持ちをこども園にも伝えました。

すると、次男のクラスには、長男を3年間担任してくださったベテランの先生がいて、迎えに行った私に声をかけてくれました。

「お母さんは、どうしたいですか?」

まず、私の気持ちを聞いてくれました。
私は、正直に話しました。

次男の気持ちは大切にしたい。

でも、こども園での生活も経験してほしい。

お友達とも楽しそうに遊んでいる。

だから、毎日絶対に登園でなくてもいいけれど、基本的には登園してほしい。

そう伝えました。

すると先生は、

「今朝は玄関から泣いて動けなかったけれど、園に来たら泣き止んで、自分の足でクラスまで歩いて入れましたよ」

「仲の良いお友達とも楽しそうに過ごしています」

「団体生活そのものが嫌なわけではないと思います」

と話してくれました。

そして、

「泣いていたとしても、少し無理やりでも連れてきてもらったら、こちらではしっかりサポートします。そうやって次男くんの背中を押していきましょうか」

と言ってくれました。

また、私は泣きそうになりました。


「この先生に任せてもいい」と思えた


長男がまだこども園に通っていたころ。

この先生のもとで、長男は本当に生き生きと園生活を送っていました。

登園渋りもほとんどなく、

「こども園楽しいから行きたいの!」

と言って年中児から卒園までを過ごしていました。

そんな長男の姿まで、ふっと思い出しました。


この先生は、いわゆる「みるからに優しい先生」というタイプではありません。

ダメなことには厳しい。

でも、できていることはしっかり認めてくれる。

長男も大好きだった先生です。

だからこそ、

「この先生が見てくれているなら、任せてみよう」

そう思えたのだと思います。

帰り際、先生が次男に、

「明日も来ようね!」

と声をかけてくれました。

次男は、コクリとうなずく。

その時の次男の表情が、なんとも言えなくて、私は思わず笑ってしまいました。

賢い次男は、先生の前ではちゃんと「良い子」になる。

自分に都合の悪いことがあると、

「先生には言わないでよ~~」

といつも言っている子です(笑)。


でも、それも全部、この子なりに状況を理解しているからこその行動なのだと思います。

そして、そんな賢さに私自身、助けられていることもたくさんあります。


「長男だけずるい」が、次男の本当の気持ち


その夜。

次男は、また始まりました。

「やっぱり明日はこども園行かない!」

「こども園行ったら、お金ちょうだい!」

「長男だけずるい!」

言い訳をしたり、交渉をしたり。

でも、その中にある、

「長男だけずるい」

という言葉。

これが次男の本当の気持ちなのです。


そして私は、

「そうだよね」

とだけ答えました。

だって、本当に長男だけ家にいるのだから。

次男からしたら、ずるいに決まっている。

だから、その気持ちは否定しない。

そうだよね。長男だけ家にいて、ずるいって思うよね

そこは受け止める。

でも、

「だから、次男も休んでいいよ」

にはしない。

しばらく我が家では、


気持ちは次男のもの。登園するかどうかの判断は親がする。

そういう線引きをしてみることにしました。


「寄り添う」と「言いなりになる」は、違う


ここは、私自身が今回のことで一番考えたところです。


長男には、

「学校へ行きたくないなら、今は休んでいい」

と伝えている。


だから次男にも、

「行きたくないなら休んでいい」

と言わなければいけない。

私は、そんな風に考えていました。

以前、次男が、

「こども園を頑張って行ってたから、気持ちが疲れちゃった」

と言ったときも、その言葉に寄り添いました。

長男に寄り添っているのだから、次男にも寄り添わなければ。

そう思ったのです。

でも、その言葉の根底に、

「長男だけずるい」

という気持ちがあることも、私は分かっていました。


それでも、次男の気持ちに寄り添って、親子ともに納得できるなら、それでいいと思ってしまった。

結果として、それがうまくいかなくなった。

気持ちを大切にすることと、子どもの要求をすべて受け入れることは、同じではなかったのです。


5歳の子に「理解」はできても「納得」は難しい


次男は、かなり賢い子です。

大人が言っていることもよく理解する。

自分の気持ちも言葉にできる。

だから私は、つい「話せば分かってくれる」と思ってしまう。

でも、5歳です。

頭では理解できても、心から納得するのは、まだ難しい。

「長男は今、学校を休む必要がある」

ということを理解できても、

「だから僕は毎日こども園に行かなければいけない」

ということを、すんなり受け入れられるわけではない。


それは当然なのだと思います。

だからこそ、

「行きたくない」

という気持ちは受け止める。


でも、親として必要だと思うことは、親が決める。

そのバランスを、これから少しずつ探していこうと思っています。


不登校の兄弟を育てるということ


長男の不登校と、次男の登園渋り。

同じ「行きたくない」という言葉でも、理由はきっと違います。


長男には、学校生活そのものに消耗してしまった時期がありました。

だから、まず休むことが必要だった。


一方、次男には、

「長男だけずるい」

という気持ちが大きくある。


もちろん、本当に疲れている日もあるでしょう。

だから、次男の気持ちを全部「甘え」と片付けるつもりもありません。


休ませる日だって、これからもあると思います。

ただ、

兄が不登校だから、弟も同じようにしなければいけないわけではない。

それぞれに必要なサポートは違う。


今回、身をもって感じました。

そして今は、こども園の先生方を信頼して、

「基本的には登園する」

という方向で、次男の背中を押していこうと思っています。

もちろん、泣く日もあるでしょう。

「行きたくない!」と大暴れする日もあるかもしれない。


私自身が、

「今日はもう休ませちゃおうかな……」

と弱くなる日もあると思います。


でも、もう一人で抱え込まない。

先生たちに相談しながら、次男の様子を見ながら、その都度考えていけばいい。


母も、兄弟も、まだまだ手探り


長男が不登校になってから、

子どもの気持ちに寄り添うこと

を何度も考えてきました。

でも今回、次男の登園渋りを経験して、

寄り添うって、子どもの言う通りにすることではないんだな

と、改めて思いました。


気持ちは受け止める。


でも、全部を叶えるわけではない。

背中を押すことも、親の役割なのかもしれない。

そして何より、

長男と次男は、同じ兄弟でも別の人間。

同じ対応でなくていい。

それぞれに合った方法を探していい。


そう思えるようになったことが、今回の一番の収穫だったのかもしれません。

長男の不登校も。

次男の登園渋りも。

まだまだ我が家は、正解のない毎日です。


それでも、子どもたちの気持ちを大切にしながら、親として必要なところではちゃんと背中を押す。


そのちょうどいい場所を、これからも探していこうと思います。


……とはいえ。

明日の朝も、

「こども園行きたくない~~!」

が始まるのかもしれません(笑)。


そのときは、また夫と相談しながら。

母も、子どもたちと一緒に、少しずつ成長していこうと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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