野鳥撮影のカメラ設定 ~絞り優先モードのススメ?~
こんにちは。探鳥記の番外編です。
野鳥撮影をしているみなさん、どのような設定で撮影されていますか?いろいろな場所で見聞きした限りでは、ほとんどの方が「シャッタースピード(SS)優先」モードで撮影しているように思います。しかし、私は「止まっている野鳥を中心に撮る場合、SS優先モードよりも絞り優先モードのほうが簡便で失敗が少ない」と考えています。
うまく説明できるかわかりませんが、今日は私のカメラ設定について書いてみようと思います。
※以下は私のカメラ(Fujifilm X-H2s)での設定です。他社のカメラでもほぼ同じ設定ができると思って書いていますが、場合によってはまったく参考にならないかもしれません。ご了承ください。
シャッタースピード優先モードを使用しない理由
私がSS優先モードを使用しない理由は、撮影環境が変わった時、SSの調整でよく失敗するからです。例えば「明るい場所で撮影していてSS 1/1000s、ISO 100で撮っていて、次の撮影はやや暗めの場所だったのにSS 1/1000sのままシャッターを押し、意味もなくISOが上がってしまった」というような失敗がよく起こります。(あくまで私の場合です…。)
また、「SS」と「露出補正」の2つのパラメーターを僅かな時間で調整することが難しいと感じます。
私の設定(主に止まっている鳥の撮影)
絞り優先モード
F値:開放
ISO:auto、上限3200、場合により6400、SS低速限界1/250s

以下、設定のポイントです。
1.ISOはauto、250~3200 (または6400)
ISOはオートで、基準ISO(実質的な下限値)を250、上限を3200(場合によって6400)に設定しています。ISOの下限を100でなく250としているのは、「ISOを250未満にするくらいならSSを上げてくれ」という意味です。ISOの上限3200(または6400)は、jpegで撮影している私の許容限界です。もちろんRAWで撮って「DxO PureRAW」とか「Lightroom」でノイズ除去すればもう少し高ISOも許容できる可能性がありますが、面倒くさいのとファイルサイズが大きくなりすぎるのが我慢できなくて、私はjpeg撮影オンリーです。ちなみにノイズ除去には「Topaz DeNoise AI」というソフトを使用しています。ISO 6400程度なら、かなりきれいにノイズを除去してくれます。
2.シャッタースピードはISO上限下限とSS低速限界でコントロール
SS低速限界を1/250sとします。これは私が手ブレを起こしにくいSSです。この「SS低速限界」と「ISOの上限下限の設定(250-3200)」により、カメラの設定は次のような動きをします。
1.「ISO 250、ss1/250s」で撮れる環境(明るさ)を「基準」とします。
2.「基準」より明るい環境では、ISO 250をキープしたままSSが上がる。
3.「基準」より暗い環境では、まずSS 1/250sをキープしたままISOが上がる。
4.ISOが3200(上限)まで上がってもアンダーの場合に初めてSSが下がっていく。

この設定のメリットは、「設定を全く変更することなく、明るい場所でも暗い場所でも、ある程度適切な設定で撮ってくれる」ことです。(露出補正は必要です)
私のカメラではISOオートの詳細設定を3種類登録できるので、SSの低速限界を1/100s、1/250s、1/400sで登録し、十字ボタンで変更できるようにしています。通常はSS低速限界1/250s、動き続けている野鳥(エナガなどちょこまか動く野鳥や泳いでいる水鳥など)を狙うときは1/400s、暗い場所で撮る場合は1/100sでISO上限6400にすることが多いです。
以下は最近撮影した写真ですが、露出補正以外、設定変更は全く行わずに撮影しています。

この設定で撮れる環境を「基準」とする

「基準」よりも明るい状況だったため、SSが1/250s→1/320sに上がってくれた

「基準」より暗い状況、SSは低速限界の1/250s、ISOが2000まで上がっている

さらに暗い状況、ISOが上限の3200でもアンダーだったため、SSが1/160sまで下がっている

さらに暗い状況、SSはさらに低下し1/20sになってしまった
ISO上限を6400にしておくべきだったかもしれない
シャッタースピード優先を使用する時
飛んでいる野鳥を狙うときはSS優先モードを使用し、状況と被写体に応じたSSを設定しています。

コアジサシの撮影、SS優先モードでSS 1/2500sに設定、ISOはオートで1250まで上がっていた
以上、私のカメラ設定でした。
みなさんはどのような設定で野鳥を撮影しているでしょうか?設定で工夫していることがあれば、教えていただければ嬉しいです。
