今日のピックアップ|2026.08.17
収集した記事の中から取り上げた、今日のピックアップです。
⬛️ ChatGPT のウェブシェアが 1 年で 22 ポイント減少
ChatGPT lost 22 points of web share in a year
世界的な AI チャットボットのウェブ訪問シェアで、ChatGPT が 76% から 54% へと 1 年で 22 ポイント下落したことが Similarweb のデータで示されました。
一方で Gemini は 6% から 28%、Claude は 1% から 9% へとシェアを伸ばしています。
これはデスクトップ・モバイルのウェブ訪問シェアであり、月間アクティブユーザー数や収益とは異なる指標です。
Gemini はアプリ内利用が多いため、ウェブシェアと実際のユーザー数の関係は単純ではないという注記もあります。
数字だけ見ると ChatGPT の独走状態が崩れてきているのが分かりますね。
シェアに関しては、性能と価格のバランス以外の要素も含まれると思うので
結局は三つ巴の状態が続くような気がします。
⬛️ AI SEO プレイブック、月間 460 万インプレッションを生んだ手法を公開
The complete AI SEO playbook: from zero to 4.6M impressions in 3 months
ValueAddVC というサイトを 3 ヶ月で月間 60.4 万から 462 万インプレッションまで伸ばした手法一式を GitHub で公開したリポジトリです。
Google Search Console のデータをもとにタイトルリライト候補やカニバリゼーション(重複競合)を検出するスクリプト、AI らしい定型フレーズを検出するブロックリスト、公開前の品質ゲートなど 14 本の診断スクリプトと 9 本の設定ファイルが含まれています。
Opus・Fable で企画、Sonnet で執筆、Haiku で機械的な作業を担う、複数モデルを役割分担させるパイプライン構成も紹介されています。
SEO のためのツールがここまで体系化されているのは正直驚きました。
品質ゲートや定型フレーズの検出という発想も含めて興味深いので、参考にしたいと思います。
⬛️ Anthropic の Claude ウォーターマーク、「文章の改ざんだ」と批判の声
Anthropic's 'Watermark' Text Adulteration in Claude Is a Perversion of Writing
Daring Fireball の John Gruber による長文の批判記事です。
Anthropic は EU の「AI 生成コンテンツの透明性に関する行動規範」に対応するため、Claude が生成する 200 トークン(約 150 語)を超える文章すべてに「ウォーターマーク」を組み込むと発表しました。
仕組みは、次に出す単語の候補を秘密鍵に基づいて「green」「red」のリストに振り分け、意味がほぼ同じ単語同士(例えば overcast と grey)の間で green 側をわずかに選ばれやすくするというものです。
Anthropic 側は「知覚できない」「意味や品質に影響しない」と説明していますが、Gruber はこの技術自体が言葉選びを歪める行為だと強く反発しています。
検出できるのは秘密鍵を持つ Anthropic 本人だけで、ユーザー側が自分の文章がウォーターマーク付きと誤判定されても確認しようがない点も問題視されています。
校正やコピー&ペーストされた文章にも及ぶこと、翻訳後も検出され得るとする論文があることにも触れています。
EU の規制自体についても、正直なユーザーには負担になる一方で、悪用しようとする人はウォーターマークなしのツールに逃げるだけだという指摘がされています。
私も AI が大好きで使っているので、マークが付くことに対して全否定というわけではないです。
ですが、自分で書いた記事の誤字脱字チェックや、多少の校正でしか使わないのに、Claude の出す文章をコピペして修正するだけでも、AI の痕跡が残り、AI 製とされてしまうことには納得がいきません。
透かしを削除するツールはいろいろ出ていますが、Claude が付ける透かしを完全に消せる、あるいは消せたという証拠も確かめようがないのが現状のようです。
今後、そういったツールの進化版も出てくるとは思いますが、このニュースは今後も追っていきつつ、私は削除する方向ではない自分専用のツールを作る準備を進めています。
