【金太郎企画】鉞をバットに持ち替えて
ここは足柄山の麓からさらに数キロ街へ向かった所にある足柄南高校の野球部専用グラウンドだ。
そこで1年生の部員が投球練習をしている。彼がひょいと投げるだけでキレのある速球がキャッチャーの構えたミットにズバンと収まる。他の部員からは驚きの声があがる。
次に彼はマシンを使いバッティング練習をする。マシンから投げ込まれる速球をいとも簡単に撃ち返し、打球は軽く柵を越えた。
彼の名は坂田金太郎。幼い頃から山の中で動物達を相手に遊び、野山を駆け回ってきた青年だ。いくら金太郎といえども、いつまでも山で遊んでいる訳にもいかず、成長に伴い学校に通わなければならなくなった。
中学までは山にも学校があったが、高校は街まで行かなくてはならない。金太郎が中学3年になると、あちこちの高校からあらゆるスポーツのスカウトがやって来た。金太郎の逸話は全国的に有名だったのだ。
そんな金太郎は高校に入学すると、鉞をバットに持ち替え野球部に入部する事にした。
金太郎は母と二人暮らしなので、自宅から通える足柄南高校に進学を決めた。それでも片道20キロはある。金太郎は朝晩その道のりを走った。それは自然と全身を鍛えるトレーニングの役割を果たしていた。
ポテンシャルの高い金太郎は、入部早々レギュラーの座を掴む。まだまだ強豪とは言えない足柄南高校だが、それなりに部員は多い。金太郎のせいで補欠になった先輩は悔しさを堪えて、金太郎に期待を寄せた。
金太郎の入部で野球部員はやる気を出した。足柄山の破天荒男の金太郎に甲子園で暴れてほしいと考えたのだ。
やがてやって来た地方予選。
足柄南高校は1年生ながらエースで4番の金太郎を中心に快進撃を続けてどんどん勝ち進み、ついに決勝の舞台に立つ事になった。
決勝の相手は北横浜高校だ。強豪相手で部員達は萎縮している。そんな部員達に金太郎は
「先輩方!相手は人間です。自分が闘っていた熊に比べれば屁でもありません!大丈夫です、死にはしませんっ。自分は先輩方と甲子園に行きたいです」
と励ました。キャプテンは苦笑いをしながら言った。
「金太郎、お前の言う通りだな。相手も同じ高校生だ。やってやんよ!俺達、お前を甲子園で暴れさせてやるからな」
キャプテンは金太郎のさらさらのおかっぱヘアをクシャクシャと撫でた。
金太郎は投げては三振の山を築き、打ってはサイクルヒットを達成した。部員達も金太郎の活躍に乗せられて、華麗な守備や豪快なバッティングを見せた。
結果、下馬評を覆えした足柄南高校が勝利し、初めての甲子園出場を決めた。喜びを爆発させた部員達に揉みくちゃにされた金太郎はこの高校で、この先輩達と一緒に野球ができる幸せを感じていた。そして、甲子園では自分が先輩達に優勝をプレゼントするのだと改めて心に誓った。
その後、金太郎の活躍で足柄南高校が甲子園春夏5連覇する事も、金太郎がプロ野球の世界で大活躍する事も、さらにメジャーリーグでも大活躍する事になるのだが、それはまた別のお話で。
※足柄南高校も北横浜高校も架空の高校です
⚾️ 🐻 ⚾️ 🐻 ⚾️
コッシーさん、noteを始めて5周年なんだそうです😊おめでとうございます💕
それを記念した企画です。
あなただけの金太郎を書いて下さいとの事で。
書いてみようと思ったけど、どんな話なんだっけ?ってそこからー笑
熊にお相撲で勝つとこまでみたいですね。じゃ、知ってたー😊
でもさあ、橋が落ちてるからって、木をなぎ倒して橋を掛けるってwww
金太郎凄すぎやないかいっ!!
まんが日本昔ばなし、たぶん私これリアルタイムで見ているんだと思うんですよねー(年バレかw)
金太郎って大人になったら坂田金時なんでしょ。で、つい坂田銀時やんけって思う訳ですよ。
ああ、話が逸れてしまいましたね💦
でですね。
今回の金太郎は高校野球を題材にしました。
というのも、池田高校の水野くんのニックネームが『阿波の金太郎』だったんです。
私は高校野球が好きなんで、野球ネタでいきました!
昭和の高校野球ファンには胸熱の動画です❗️
野球ネタは私だけですかねー?
コッシーさん、楽しい企画をありがとうございました😊
今日も最後まで読んで下さってありがとうございます♪
いいなと思ったら応援しよう!
もしも、サポートをして頂けましたら、飛び上がって喜びます\(*^▽^*)/
頂いたサポートは、ありがたく今晩のお酒🍺・・・ではなく、自分を高めるための書籍購入📙などに使わせて頂きます💚