Preserved Paris Memories
マッチ箱のポケット写真集の次は、小さなジャム瓶の写真集。
ポケット写真集のシリーズを考えたとき、まずはマッチ箱とジャム瓶で作ってみたいと思い、同時進行で制作していた。
小さなジャム瓶の中に、L版の8分の1サイズの小さな写真を入れている。
写真は昨年姉と二人でパリを訪れたときに撮影したもの。




マルシェで売られていた綺麗なチューリップ、治安が悪くてびくびくしながら買い物をしたオペラ座あたり、世界中の青の中でいちばん美しい青なのではないかと思うほど澄み切っていたヴェルサイユ宮殿の空、などなど。
そんな景色を少しずつ瓶の中に閉じ込めている。
毎日が新鮮で鮮やかで緊張もしたけれど、姉と二人で海外に行ったのははじめてで、すごく楽しかった。
この時間が過ぎてしまうのが寂しくて、時間を止めたくて、私はシャッターを押していたような気がする。
永遠はもちろんきっとないけれど、それでもどこかで永遠を感じていたかった。
あと、私は昔から「死」というものをひどく恐れている。
楽しい時間を過ごしていても、何十年後かにはみんな死んでしまうとか、祖母と会っても、「会えるのは今日が最後なのではないか?」と思ってしまう。
だからこそ、写真を少しでも多く残したい。悲しくなったとき、写真に救われたいし、きっと今も救われているのだと思う。
だから私は、私の目で見たパリの記憶を、この小さな瓶の中に閉じ込めた。
これで、この瓶の中の人や景色がプリザーブドフラワーのように色褪せず、枯れませんように。そんな願いを込めて。
これもマッチ箱のポケット写真集と同様に、どこかでみなさんにお届けできたら嬉しいです。またお知らせします。
普段の写真はInstagramに載せています。
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