【シロクマ文芸部】ハンカチに夢見ていたこと
ハンカチを若い頃に集めていた。集め始めたのは、たしか20歳前くらいの頃。
社会人になって、今まで使っていた可愛いハンカチだけでなく、少し大人っぽいハンカチを使ってみたくなったからだと思う。今でこそ持ち歩くのはタオルハンカチになってしまったし、トイレには備え付けのペーパーがあったりハンドドライヤーがあったりするので、タオルハンカチでさえもあまり使わないような気もする。
けれど、若い頃はそこそこハンカチを使うシチュエーションがあったように思う。
小学生の頃は毎朝の「衛生検査」の時にハンカチやティッシュを持ってきているか調べられたし、中学や高校の時はハンカチは必需品だった。手を拭いたり、風邪などで鼻の調子が悪い時など大活躍だ。さらに、卒業式で涙を拭ったりという事にも使う。最も、私は卒業式では一切泣く事もなかったので、完全な宝の持ち腐れだった訳なのだが。
学生の時はファンシーショップなどで買った可愛いハンカチを使っていたものの、社会人になってデパートなどで買い物をするようになると、綺麗なハンカチに心惹かれた。
デパートには様々なブランドの様々なデザインのハンカチがたくさん並んでいて、見るだけでもとても楽しい。そんなハンカチを1枚1枚買っていくのがとても楽しかった。
私にはコレクター気質があって、気に入ったものはついコレクションしてしまうのだが、ハンカチはそんな欲求にも打ってつけだ。薄くて嵩張らないし、それに価格もお手頃で当時で500円から1000円くらいで買えた。そんな感じなので、知らず知らずハンカチは増えていった。
私にはハンカチに夢があった。
それはハンカチを使いたいのにハンカチを持っていなくて困っている男子に(イケメンに限る)そっとハンカチを手渡しするという事だ。困っているイケメン君に恥じらいながら「これ、使って」なんてやる訳だ。
もしくは、逆のパターンで。
泣いてる私に男子(イケメンに限る)がそっとハンカチを手渡してくれるのだ。無言だけど、優しい眼差しで。
これを書きながら、私は頭の中で想像してにやけてしまう。
けれど、現実はそうそう甘くはないもので。どちらのシチュエーションも私は経験した事はない。おそらくこれからも経験する事は残念ながらないのだと思う。それに、仮にあったとしてもタオルハンカチでは情緒もないし、今一つ絵にならないと思うから。
やはり、想像して妄想して、創作に活かすのが一番いいのかもしれない。
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シロクマ文芸部に参加します💛
今週のお題は「ハンカチを」です。
ほんと、今は普通のハンカチって使わなくなっちゃったなあ・・・
今日も最後まで読んで下さってありがとうございます♪
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